スポンサーリンク 高齢者の転倒リスクを高める薬剤:115医F32 - 医療関係資格試験マニア
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各種医療職の資格試験問題に挑戦しつつ、資格を目指す方々を励ますブログです。
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今回は、高齢者医療関係の問題。
polypharmacyに関係する基本的トピックでしょう。

elder-slip-and-fall.jpg
イメージ画像:www.fountaininjurylaw.com/ から


115F32
高齢者の転倒リスクを高める薬剤はどれか。2つ選べ。

a 降圧薬
b 骨粗鬆症治療薬
c 尿酸排泄促進薬
d ビタミンD製剤
e ベンゾジアゼピン系抗不安薬



解答:MOREへ


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解答

正解 a,e

正答率:99%


【選択肢考察】

a 降圧薬(○):
高齢者は、元来、血圧の変動が大きいため、降圧薬によって容易に起立性低血圧や過降圧をきたしやすく、脳循環不全によるめまいが転倒に直結する。

b 骨粗鬆症治療薬(×):
骨粗鬆症の治療にビスホスホネート製剤、カルシトニン製剤、活性型ビタミンD3 製剤、選択的エストロゲン受容体モジュレーター(SERM)などが用いられるが、その目的は骨折防止であり、転倒リスクを高めるものではないだろう。

c 尿酸排泄促進薬(×):
尿酸排泄促進薬(尿酸の再吸収を阻害)は痛風や高尿酸血症の治療に用いられ、肝障害の副作用が知られているが、転倒リスクを高めるものではない。

d ビタミンD 製剤(×):
適応として慢性腎不全、副甲状腺機能低下症、低カルシウム血症、骨粗鬆症の治療に用いられているが、骨折の防止に役立ち、転倒リスクを高めるものではない。

e ベンゾジアゼピン系抗不安薬(○):
高齢者、特に85 歳以上では長期連用による脂肪組織への蓄積作用によって日中の眠けやふらつきが生じ、転倒リスクを高める。一部の抗不安薬では筋弛緩作用も無視できない。ベンゾ系は、最近は高齢者における不眠に対しては注意喚起される傾向。

上記説明はm3comの解説から引用改編。

ということで、正解はae。


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