プロフィール
Author:かず 広告
最新記事
カテゴリ
アクセスランキング
楽天お勧め
最新コメント
google+1
|
116回にも同様な出題がありました。
114回でのこの問題の正解率は低かったようです。 114D4 字を書き始めると手が震えて書きにくくなると訴える患者の書字時の写真を別に示す。患者の書いた文字は揺れて読みにくいが、書字以外の動作には支障がないという。 ![]() この患者と同じ病態が原因となるのはどれか。 a 片頭痛 b 眼瞼けいれん c 単純部分発作 d 周期性四肢麻痺 e Tourette症候群 解答:MOREへ スポンサーサイト スポンサーリンク 解答 正解 a 正答率:56% 【アプローチ】 ① 字を書き始めると手が震える→ 企図振戦?ジストニア?本態性振戦? ② 書字以外の動作に支障ない→職業性ジストニア 【画像診断】 手関節が屈曲し、指の過剰な屈曲を伴っている。母指と示指は強く押し付けられており、筋緊張の亢進が窺われる。典型的な全般屈曲型書痙の肢位である。 以上から、診断名は書痙で決まりだろう。 【選択肢考察】 A 片頭痛(×): 片頭痛の病態生理には、三叉神経血管系・脳幹の下行性制御系およびそれらに関連する神経ペプチド(セロトニンやCGRP)が重要な役割を果たしているとされる。 B 眼瞼けいれん(○): 眼瞼けいれんは局所性ジストニアの一つで、眼輪筋およびその周囲筋の両側性の過活動により持続性閉眼を呈するもの。 C 単純部分発作(×): 大脳皮質の一部の電気的興奮性が亢進して、一定の運動徴候(けいれん・麻痺)や感覚徴候を呈する。 まれなてんかんとして行為誘発発作があるが、これは特定の行為後にミオクローヌス発作や強直間代発作などを生じる発作である。 D 周期性四肢麻痺(×): 甲状腺機能亢進症等に伴う低カリウム性周期性四肢麻痺が有名である。代謝異常・電解質異常に伴う脱力発作である。 遺伝性の周期性四肢麻痺は、イオンチャネル遺伝子の異常に伴い、数時間~数日間の脱力発作を生じる。 E Tourette症候群(×): 小児期発症の精神神経症候群で、音声チックを伴い複数の運動チックが持続する。大脳基底核のドパミン神経系の発達障害が疑われている。
|
アクセス数
検索フォーム
知りたい疾患や用語に関連するブログ記事を探すのに使ってください
人気記事
本ブログ内でよく読まれている記事
カレンダー
月別アーカイブ(タブ)
各年のアーカイブ全体はLISTをクリック下さい。
LISTを閉じる際は、SELECTをクリック下さい。
リンク
医歯学などの勉強に有用なサイトを随時増やしていきます。
リンクサイトでアクセス出来ないものあれば、メールフォームで遠慮なく教えて下さい。
ブログランキングなど
ブロとも申請フォーム
メールフォーム
|