> 歯科矯正 特集1(改訂) - 医療関係資格試験マニア
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Author:かず
某総合病院で日々、臨床で忙しい医師カズです。
各種医療職の資格試験問題に挑戦しつつ、資格を目指す方々を励ますブログです。
内容は、国内の医師、歯科、薬剤師、看護師国試など、さらには米国医師資格試験(USMLE)、米国歯科医師資格試験(NBDE)あたりの問題にも挑戦する予定です。
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今回は、歯科矯正特集です。
いつものように、闘う!歯科国試からの抜粋
写真は厚生労働省HPからの転載です。

歯科矯正については、ロムニーハウスのブログにも簡単にまとめてありますので、参考に
http://blog.livedoor.jp/ipccnkfrull/archives/cat_783484.html

一応、可能な限り 関連する項目などを解説に加えました。
素人なので、お許しを。


105A-122 歯科矯正学
マルチブラケット装置による治療の目的と矯正用材料・装置との組合せで適切なのはどれか。
2つ選べ。

a 歯列のレベリング - ニッケルチタン合金丸型ワイヤー
b 犬歯の遠心移動 - 垂直ゴム
c 上顎切歯の口蓋側移動 - Ⅲ級ゴム
d 下顎臼歯の近心移動 - トランスパラタルアーチ
e 前歯へのトルク付与 - ステンレス鋼角型ワイヤー


解説

マルチブラケット装置について(Oral studioから)

マルチブラケット装置
http://hibari.kagoshima.jp/kyousei/

すべての歯にブラケットやチュ-ブを付け、アーチワイヤ―、コイル、ゴムなどの矯正力を
利用して歯を移動させる装置

【重要】
・ワイヤ-の強さ
・ブラケットの位置
・顎間ゴムの強さは重要

《利点》
・三次元的な歯の移動が可能
・正確な歯の移動治療期間の短縮
・多数歯を同時に移動できる
・第一大臼歯も移動できる
・歯列の拡大ができる

《欠点》
・乳歯列、混合歯列には使用できない
・作製及び作用が複雑で熟練を要する
・疼痛、違和感が大きい

【治療のステップ】
1:レベリング
ニッケルチタン合金線や丸型ステンレススティールワイヤーを使用し、歯列の平坦化を行う。

2:犬歯の遠心移動
前歯部の後退、叢生改善のために犬歯を遠心移動させる。
I 級ゴムやコイルスプリングが用いられる。

3:前歯部の後退
犬歯が遠心に移動したために空隙が得られる。
これを利用して犬歯、前歯の被蓋を適切にする。
角型ワイヤ―にループを付与したものを用いられることが多い。

4:咬合の緊密化
角型ワイヤーによるアイデアルアーチを使用。





解答 a e



105C-129 歯科矯正学
Tweed分析で用いるのはどれか。全て選べ。

a SN平面
b FH平面
c 下顎後縁平面
d 下顎下縁平面
e 下顎中切歯歯軸


解説

Tweedの抜歯基準 (Oral Studioから)

【概要】
Tweedは抜歯による矯正治療を行う際の目安として、Tweedの三角の概念を提唱している。

【詳細】
Tweedは抜歯による矯正歯科治療の目標として、以下の項目を挙げている。

(1) 顔面線の最良の均衡と調和
(2) 治療後の咬合の安定
(3) 健康な口腔組織
(4) 能率的な咀嚼機構

また、治験例の検討から、治療後に歯列咬合の安定が得られる条件として
下顎中切歯長軸傾斜がフランクフルト平面(FH平面)に対して約65°であることをつかみ、

これをもとにTweedの三角の概念を提唱した。

Tweedの三角は

FH平面
下顎下縁平面
下顎中切歯歯軸の延長線によって形作られる三角形で、

・FMA(下顎下縁平面角):25°
・FMIA(FH平面に対する下顎中切歯歯軸):65°
・IMPA(下顎下縁平面に対する下顎中切歯歯軸角):90°
となる場合に、歯列咬合が安定するとしている。

Tweed△ 
http://www.oralstudio.net/stepup/jisho/sakuin/E38384/04622_01.php

抜歯の判定に当たっては、まずFMIAをできるだけこの理想値65°に近づけるには
下顎前歯の移動をどれだけ行えばよいかを算出する。
これがヘッドプレートコレクションと呼ばれる値で、
頭部X線規格写真上で下顎中切歯の根尖を通ってFMIAが65°になるような直線を引き、
切縁部の変化量を計測し、これを2倍する。
この値と模型上から得たアーチレングスディスクレパンシーとの総和をトータルアーチレングスディスクレパンシーという。
通常、下顎の第一小臼歯の歯冠幅径との差を求め、下顎歯列における抜歯の必要性を検討する。
Tweedはトータルディスクレパンシーが4mm以下である場合を非抜歯症例に、それ以上を抜歯症例とした。



解答 b d e



104A-126 歯科矯正学
成人の不正咬合に対する治療計画を立案するために必要なのはどれか。 すべて選べ。

a 口腔模型
b 顔面写真
c セファログラム
d 手のエックス線写真
e パノラマエックス線写真



解答 a b c e



105A-94 歯科矯正学

軟骨性成長の促進と歯列の側方拡大とができるのはどれか。 1つ選べ。

a 咬合斜面板
b Fränkel 装置
c 舌側弧線装置
d 急速拡大装置
e マルチブラケット装置 


解説

矯正装置全般の簡単な説明、写真: http://www.b-and-a-kyousei.com/pg170.html


a 咬合斜面板 (Oral Studioから)

【概要】
機能的矯正装置の一種。
下顎の劣成長に対して成長促進にはたらく。

【詳細】
・基本構成
(1) 斜面板付きのレジン床
(2) クラスプ
(3) 唇側線
斜面板は、レジン床の上顎前歯の舌側に有、下顎を閉じる際に
下顎前歯の切端が近心に滑走するような斜面になっている。

・特徴
装置を上顎に装着し咬み込む

下顎切歯は斜面に当たりそのまま下顎ごと斜面に沿って前方に滑走

下顎切歯が斜面最前部で床と咬み合う

小臼歯、大臼歯部は咬合せずにわずかに開咬状態

この状況が習慣化すると…
・下顎の前方位が定着
・上下顎臼歯が挺出しオーバージェット、オーバーバイトは減少
・下顎前歯歯、斜面板にあたりごくわずかに圧下および唇側傾斜

・適応
(1) 下顎遠心咬合でオーバージェット、オーバーバイトの改善を要する症例
(2) 上下顎歯列弓の形態や、個々の歯の排列が比較的よい症例
(3) 下顎歯列弓を近心に移動させたとき、良好な咬頭嵌合が得られる症例

咬合斜面板による歯列の変化の矢状断面図
kougou samennbann
参考:http://www.sendadc.com/2009/05/post_468.html


b Fränkel 装置 
http://www.harvard-dentist.com/script_jp/artical.php?tid=3&pid=131&aid=175 から)

フランケル機能性矯正装置(Frankel Functional appliance)(図24)は40年前東ドイツで広がりました。
下顎骨の成長の環境を作り出し、発育不全の下顎骨を前方へ成長するよう刺激します。
このタイプの矯正装置は発育途中のこどもに相当な効果がある。

図24
zu 24 b
図24



この装置は比較的大きいですが、口の中にぴったり貼り付ける設計なので、
患者さんは慣れれば気になりません。(図26)

zu 26 
zu 26B 
図 26


c 舌側弧線装置(Oral Studioから)

【概要】
・歯冠部に舌側弧線装置から唇側への力が加わる
・補助弾線による弱く持続的な矯正力により、
舌側転位している側切歯を唇側に傾斜移動する事ができる

【詳細】
上顎左右第一大臼歯を固定源にする。
また、種々の付加物を鑞着したり、デザインを多少変えたりして
さまざまな用途に用いることが可能であり、優れた拡張性を有する装置である。
舌側弧線装置による歯の移動様式は傾斜移動であり、生物学的に穏やかな矯正力を発揮し、
患者の苦痛が少ない。舌側弧線装置は、舌に装着し粘膜に沿っているので、
外見的にあまり目立たないので、患者に不快感を与えない。
口腔清掃も容易である。
また、種々の付加物を鑞着したり、デザインを多少変えたりして様々な用途に用いることが可能であり、
すぐれた拡張性を有する装置である。
乳歯列期から永久歯列期にまで使用できるが、混合歯列期に使用されることがもっとも多い。


■適応症
(1) 不正な位置にある個々の歯の位置の改善:
  補助弾線で1 - 2歯の唇側・頬側移動、近遠心移動を行う。
(2) 軽度な歯性の前歯部反対咬合(補助弾線を使用)。
(3) 保隙装置として:後継永久歯のためのスペースの確保、
  とくにリーウェイスペースの確保によい。
(4) 保定装置として用いる。
(5) 顎間固定における固定源として用いる。
(6) 加強固定として:マルチブラケット装置や顎間固定装置と併用し
  第一大臼歯の近心移動を防止する。
(7) 萌出中の歯の咬合誘導(補助断線を用いて)
(8) Nanceのホールディングアーチとして:
  上顎のリーウェイスペースの確保に、上顎前方牽引装置使用時などに用いる。
(9) 緩徐拡大装置として:Coffinの拡大装置やクワドヘリック装置として狭窄した歯列に用いる。
(10) オクルーザルガイドプレーンとして:下顎遠心咬合の治療に用いる。
(11) 舌癖除去装置として:開咬の治療に応用。

リンガルアーチ# 
http://www.b-and-a-kyousei.com/pg170.html

内側に装着する固定式の装置です。
前歯の反対噛みをなおしたり、他の装置の補助装置として使用します。
固定式ではありますが、来院時には外すことができます。
お家で取り外すことはできません。


d 急速拡大装置 http://www.kyousei-shika.net/kyousei_html/care/souchi-18.htm から)

上顎の歯列の横幅(歯列弓)を横に広げる、固定式拡大装置。
装置を支えるため、
金属製のバンドと太いワイヤー、
歯列弓を押し広げる力を調節する拡大ネジから構成されています。

金属製のバンドが歯にしっかり固定されるので、自分で取り外すことはできず、外からはあまり目立ちません。
急速拡大装置の中央にある拡大ネジを調整することで、
900g程度からキロ(Kg)単位の強い力で歯列を押し広げるため、
歯の移動速度は通常のワイヤーとブラケットを使用するマルチブラケット法よりも非常に早いです。
急速拡大装置で矯正期間は1~3か月程度と短期間。

適応症と年齢

上顎は、もともと左右2つに別れており、上顎正面にある「正中口蓋縫合」と呼ばれる、
上顎正面のつなぎ目によってつながっています。
このつなぎ目を、急速拡大装置によって広げることで顎の幅を広げることができます。

上顎が狭いことによる臼歯の交叉咬合の治療に使われますが、それ以外でも、
上顎の横幅の拡大が必要な場合に使用されます。
使用できる年齢は、左右の顎のつなぎ目の正中口蓋縫合が自然に開くことができる年齢を考えると、
急速拡大装置の効果が期待できる年齢は、思春期くらいまでといわれています
このため、、症例よって、小児矯正では、
永久歯に生えそろう前(混合歯列期)に急速拡大装置で顎の幅を広げて歯を動かす隙間をつくり、
永久歯がすべて生えそろったあとに、マルチブラケット装置で歯列を矯正する治療方法がよく行われています。

急速拡大装置





解答 b


105C-122 歯科矯正学
加強固定に使用される装置はどれか。2つ選べ。

a ヘッドギア
b 咬合斜面板
c チンキャップ
d トゥースポジショナー
e Nance のホールディングアーチ



解答 a e

解説

Oral Studio; http://www.oralstudio.net/stepup/jisho/sakuin/E382B3/10163_01.php から

固定・固定源の分類は以下のケースに分けられる。

(1)固定源の部位による分類
(2)固定の性質による分類
(3)抜歯症例における抜歯空隙利用のための固定の分類

以下に、各々について解説する。

(1)固定源の部位による分類

(1)顎内固定
固定源と移動歯が同じ顎内にある。
例)舌側弧線装置、床装置、マルチブラケット装置、セクショナルアーチ(ブラケットを部分的に入れている)

(2)顎間固定
移動される歯や顎に対して固定源が対顎にある。
例) II 級エラスティックゴム、 III 級エラスティックゴム、垂直エラスティックゴム、交叉ゴム

(3)顎外固定
固定源が口腔外にある
例) ヘッドギア、オトガイ帽装置、上顎前方牽引装置

(2) 固定の性質による分類

(1)単純固定
固定歯が傾斜移動するときの抵抗力を利用

(2)不動固定
固定歯が歯体移動するときの抵抗力を利用

(3)相反固定
1歯または歯群の抵抗が、相対するときの1歯または歯群の移動に利用される場合、
歯を固定源として歯を移動する場合は、多かれ少なかれ相反固定になっていることが多い。
すなわち引っ張り合い、押し合うわけである。
例)拡大ネジによる歯列弓の側方拡大、ループによる正中離開の治療、顎間ゴム

(4)加強固定
固定の喪失をできるだけ防ぐことを目的として固定を強化、保護するのが加強固定である。
例)固定歯を多くする
口蓋や歯槽部に固定を求める(例えばホールディングアーチ)
筋の機能力を利用する(例えばリップバンパー)
顎外固定を使う(例えばヘッドギア)

(5)準備固定
マルチブラケット装置にエッジワイズ法においてTweedによって提唱された固定の強化の方法である。
この考え方は、固定を強化する手段として一般的に用いることが出来る有用なものである
 Tweedによる方法では上顎前突のアングル II 級1類の治療を行う際に
II 級ゴムを使用する前の前準備として下顎のワイヤーの屈曲と III 級ゴムを用いて、
下顎の側方歯を遠心に傾斜させておく。
こうすればその後に II 級ゴムを使用する際に歯列の固定が喪失するのを防ぐことができる。


(3)抜歯症例における抜歯空隙利用のための固定の分類

(1)最大の固定maximum anchorage
臼歯の近心移動量を抜歯空隙の1/4以上は許されない場合、
強力な顎外固定、加強固定、準備固定を用いる必要がある。

(2)中等度の固定moderate anchorage
臼歯の近心移動量を抜歯空隙の1/4- 1/2は許せる場合

3)最小の固定minimum anchorage
臼歯の近心移動量を抜歯空隙の1/2以上許される症例


また、正常な被蓋関係や咬合関係のために抜歯する部位も考慮する必要がある。
例えば上下の顎関係が I 級関係でtooth sizeが通常の場合、
上下の第一小臼歯を抜歯すると、
固定を十分に考慮して治療を行うと移動後の第一大臼歯は I 級関係のままである。
しかしもともとの臼歯関係が II 級関係の場合、上顎の第一大臼歯は近心移動させたくないので、
下顎は第二小臼歯を抜歯し、上顎は第一小臼歯を抜歯することがある。





104A-113 歯科矯正学
顎間ゴムについて正しいのはどれか。 すべて選べ。

a 患者が交換する。
b 対顎が固定源となる。
c 歯に梃出力が加わる。
d 断続的強制力を発揮する。
e アクチバートルと併用する。


解答 a b c


105A-78 歯科矯正学
18歳の男子。エックス線写真( 別冊No.8A,B,C¬)を別に示す。
診断名はどれか。 1つ選べ。

105A78 8A 8A
105A78 8B 8B
105A78 8C 8C

a 大理石骨病
b Crouzon症候群
c 鎖骨頭蓋骨異形成症
d McCune-Albright症候群
e 口腔顔面短趾症



解答 c


補足


大理石骨病、Albers-Schönberg病 
(marble bones; marble bone disease; osteopetrosis)

破骨細胞の機能不全
骨吸収障害に基づくびまん性骨硬化性病変の総称である。
骨格系が対称的に硬化し,骨端部が棍棒状に肥厚するまれな疾患で,病的骨折を起しやすい。

異質性の高い疾患であり、
予後不良な常染色体劣性乳児型(乳児悪性型)と
軽症の常染色体優性成人型(遅発型)が主要な病型であるが、
中間型や、尿細管性アシドーシスを伴うCarbonic anhydrase II 欠損症、
免疫異常を伴うOL-EDA-IDと呼ばれる病型も存在する。
乳児悪性型は骨髄機能不全、肝脾腫、進行性難聴や視力障害等の症状を呈し、
治療が行われなければ致死的である。
成人型(遅発型)では骨折や骨髄炎などを起こす。
近年、複数の責任遺伝子があいついで同定されたが、
これらの遺伝子は破骨細胞の形成や機能に関与する。
病型により、病態や臨床症状、予後、治療が異なるため、遺伝子診断を含めた病型診断が重要である。

Osteopetrosis-Image.jpg
http://meddic.jp/osteopetrosis より


McCune-Albright症候群 (Oral Studioから)

【概要】
Albright症候群ともいわれる

Trias

(1)思春期早発症
(2)cafe-au-lait(カフェオレ)色素斑
(3)骨の繊維性骨異形成(fibrous dysplasia)


【詳細】
必ずしも上記(1) - (3)の全てを示している必要はなく、また3徴候以外にも、
甲状腺機能亢進症、Cushing症候群、下垂体性巨人症、
副甲状腺機能亢進症、低リン血性くる病などの多彩な内分泌機能異常の合併が報告されている。
早期に思春期早発症を呈することが特徴である。

■原因
体細胞突然変異、GNASI遺伝子の点変異

■好発
女性に多い(女性が男性の2-3倍)

■症状
・多骨性の線維性骨異形成症(長管骨、頭蓋骨でX線写真のスリガラス像が見られる)
・色素沈着→皮膚、粘膜のカフェオレ斑(褐色の皮膚色素斑)
・女子のみ性的早熟(内分泌障害)
・甲状腺機能亢進

■組織
多骨性の線維性(骨)異形成症:線維性組織と細い梁状の線維骨

■治療
暴流無骨削除術

cafe au 
カフェオレ斑

gibrous dysplasia histology 
fibrous dysplasia histology


口腔顔面指趾症候群 oro-facial-digital (OFD) syndrome

口腔内奇形, 特異顔貌, 指趾変形奇形を主徴とする先天奇形症候群。
1954年にPapillon-Leage and Psaumeが報告したのが最初とされている
.本邦においては,1965年に丹下が最初に報告しており, 以後現在まで数10例の報告。.
OFD症候群は, 臨床像と遺伝的背景から1型とII型の分類が現在でも用いられている。

ofd kao 
http://becomerich.lab.u-ryukyu.ac.jp/UR-DBMS/SyndromeDetail.php?recid=3531&winid=1

正中口唇裂, 鼻翼フレアの喪失, 前頭突出, 両眼隔離, 鼻翼軟骨低形成,
口角下垂, 耳介の粟粒腫, 非対称性の皮膚性合指症, 短い中手骨,
指骨奇形, 片側性の軸前性多指症, 脳梁欠損, 大脳萎縮,
分葉舌, 不整な口蓋裂, 二分された上顎 (著作権 Oxford University Press)

参考文献:
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjoms1967/41/6/41_6_526/_pdf




105C-109 歯科矯正学
大臼歯にバンドを装着するのはどれか。全て選べ。

a ヘッドギア
b アクチバトール
c リンガルアーチ
d クワドヘリックス
e トゥースポジショナー


解説

基本で申し訳ないですが、医家にも分かりするべく、確認。


歯の構造と種類

成人の歯の数は、通常28本。一般的に「親知らず」と呼ばれる第3大臼歯を含めると32本。

これらの歯は、「切歯」「犬歯」「臼歯」の3種類に分類され、
歯肉の上に見える部分を「歯冠」、歯肉に隠れている部分を「歯根」と言います。

歯は、「エナメル質」「象牙質」「セメント質」から成り立ち、エナメル質は身体の中で最も硬い組織です。

また、歯の中心部には、神経や血管が入り込んだ「歯髄」という大切な組織があります。
kouzou_meishou.gif 
http://www.fukuda-shika.com/kanjya/?p=8



素人なので、それぞれの装置を絵で確認します。

a ヘッドギア

ヘッドギア 
http://www.accueil.ne.jp/html/medical/variation-other1.htm

矯正装置が大臼歯にかかっていますので、 ○


b アクチバトール

http://www.oralstudio.net/stepup/jisho/sakuin/E382A2/00861_07.php


akuchibato-ru.jpg 


大臼歯には、かかっていないので ×


c リンガルアーチ

リンガルアーチ% 
http://www.hotei.or.jp/chiryo/souchi/kotei.html

大臼歯に矯正バンドがかかってます  ○


d クワドヘリックス

クワドヘリクス 
http://blog.livedoor.jp/draht/archives/cat_60240707.html

これも、大臼歯にかっかてますね  


e トゥースポジショナー

tooth positionar 
http://blog.livedoor.jp/tabbycat/archives/50418965.html

ボクシングのマウスピースみたいですね。
大臼歯にのみに矯正をかける装置ではありません。これは、 ×

ということで、

正解は a c d



歯学部の学生さんは、ここに示していない各装置の適応やcomplicationについて、

まとめておいてくだい。



105A-72 歯科矯正学
負のアーチレングスディスクレパンシーの改善に有効な処置はどれか。2つ選べ。

a 過剰歯の抜去
b 切歯の唇側移動
c 歯列の側方拡大
d 正中離開の閉鎖
e 第一大臼歯の近心移動




解答 b c



103C-99 歯科矯正学
矯正治療後の再発防止に有効なのはどれか。 すべて選べ。

a 長期保定
b 咬合調整
c セプトトミー
d 口腔習癖の除去
e オーバーコレクション


解答 a b c d e

補足

歯科矯正後の再発防止策 
http://www.kyoritsu-biyo-shika.com/esthetic_08.html

(1)オーバーコレクション

矯正治療後の後戻りを予想して、適正な位置をやや越えた位置に歯や顎骨を移動しておくことがあります。

(2)筋機能療法

口唇の力が弱い場合や舌癖がある場合など、口腔周囲筋の不調和が口腔内圧と
口腔外圧との不均衡をもたらし再発を招くため、保定前あるいは保定装置終了前に
筋機能訓練や不良習癖の除去を目的に行います。

(3)咬合調整

隣接面部の削合により上下の歯の大きさの調和を図ったり、早期接触部の削合を行い、
緊密な咬合を得るために咬合調整を行うことがあります。

(4)長期保定


移動距離が大きかった場合や治療後も成長が残っている症例では、
長期間の保定を行うとことがあります。

(5)永久保定

長期の保定を行っても再発が予想される場合、
歯周病などで歯列の安定が図れない場合など、被せ物を用いて保定を行うことがあります。
その際、個々の歯の歯周組織に対して、咬合力の分散が均等に行われるようすることが重要となります。



103A-97 歯科矯正学
器具の写真(別冊No.4)を別に示す。
ダイレクトボンディング法によるブラケット装着の際に用いるのはどれか。
1つ選べ。

103A97 no4


a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ



解答 a


参照サイト: http://opera-co.jp/pg91.html



105A-61 歯科矯正学
矯正装置について正しい組合せはどれか。 1つ選べ。

a ヘッドギア - 持続的な力 - 顎外固定
b チンキャップ - 間歇的な力 - 顎内固定
c 急速拡大装置 - 断続的な力 - 顎間固定
d リンガルアーチ - 持続的な力 - 顎内固定
e 上顎前方牽引装置 - 間歇的な力 - 顎間固定




解答 d



103A-83 歯科矯正学

顔面の縫合と主な成長方向との組合せで正しいのはどれか。 2つ選べ。

a 前頭頬骨縫合 ― 前 後
b 前頭鼻骨縫合 ― 前 後
c 鼻骨上顎縫合 ― 垂 直
d 正中口蓋縫合 ― 側 方
e 側頭頬骨縫合 ― 前 後




解答 d e



103B-46 歯科矯正学
8歳の男児。歯並びが悪いことを主訴として来院した。
初診時の咬頭嵌合位と早期接触位の口腔内写真(別冊No.44)を別に示す。
セファロ分析の結果を図に示す。
まず行う処置はどれか。 2つ選べ。

103B46 no44

a 上顎左側中切歯の唇側移動
b 下顎切歯の舌側移動
c 暫間的咬合挙上
d 上顎骨の成長促進
e 下顎骨の成長抑制



解答 a c


103B-44 歯科矯正学
11歳の女児。上顎前突を主訴として来院した。
初診時の顔面写真(別冊No.42A)と
装置製作用口腔模型の写真(別冊No.42B、C)とを別に示す。
治療効果で期待されるのはどれか。 2つ選べ。

103B44.png 

a 顔面角の増加
b SNP角の減少
c ANB角の増加
d 上顎突出度の減少
e FH平面に対する上顎中切歯歯軸傾斜角の増加



解答 a d



105C-68 歯科矯正学
混合歯列期の前歯部反対咬合の患者に舌側弧線装置で治療を行うこととした。
治療によって増加するのはどれか。2つ選べ。

a 上顎歯列弓長径
b オーバーバイト
c オーバージェット
d アンテリアレイシオ
e 上顎歯槽基底弓長径




解答 a c




103B-33 歯科矯正学
9歳の男児。上顎切歯の前突を主訴として来院した。
初診時の口腔内写真(別冊No.31A)と装置装着時の写真(別冊No.31B)とを別に示す。
セファロ分析の結果を図に示す。
誘導面の形成部位で適切なのはどれか。 2つ選べ。

103B-33 セファロ 




103B-33 31A 
103B-33 31B


a 臼歯の咬合面相当部
b 上顎切歯の舌側面相当部
c 下顎切歯の舌側面相当部
d 上顎第一大臼歯の遠心面相当部
e 下顎第一大臼歯の近心面相当部




解答 a b


103A-46 歯科矯正学
下顎の小臼歯抜去によるマルチブラケット治療を計画した。
初診時の口腔模型の写真(別冊No.2A)と片側の歯を排列した
診断用予後模型の写真(別冊No.2B)とを別に示す。
矢印の空隙から判定するのはどれか。1つ選べ。



103A-46 2A 

103A-16 2B 


a 固定の大きさ
b 矯正力の大きさ
c 矯正力の作用様式
d 動的治療期間
e 保定期間



解答 a



103B-13 歯科矯正学
11歳の男児。他院で咬み合わせが深いことを指摘され来院した。
第一大臼歯の咬合関係は左右側ともにAngleII(ローマ数字の2)級で、
アーチレングスディスクレパンシーは上顎-8mm、下顎-1mmである。
初診時の顔面写真(別冊No.12A)と口腔内写真(別冊No.12B)とを別に示す。
セファロ分析の結果を図に示す。

103B-13 セファロ


103B13 12A 
No. 12A

103B13 12B

適切な矯正装置はどれか。 2つ選べ。

a タングクリブ
b アクチバトール
c リンガルアーチ
d ハイプルヘッドギア
e サービカルプルヘッドギア




解答 c e



105C-43 歯科矯正学
アデノイド顔貌と下顎後退とを伴う患者で小さい値を示すのはどれか。 2つ選べ。

a FMA
b 顔面角
c Y 軸角
d SNB 角
e 前顔面高


解答 b d

補足 (Oral Studioから)

Northwestern法

Northwestern大学で発表された分析法で、Downs法と並び広く用いられている。
Downs法と同じく、骨格性分析項目と歯性分析項目の2つに大別して顎顔面の形態的特徴を数量化したが、
セフォログラムではフランクフルト平面の同定が困難な場合があるため、分析の基準にSN平面を用いた。

A.骨格型

(1) 上顎突出度:
オトガイ部に対する上顎歯槽基底部の前後的位置を評価
Downs法と同じ計測項目。

(2) SNA角 SNA angle:
頭蓋底に対する上顎歯槽基底部の前後的位置を評価
SN平面と直線NAとのなす角度
上顎歯槽基底部は、この角度が大きい場合に前方位を、小さい場合に後方位を示す。

(3) SNB角 SNB angle:
頭蓋底に対する下顎歯槽基底部の前後的位置を評価
SN平面と直線NBとのなす角度
下顎歯槽基底部は、この角度が大きい場合に前方位を、小さい場合に後方位を示す。

(4) ANB角 ANB angle:
上下歯槽基底部の前後的位置関係を評価
直線ANと直線NBとのなす角度、SNA角からSNB角を引いた値

(5) SN平面に対する下顎下縁平面角 SN plane to manibular plane angle
下顎下縁の傾斜度を評価
下顎下縁平面とSN平面とのなす角度

矯正 NW法 

Northwestern法の計測項目・骨格型(歯科矯正学 第5版より改変)

B.咬合型

(1) SN平面に対する上顎中切歯歯軸角 U1 to SN plane angle:
頭蓋底に対する上顎中切歯の傾斜度を評価
上顎中切歯歯軸とSN平面とのなす角度

(2) 下顎下縁平面に対する下顎中切歯歯軸角:
Downs法と同じ計測項目
下顎骨体に対する下顎中切歯の傾斜度を評価
下顎中切歯歯軸と下顎下縁平面とのなす角度

(3) 咬合平面に対する下顎中切歯歯軸角:
Downs法と同じ計測項目
咬合平面に対する下顎中切歯の傾斜度を評価
下顎中切歯歯軸と咬合平面とのなす角度(余角)

(4)上下顎中切歯歯軸角:
Downs法と同じ計測項目
上下顎中切歯歯軸の関係を評価
上下顎中切歯歯軸が交叉する角度

(5) 顔面平面に対する上顎中切歯切縁の位置関係:
上顎中切歯の突出度を評価
上顎中切歯の切縁から顔面平面までの垂直距離(mm)

NW.jpg 

Northwestern法の計測項目・咬合型(歯科矯正学 第5版より改変)

Tweedの三角

フランクフルト平面、下顎下縁平面、および下顎中切歯歯軸からなる三角形

(1) FMA Frankfort mandibular angle:
上顔面に対する下顎下縁の傾斜度を評価
下顎下縁平面とフランクフルト平面とのなす角度

(2) SNP角 SNP angle:
頭蓋底に対するオトガイの位置を評価
直線SNと直線NPogとのなす角度
顔面平面とSN平面のなす角度

(3) 下顎角 gonial abgle:
下顎角の離開度を評価
下顎下縁平面と下顎後縁平面とのなす角度

(4) 下顎後縁平面角remus to FH plane angle:
下顎後縁平面とフランクすると平面のなく角度(余角)

(5) N-S-Ba(頭蓋底角):
直線NSと直線SBaとのなす角度

(6) フランクフルト平面に対する上顎中切歯歯軸角U1 to FH plane angle:
上顎面に対する上顎中切歯の傾斜度を評価
上顎中切歯歯軸とフランクフルト平面とのなす角度。

Tweed sannkaku 


        Tweedの三角 (歯科矯正学 第5版より改変)


なんだか難しすぎ。
歯科矯正は、医師の私には少し勉強したぐらいでは
歯が立ちそうもないです。



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2015/04/29 06:00 歯科矯正 TB(-) CM(0)
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