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嚥下特集 2:摂食・嚥下障害に伴う問題 (105-108回歯科国試)
![]() http://howshealth.com/dysphagia/ 1)107A-23 摂食・嚥下障害で起こりやすいのはどれか。 1 つ選べ。 a 脱 水 b 息切れ c めまい d けいれん e 血圧上昇 2)108C-79 摂食・嚥下障害患者で経静脈栄養に比べて経口摂取が優れているのはどれか。 1 つ選べ。 a 脱水防止 b 尿量の維持 c 血圧の調整 d 電解質の補正 e 腸管免疫能の維持 3)108A-16 老化に伴う口腔機能の変化で正しいのはどれか。1 つ選べ。 a 刺激唾液の増加 b 咀嚼時間の短縮 c 味覚閾値の低下 d 最大咬合力の低下 e 喉頭侵入頻度の減少 4)106A-28 嚥下障害を特徴とするのはどれか。1つ選べ。 a 自閉症 b てんかん c 脳性麻痺 d Down 症候群 e 注意欠陥多動性障害ADHD 5)105A-8 高齢無歯顎患者の誤嚥防止に関して、印象採得時の対応で正しいのはどれか。 1つ選べ。 a 体位は坐位で行う。 b 頭位は頭部後傾で行う。 c 石膏印象材を選択する。 d 流動性の良い印象材を用いる。 e トレーを前歯部から臼歯部に向けて圧接する。 解答:MOREへ スポンサーリンク 1)107A-23 摂食・嚥下障害で起こりやすいのはどれか。 1 つ選べ。 a 脱 水 b 息切れ c めまい d けいれん e 血圧上昇 解答 a これは、どう考えてもaしかないか? b:呼吸器に伴うもの、むせによる誤嚥肺炎なら○か cd:脳障害 e:血圧低下なら○ 2)108C-79 摂食・嚥下障害患者で経静脈栄養に比べて経口摂取が優れているのはどれか。 1 つ選べ。 a 脱水防止 b 尿量の維持 c 血圧の調整 d 電解質の補正 e 腸管免疫能の維持 解答 e 解説 http://www.long-life.net/new_page_269-2.htm 中心静脈栄養法は、心臓の近くにある太い静脈を利用するために栄養補給が可能で、 医療現場では多用されてきました。 しかしながら、食べる楽しみを失った上に 栄養摂取量の調整が難しく低栄養状態に なって全身機能が低下し介護状態に陥るリスクが高くなります。 さらに近年、腸管内細菌の生体内への移行が発見され 「バクテリアトランスロケーション(BT)」と 呼ばれる考え方が提唱されました。 一般的に正常な消化管粘膜は、最近はもとよりたんぱく質さえ吸収しない構造とされているが、 しかし、長期に及ぶ静脈栄養によって使用されなかった消化管粘膜は委縮や離脱を起こし、 薄くなった腸管粘膜をエンドトキシン(細菌が出す毒素)や腸内細菌が通過し体内に侵入する現象です。 現在、末期癌等の重症患者において、敗血症による多臓器不全が問題になっているが、 その原因としてBTが最も注目されています。 食べ物を見たり、においを嗅いだりしただけで、消化器である唾液腺や腸が動き出し、 さらに咀嚼することにより胃や腸が動きだします。 胃から小腸への排出能も亢進します。 咀嚼することによって副交感神経が刺激され、本来食べる行為に反応して起こる唾液の分泌、 食道や胃・腸の蠕動運動が開始されます。 臭覚刺激で誤嚥を防ぐ誤嚥とは、意識下或いは無意識下に、 食物や食物カス、低殺菌性唾液などの口腔内分泌物が誤って食道ではなく気管内に入り込むことを言います。 意識下或いは周囲(家人や介護者)が見ていて気ずく誤嚥を顕性誤嚥といい、 それに対して、 無意識下あるいは周囲も気がつかない誤嚥を不顕性誤嚥と言います。 前者は食事中に多く見られ後者は食事中もあるが、 就眠中などの唾液や口腔内分泌物の誤嚥が原因となっていることが多い。 誤嚥の発症は脳血管障害を有する高齢者に多く見られます。 75才以上の高齢者には症状のあるなしにかかわらず約3~4割は誤嚥があるようです。 脳血管障害のある高齢者の脳画像によると小さな脳梗塞が大脳基底核・内包近傍の 穿通せんつう枝領域に認められることが多く、 この部位は脳内神経伝達物質のドーパミンが豊富に存在するところだが、 この部位に梗塞が存在するとドーパミン代謝障害が起こり、サブスタンスPという神経伝達物質が不足し、 その結果喉に食べ物や唾液が来たときに起こる飲み込み反射(「嚥下反射)、 また誤って気管に入った時に取り除く為の咳反射が上手く起きないことにより、 誤嚥が起こると考えられています。 また最近では、本来の嚥下中枢である延髄の他、島回(血流の低下)も大きく関わることが判明。 3)108A-16 老化に伴う口腔機能の変化で正しいのはどれか。1 つ選べ。 a 刺激唾液の増加 b 咀嚼時間の短縮 c 味覚閾値の低下 d 最大咬合力の低下 e 喉頭侵入頻度の減少 解答 d 類題:介護福祉士国試 老化に伴う口腔・嚥下機能の変化として、正しいものを一つ選びなさい。 1 . 唾液分泌量が増加する 2 . 味蕾の数は変わらない 3 . 嚥下反射が亢進する 4 . 咀嚼力は変わらない 5 . 舌の動きが低下する 正解は 5 1:唾液分泌量が低下する為、食前に唾液腺をマッサージしたり、嚥下体操をしたりして、分泌を促します。 2:味蕾の数は減少します。年を取ると味付けが濃くなったりするのはこの為です。 3:嚥下反射が低下する為、唾液分泌量の増加を促すと同様に、食前にマッサージや嚥下体操などを行います。 4:咀嚼力が低下する為、状態に合わせて食事のかたさなどを調節する必要があります。 老化は機能低下です。 すべての機能において、減少や低下がみられます。 分泌量や味蕾の数は減少し、嚥下反射、咀嚼力、舌の動きが低下します。 4)106A-28 嚥下障害を特徴とするのはどれか。1つ選べ。 a 自閉症 b てんかん c 脳性麻痺 d Down 症候群 e 注意欠陥多動性障害ADHD 解答 c 5)105A-8 高齢無歯顎患者の誤嚥防止に関して、印象採得時の対応で正しいのはどれか。 1つ選べ。 a 体位は坐位で行う。 b 頭位は頭部後傾で行う。 むしろ前傾 c 石膏印象材を選択する。 d 流動性の良い印象材を用いる。 cdは誤嚥の原因? e トレーを前歯部から臼歯部に向けて圧接する。 後方部→前方部へトレーを圧接して、後方へ流れないように注意し、 前歯部の口腔前庭部まで印象材を確保します。 解答 a 全部床義歯概形印象採得のポイント | 日本臨床歯科補綴学会【JCPDS】 http://www.jcpds.jp/shogishi/ を参照 |
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