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嚥下特集 1:基礎、検査 (105-108回歯科国試から)

歯科国試では、107回以降に急に増加している分野のようです。
これからも、老人歯科とともに増加するのでしょう。

swallowing.png 
http://arockystrokerecovery.com/2014/11/15/affected-by-dysphagia-like-me-important-new-research-stroke/


一部の問題は既出。

摂食・嚥下機能、検査

を参照のこと


嚥下基礎、機能

1)107A-127
嚥下中枢があるのはどれか。 1 つ選べ。

a  間 脳
b  中 脳
c  小 脳
d  延 髄
e  脊 髄



2)107A-6
嚥下と強く関連する唾液の作用はどれか。 1つ選べ。

a  緩衝作用
b  円滑作用
c  洗浄作用
d  再石灰化作用
e  水分平衡作用



嚥下機能検査

3)108A-74 
不顕性誤嚥が検出できる検査はどれか。1 つ選べ。

a フードテスト
b 嚥下造影検査
c パラトグラム検査
d 改訂水飲みテスト
e 反復唾液嚥下テスト



4)107A-81
嚥下の異常を検出するのはどれか。 2 つ選べ。

a  VE 検査
b  VF 検査
c  ソナグラフ
d  咬合力検査
e  機能的ワックスバイト法



5)105A-49
嚥下機能を評価するのはどれか。2つ選べ。

a  RSST
b  水飲み検査
c  KKYテスト
d  Dreizen試験
e  PABA 排泄試験



6)107C-90
検査項目と検査法との組合せで正しいのはどれか。 2 つ選べ。

a  味 覚 ――――― Saxon テスト
b  舌運動 ――――― ガム試験
c  咀嚼機能 ―――― チューイン法
d  構音機能 ―――― パラトグラム検査
e  下顎運動 ―――― ゴシックアーチ描記法



解答:MOREへ

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解答


1)107A-127
嚥下中枢があるのはどれか。 1 つ選べ。

a  間 脳
b  中 脳
c  小 脳
d  延 髄
e  脊 髄

解答 d


・嚥下反射の調節に関与する神経機構  
http://www.swallow-web.com/n-engeriha/exam_answer2005.html から)

問題も載っていて役に立ちそうなサイトです。



口腔・咽頭に入った食塊は感覚神経(求心性神経)を経て延髄にある嚥下中枢に刺激が伝わり、
延髄からの嚥下運動を起こさせる指令がでて嚥下各器官が動きいわゆる「ゴックン」という運動が起こる。

これを一般的に反射性嚥下というが、
この反射性嚥下に対して上位中枢の大脳皮質は促進系に働き網様体は促進したり抑制したりしている。

嚥下反射の調節に関与する神経機構

shinkeikiko.gif


 


★球麻痺:
延髄の嚥下中枢が障害を受けた時に起こるもので
延髄の感覚入力の理解も出力としての運動も起こせないために
「ごっくん」すら起こらないという状態である。

★仮性球麻痺:
延髄の嚥下中枢より上位の神経が障害を受けた状態である。
嚥下反射は残存しているので「ごっくん」は起こるが、
大脳皮質からの促進経路が働かないためにタイミングのよいゴックンが起こりにくい状態である。
また仮性球麻痺には失行・失認・失語などの脳高次機能障害や
パーキンソン症状などの神経学的異常が伴いやすい

これが嚥下障害の改善に大きく障害となることもある。


2)107A-6
嚥下と強く関連する唾液の作用はどれか。 1つ選べ。

a  緩衝作用
b  円滑作用
c  洗浄作用
d  再石灰化作用
e  水分平衡作用

解答 b


唾液の機能 
http://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth/h-01-001.html


1. 咀嚼・嚥下の補助作用
唾液中のムチンなどにより唾液には強い粘性があり、
食物を湿らし、食物を塊にしやすくして咀嚼と嚥下をしやすくする効果があります。

2. 溶媒作用
唾液は、食物中の味物質が唾液中に溶けて味蕾の受容体(レセプター)と反応するのを助けます。

3. 洗浄作用
食物中の繊維物質を咬むことで、口腔内は機械的に清掃されます(自浄)。

4. 化学的消化作用
唾液中のα―アミラーゼがデンプンを麦芽糖に分解します。

5. 歯や粘膜の保護作用
歯の表面はペリクルと呼ばれる唾液タンパクに覆われており、磨耗したり脱灰することから守られます。
口腔粘膜も唾液タンパクに覆われることにより、感染や機械的な損傷から守られています。

6. 緩衝作用
唾液中の炭酸・重炭酸・リン酸などは、急激な酸性やアルカリ性に変化しないよう中和し、
歯垢のpHが酸性に傾き脱灰するのを抑えます。

7. 抗菌作用
唾液中には、細菌の活動を抑える様々な物質
(リゾチーム、ペルオキシダーゼ、免疫グロブリン、ラクトフェリンなど)が含まれます。

8. 歯の再石灰化作用
唾液中のカルシウムイオン、リン酸イオン、フッ素イオンは、
脱灰された歯質の再石灰化を促進します。

9. 発がん性 ・変異原生抑制作用

唾液中にはベンゾピレンなどの発がん性・変異原生を抑制する作用があります。



3)108A-74 
不顕性誤嚥が検出できる検査はどれか。1 つ選べ。

a  フードテスト
b  嚥下造影検査
c  パラトグラム検査
d  改訂水飲みテスト
e  反復唾液嚥下テスト

解答 b

ade;嚥下のスクリーニング検査

パラトグラム: 発語機能の検査

正解には嚥下機能を画像で動的に解析する嚥下造影検査でなんとか、
不顕性誤嚥が確認される。


4)107A-81

嚥下の異常を検出するのはどれか。 2 つ選べ。

a  VE 検査
b  VF 検査

c  ソナグラフ
d  咬合力検査
e  機能的ワックスバイト法

解答 ab


5)105A-49
嚥下機能を評価するのはどれか。2つ選べ。

a  RSST 反復唾液飲みテストのこと
b  水飲み検査

c  KKYテスト
d  Dreizen試験
e  PABA 排泄試験

解答 ab


3)、4,5):摂食・嚥下機能、検査
の解答を参照。



6)107C-90
検査項目と検査法との組合せで正しいのはどれか。 2 つ選べ。

a  味 覚 ――――― Saxon テスト
b  舌運動 ――――― ガム試験
c  咀嚼機能 ―――― チューイン法
d  構音機能 ―――― パラトグラム検査
e  下顎運動 ―――― ゴシックアーチ描記法


解答 de




Saxonテストとガム試験はともに唾液分泌能の検査

ということで、abは×

● サクソンテスト(Saxon test)

乾燥したガーゼを2分間一定の速度で噛み、ガーゼに吸収される唾液の重量を測定して唾液の分泌量を測定します。
ガーゼの重量増加が2g以下の場合、唾液量が少ない、すなわちサクソンテスト陽性と判断します。


● ガムテスト

無味のガムを10分間噛み、その間に分泌された唾液を小容器に集め測定します。
集めた唾液の量が10mL以下であると唾液分泌が低下している、
すなわちガムテスト陽性と判定します。

ガムテスト検査

http://www.ss-info.net/shindantotiryo/shindantotiryo02.html





以下の検査法も名称、概略を覚えておいて!

ドライアイの検査として、涙の分泌能を評価するシルマー試験



角結膜上皮の障害の程度を評価する

ローズベンガル試験と蛍光色素検査があります。

● シルマー試験(Schimer test)

先端を5mm折り曲げた専用の濾紙を下まぶたに挟まるように5分間かけ、涙でぬれた長さを測定します。

その長さが5mm以下の場合、シルマー試験陽性と判断します。

涙液分泌能の検査シルマー試験 図

● ローズベンガル試験・蛍光色素試験

赤い色素のローズベンガルや蛍光色素のフルオレセインを点眼し、それぞれの色素で染まった角結膜の状態を細隙灯下で観察します。

ドライアイでは結膜または角膜が障害されているため色素による染色が認められます。

シェーグレン症候群の場合、ローズベンガル試験や蛍光色素試験で高い陽性値を示します。

●乾燥性角結膜炎の検出

ローズベンガル試験 蛍光色素試験(フルオレセイン染色)



c チューイン法:
下顎の咬合堤に設置した描記針と上顎に取り付けられたモデリングコンパウンドや
レジンに前方、側方運動を行わせて立体的に彫刻し記録する方法。
→咬合器に下顎運動を再現する


e ゴシックアーチ描記法

描記針と描記板を用いて下顎の前方、側方運動を行わせて側方運動の対称性、
アペックスとタッピングポイントの関係などを診査する

《口内法》
操作性が良く、安定に優れる。計測される運動路が実際の下顎の運動量と同じであり、わかりやすい。

《口外法》
描記図を直視でき、下顎の運動量よりも図は拡大されたものになるため先端が明瞭に描記される。
左右の側方限界運動路が同じ長さではない場合は長い方が習慣性咀嚼側である可能性が高い

以上、Oral Studioから


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2015/10/31 20:18 摂食・嚥下・言語 TB(-) CM(0)
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