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クラブリ・インプラント 一般問題特集
![]() http://vividdental.com.au/crowns-bridges-and-implants/ 某予備校模試の改編です。 1) クラウンブリッジの機械的要件はどれか。1つ選べ。 a 適切なカントゥア b 適切な下部鼓形成隙 c 適切な頬下径のポンティク d アレルゲンを含まない材料の使用 e 支台歯形成面の被覆 2) 蝋型形成の浸漬法で正しいのはどれか。1つ選べ。 a 操作温度が低い。 b 内面にしわができやすい。 c 接触点の付与がしやすい。 d 機械的な咬合面が形成できる。 e 硬化収縮が大きい。 3) インプラント上部構造の固定様式でscrew固定式と 比較したセメント固定式の特徴はどれか。 2つ選べ。 a 形態付与に優れる。 b 技工操作が容易である。 c 咬合力の緩衝機構を付与できる。 d インプラント周囲組織への影響が少ない。 e 装着時に浮き上がりが生じにくい。 4) 陶材築盛時のコンデンスの目的はどれか。 2つ選べ。 a 強度の向上 b 透明度の向上 c 焼成温度の低下 d 表面のつや出し e 焼成時間の短縮 5) 歯間乳頭形態の回復に優れるポンティクはどれか。 1つ選べ。 a 偏側型 b 船底型 c 離底型 d リッジラップ型 e オベイト型 6) レジンセメントとの接着に有効な陶材焼付鋳造冠内面処理はどれか。 2つ選べ。 a フッ化水素酸塗布 b サンドプトスト処理 c メタルプライマー塗布 d ポリアクリル酸塗布 e シランカップリング剤塗布 解答:MOREへ スポンサーリンク クラウンブリッジの機械的要件はどれか。1つ選べ。 ×a 適切なカントゥアは歯周組織の保護につながる生物学的要件である。 ×b 適切な下部鼓形成隙は自浄性に関与する生物学的要件である。 ○c 適切な頬下径のポンティクは支台歯への加重負担を軽減するための機械的要件である。 ×d アレルゲンを含まない材料の使用は使用材料に関する材料的要件である。 ×e 支台歯形成面の被覆は、歯質、歯髄、歯周組織の保護につながる生物学的要件である。 正解 c 2) 蝋型形成の浸漬法で正しいのはどれか。1つ選べ。 ×a 浸漬法では溶解させたインレーワックスに歯型を浸すため、操作温度が高い。 ×b 内面にしわができやすいには、圧接法。 ×c 接触点の付与がしやすい。 ×d 機械的な咬合面が形成できるのは、ドロップオンテクニック。 ○e 硬化収縮が大きい。 正解 e ろう型形成(ワックスパターン形成):ろう型形成の種類 (Oral Studio) 盛り上げ法 溶融したインレーワックスを少量ずつ歯型上に盛り上げ、 歯冠形態を彫刻して、ろう型を完成させる方法。 ■特徴 ・盛り上げ法では硬化収縮による変形が大きい ・操作が容易 〈対策〉 少量のワックスを前のワックスの硬化を待って少しずつ追加する ⇒ろう型全体の温度上昇を抑えられるので、硬化収縮を小さくできる 浸漬法 ワックス溶解器で溶解させたインレーワックスに歯型を浸して引き揚げ、ワックスの薄層を付着させ、 操作を繰り返しワックスの層を厚くし、歯冠形態を彫刻してろう型を完成させる方法、ディッピング法ともいう。 ■特徴 ・歯頚部の薄層が破損しないよう粘性、靱性を与えたワックスを用いる ・操作は比較的簡単 ・内面はきれいに仕上がる ・ワックスの溶融温度と室温との差が大きいため、盛り上げ法、 圧接法に比べ硬化収縮が最も大きい(0.4~0.6%) 圧接法 インレーワックスを火炎にて50℃程度で均一に軟化し、 歯型に圧接、その後フィニッシュラインを越えている余剰部を除去し、 歯冠形態を彫刻してろう型を完成させる方法 ■特徴 ・寸法精度が良い:他の方法に比べワックスの軟化温度が低く、 圧接時に室温に達するまで手指で周囲から圧を加えているので、 ワックスの収縮変形が小さい(0~0.2%) ・操作が難しい ・ろう型内面にしわができやすい ドロップオンテクニック 全顎にわたる大型の補綴装置製作に用いられる方法 調節性咬合器に装着された模型を動かしながら機能的な咬合面形態を形成していく 最初に咬頭の位置と高さを決めワックスを円錐形に盛り上げることから ワックスコーンテクニックともよばれる ■特徴 咬合面関係、運動時のガイドをどのように与えるかによって、 E.V.Payneの方法とP.K.Thomasの方法の2種類の方法 3) インプラント上部構造の固定様式でscrew固定式と比較したセメント固定式の特徴はどれか。 2つ選べ。 ○a 形態付与に優れる。 ○b 技工操作が容易である。 ×c 咬合力の緩衝機構を付与できる。 ×d 余剰セメントにより、インプラント周囲組織への影響が起こりえる。 ×e 装着時に浮き上がりが生じにくい。 正解 a b 人工歯の固定方法 http://www.medento.com/imp060_ryoritsu.html 完成した人工歯=インプラント上部構造をインプラント=フィクスチャー、土台=アバットメントに固定するには、 通常の歯の被せ物を固定するときのようにセメントを用いる場合=セメントリテイン(図-右)と、 ネジ(スクリュー)で固定する方法=スクリューリテイン(図-左)があります。 ![]() セメントリテインはネジが外に出ないので、見た目も美しく、審美性の高い歯を作ることができます。 しかし、セメントリテインはインプラント上部構造=人工歯を撤去しなくてはならない時は、 それを破壊しなくてはなりません。仮留めセメントで留めるという方法もありますが、 取れてほしくないときに取れてしまったり、逆に取りたいときに簡単に取れなかったりと、 不便な点もあります。 特にインプラント上部構造が取れると、 患者さんはフィクスチャー=インプラントまで取れてしまったのかと びっくりされる方がいらっしゃいます。 したがって、セメントリテインはどちらかというと、 インプラント2~3本までの小規模なインプラント向けといえます。 大規模な修復をインプラントで行う場合は、スクリューリテインが適しています。 万が一、トラブルが起きたり、また定期検査を行う場合でも、 スクリューを緩めることでインプラント上部構造を取り外すことができ、 比較的簡単に調整や修理をすることができるためです。 このような利点のあるスクリューリテインですが、いいことづくめということでもありません。 スクリューが目立つところに出てしまうようでは見苦しく、 念願の大きな笑顔「ハリウッドスマイル」を得ることはできません。 このような場合には、サイドスクリューといって、 裏側からネジ留めする方法を用いることが稀にあります。 インプラント治療はどうしても手術的処置にばかり眼が向けられがちですが、 「ハリウッドスマイル」を得るには、上部構造の出来上がり具合が大きなカギを握っています。 新しい歯が装着されたとき、噛むという機能が完全に再建されたか、 口の中に不快感がないか、審美性が十分改善されたか、 さらには心理面で明るい変化が得られたか、 こうした点を観察しながら、調整を繰り返し、 身体になじんだものにしていくのに、上部構造装着後、平均で約1ヵ月程かかります。 こうしてインプラントは自分の身体の一部になっていきます。 ですが、これはインプラント=フィクスチャーの基本構造とは関係ないので修理が可能です。 なぜ割れやすいセラミックを使うのかというと、審美的に美しいということが第一の理由ですが、 セラミックは歯の垢(デンタルプラーク)が付着しないので、 インプラントが生物学的に長持ちするためでもあります。 4) 陶材築盛時のコンデンスの目的はどれか。 2つ選べ。 ○a 強度の向上 ○b 透明度の向上 ×c 焼成温度の低下 ×d 表面のつや出し;ゲレージング ×e 焼成時間の短縮 陶材築盛法(Oral Studio) 陶材粉末を所定の形態に築盛する方法。 【方法】 ・陶材粉末と蒸留水を細い筆やスパチュラを用いてガラス練板上で混和し、築盛する。 ・コンデンスを加え、振動により過剰の水分を表面に浮き上がらせ、 陶材粉末粒子を緊密に密着させ陶材を固めながら行う。 【コンデンス法の種類】 ・振動法:彫刻刀の柄のギザギザで軽い振動を与える。 ・ブラッシュ法:乾燥した陶材粉末をかけ、水を吸収してから、 この粉末を筆で払い落とす。 正解 ab 5) 歯間乳頭形態の回復に優れるポンティックはどれか。1つ選べ。 ×a 偏側型 ×b 船底型 ×c 離底型 ×d リッジラップ型 ○e オベイト型 正解 e ポンティック、ブリッジ:105A-108, 105D-29 参照 ポンティック基底面の分類 (Oral studio) 形態的特徴による分類 ![]() 図:ポンティック基底面形態の種類 (クラウンブリッジ補綴学 第4版より改変) A:偏側型、B:リッジラップ、C:有根型(オベイト型)、D:離底型、E:船底型、F:鞍状型、G:有床型 ■偏側型ポンティック ポンティック基底面の頬(唇)側縁を顎堤に接触させ、 舌側面に向かって三角形の空隙をつくりながら離れていく形態である。 装着感がやや劣る。 ■リッジラップ型ポンティック ポンティック基底面の頬(唇)側頂部に顎堤粘膜と線状に接触し、 さらに舌側に向かって歯槽頂部まで幅をもって接するため、 接触面はT字型を呈する。審美性と装着感に優れる。 ■オベイト型ポンティック(有根型ポンティック) 粘膜接触型ポンティックの1つであり、 これは凸面状の基底面が顎堤粘膜の陥凹部に入りこむため審美性に優れる。 顎堤粘膜に陥凹部を形成するための補綴前外科処置を必要とする。 基底面の清浄性をたもつよう十分注意する必要がある。 ■離底型ポンティック ポンティック基底面が顎堤粘膜から2~3mm以上離れることにより、 プラークの為害性が直接歯周組織に及ばないようにした形態である。 装着感と審美性の点で劣る。 ■船底型ポンティック ポンティック基底面が船底型あるいは楕円型で、 その頂部が顎堤粘膜と線状あるいは点状に接触する形態である。 ■鞍状型ポンティック ポンティック基底面が顎堤粘膜に鞍状に広く接し、審美性と装着感に優れた形態である。 しかし、清浄性を保てないため、使用は可撤性ブリッジ適応を前提に審美性の改善が期待できる。 ■有床型ポンティック ポンティック基底面が床形態を有し、顎堤粘膜を広く覆う形態である。 歯の喪失に伴って歯槽骨が大きく吸収した場合など、 可撤性ブリッジの適応を前提に審美性の改善が期待できる。 ■ポンティック基底面形態(顎堤粘膜との関係と適応部位)■
■上顎前歯部 ■上顎臼歯部 ■下顎前歯部 ■下顎臼歯部 ■固定性ブリッジによる補綴部位と適用されるポンティック基底面形態■
6) レジンセメントとの接着に有効な陶材焼付鋳造冠内面処理はどれか。2つ選べ。 ×!a フッ化水素酸塗布:禁忌肢 毒性が強く、口腔内使用は禁忌。 ○ b サンドプトスト処理 ○ c メタルプライマー塗布 × d ポリアクリル酸塗布 ポリアクリル酸はグラスアイオノマーセメントの液成分、グラスアイオノマーセメント修復の前処理剤として用いられる。 × e シランカップリング剤塗布 セラミックスやコンポジットレジンのフィラーに対する前処理の用いられる。 正解 bc
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