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かず

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某総合病院で日々、臨床で忙しい医師カズです。
各種医療職の資格試験問題に挑戦しつつ、資格を目指す方々を励ますブログです。
内容は、国内の医師、歯科、薬剤師、看護師国試など、さらには米国医師資格試験(USMLE)、米国歯科医師資格試験(NBDE)あたりの問題にも挑戦する予定です。
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前回の続き
小児歯科 特集2



105A-65 小児歯科学
下顎第二乳臼歯で、6歳以降に齲蝕が好発するのはどれか。
1 つ選べ。

a 咬合面
b 頰側面
c 舌側面
d 近心隣接面
e 遠心隣接面


解説

《齲蝕分類》
A型・・・上顎前歯部のみ、あるいは上下顎乳臼歯のみ
B型・・・上顎前歯部および上下顎乳臼歯
C型・・・上下顎前歯部を除くすべての部位

《齲蝕好発部位》
・1 - 3歳→上顎前歯部
・3歳頃→乳臼歯の咬合面
・4 - 5歳→隣接面(特にDとEの間)
・6歳以降→第一大臼歯(齲蝕好発部位は咬合面》近心面》遠心面)
Oral Studio から

解答 e




103A-92 小児歯科学
小児期にみられる侵襲性歯周炎の特徴はどれか。
2つ選べ。

a 成長とともに改善する。
b 乳歯列期から発症する。
c 口呼吸によって誘発される。
d 歯周組織の破壊が急速である。
e 切歯や第一大臼歯に生じやすい。

解説

●若年者にみられる歯周炎 (http://health.goo.ne.jp/medical/10E20300 より引用)

若年者にみられる歯周病は、一般的には歯肉炎ですが、
まれに若年者にも歯周炎がみられることがあります。

歯周炎を除き、全身的に健康であるが、
歯槽骨や付着機構が急速に破壊されることから
侵襲性歯周炎とも呼ばれます。
また、家族内に発症することを特徴とします。

(1)思春期前歯周炎
 主に遺伝によって起こると考えられています(パピヨン・ルフェーブル症候群)。

(2)若年性歯周炎


遺伝による体質、とくに体の防御機構に関係する白血球の機能の低下に加えて、
特殊な細菌(アグレガチバクター〈アクチノバチラス〉・アクチノマイセテムコミタンス)
の感染によって起こる歯周炎
です。

全身的には異常は認められず、特定の永久歯の歯周組織が急速に破壊されるのが特徴です。
とくに、上下左右の前歯(切歯)および第一大臼歯を中心に病変が起こる型(限局型)と、
口のなか全体に破壊が起こる型(広範型)
があります。

プラークの量が少ないのと、1本あるいは数本に限って病変が出ること、
また周囲の歯肉も健康、あるいは歯肉炎程度であることから、
たいしたことはないと素人判断しがちで発見が遅れることが少なくありません。
前歯のすきまがあいてきた、奥歯に物がはさまるようになった、
少し歯が動くなどの症状がある場合は、なるべく早く歯科医を受診し、
専門的にみてもらうことをすすめます。


解答 d e



105A-60 小児歯科学

齲蝕リスク評価の結果で改善すべきなのはどれか。
すべて選べ。

a 唾液緩衝能が高い。
b 砂糖摂取量が多い。
c 歯質の耐酸性が高い。
d 間食の摂取頻度が高い。
e プラークの酸産生能が高い。


解答 b d e



105A-57 小児歯科学
歯科治療のため受診した幼児で虐待を疑うべき所見はどれか。
1つ選べ。

a 反対咬合がみられる。
b 異常嚥下癖がみられる。
c 舌小帯の肥厚がみられる。
d 保隙装置を装着している。
e 複数の皮下出血がみられる。



解答 e



103C-87 小児歯科学
乳歯外傷の特徴はどれか。
1つ選べ。

a 下顎前歯に多い。
b 乳歯萌出期に多い。
c 脱臼よりも破折が多い。
d 歯髄電気診の信頼性が高い。
e 原因の50%以上が衝突である。



解答 b



105A-52 小児歯科学
乳歯用既製金属冠修復時に必要なのはどれか。
2つ選べ。

a ウッドウェッジ
b メタルストリップス
c Youngのプライヤー
d Gordonのプライヤー
e カーボランダムポイント


解答 d e


ワンポイント http://www.oralstudio.net/ より


乳歯冠の適応症 

・齲蝕活動性の高い患児
口腔内に齲蝕が多発していることは、齲蝕活動性が高いことを意味する。
年齢が低いほど齲蝕活動性は高い。

・広範囲、多歯面にわたる齲蝕
3面以上に齲蝕が存在する場合、インレーや充填などの修復方法では十分な維持が得られず、
二次齲蝕発生の可能性が高い。

・齲蝕を抑制する十分な口腔内の衛生が得られない場合

色々な理由でリコールが期待できない場合や、障害児のように通常の歯ブラシなどが困難な場合

・齲蝕以外の異常がある歯
エナメル質形成不全症、象牙質形成不全症、奇形歯、低石灰化歯など形成に問題のある歯
外傷で破損した歯
咬耗が著しい歯  など

・歯内療法後の歯

歯内療法を行う場合は齲蝕が大きく多歯面にわたっている。さらに歯髄を除去した歯は脆く、
また天蓋が除去されているために形態的にも弱くなっている

・保隙装置の支台歯(既製乳歯金属冠)

既製乳歯金属冠にループやシューをロウ着して、クラウンループやディスタルシューといった保隙装置を作成する。

保隙装置が必要になるような場合では、齲蝕による乳歯の抜歯が必要な場合がほとんどであり、
もともとの齲蝕活動性が高い

部被覆冠の現状

・齲蝕の減少(齲蝕歯数の減少と齲蝕の軽症化)により、使用頻度は減少傾向
・金属修復による審美性の問題あり

乳歯冠

乳歯冠とは既製の金属の全部被覆冠である。乳歯の歯冠修復には、
乳歯の種々の特徴から既製の全部被覆冠が使用される。

主にニッケルコバルト合金で作られた既製の金属冠を形成した支台歯に合わせて調整後、
セメントで合着する修復法である。
乳歯冠は比較的安価で適応範囲が広く齲蝕活動性の高い症例において、予後が良い。

■材質
ニッケルクロム合金  ステンレス系合金  チタン合金

乳歯冠の利点

・即日修復が可能
多くの場合、チェアサイドで支台歯に適合させ直接法で行われる。

・歯質の削除量が比較的少ない
露髄の可能性を減らせ、歯髄を保護しやすい。

・多歯面齲蝕に有利
歯冠の崩壊が大きく歯冠長がほとんどない歯であっても、アンダーカットを把持させることで乳歯冠の装着ができる。

・保持が良好
アンダーカットを利用することで維持力を発揮する

・齲蝕罹患性の高い患者に適する
低年齢での重度齲蝕など口腔衛生状態が非常に悪い時は、充填修復のような部分的な修復よりも最適な予後が良い

・障害児の修復に適する
即日修復が可能であること、口腔衛生状態が非常に悪い場合でも予後が良いことなど

乳歯冠の欠点

・術者の技術が必要
プライヤーテクニックで歯頚部を適合させるため、術者のテクニックが要される

・自由な形態付与は困難
既製品であるため、インレーや鋳造冠ように咬合面、隣接面形態を正確に再現することは困難

・咬耗により穿孔することがある
既製金属冠は比較的柔らかく、薄いので咬耗による穿孔が起きやすい

・審美性に欠ける
金属色なので審美性は良くない

製作・術式-支台歯形成と乳歯冠の調整-

1・ラバーダム防湿:
有髄歯の場合は表面麻酔、浸潤麻酔後に行う

2・支台歯形成:
軟化象牙質の除去、必要に応じて裏層を行う
頬側2面形成、形成マージンはナイフエッジとし、歯肉縁下0.5mmに設定

3・乳歯冠の選択、試適
4・ラバーダムの除去
5・辺縁の調整:ゴードンのプライヤーによる辺縁適合
6・咬合の調整:咬合調整鉗子を用いて(断面が円)
7・コンタクトの調整:咬合調整鉗子を用いて(断面がだ円)
8・研磨
9・合着:
グラスアイオノマーセメントを用いる。鋳造冠とは異なり、装着時には内面にたっぷり:
グラスアイオノマーセメントを入れる必要がある。

10・セメントの除去:セメセントが硬化後、余剰セメントを完全に除去する
11・咬合の確認




105C-81 小児歯科学
 

10か月児の上顎乳中切歯で、齲蝕の好発部位はどれか。
1つ選べ。

a 切縁
b 冠動脈の拡張
c 遠心隣接面
d 唇側面歯頸部
e 舌側面歯頸部



解答 d



103A-77 小児歯科学
幼児への齲蝕原因菌の定着を抑制するのに適切なのはどれか。
1つ選べ。

a 離乳を早く終了する。
b 子ども一人で間食をとる。
c 保護者の齲蝕原因菌を減らす。
d 消毒薬で子どもに口をゆすがせる。
e 保護者がマスクをつけて仕上げ磨きを行う。


解答 c



105A-42 小児歯科学
推奨されている離乳の完了時期はどれか。
1つ選べ。

a 6 か月 〜 9 か月ころ
b 9 か月 〜 1 歳 0 か月ころ
c 1 歳 0 か月 〜 1 歳 6 か月ころ
d 1 歳 6 か月 〜 2 歳 0 か月ころ
e 2 歳 6 か月 〜 2 歳 6 か月ころ


解答 c



103A-72 小児歯科学
定型発達の小児で1歳6か月ころにできるようになるのはどれか。
2つ選べ。

a 寝返り
b 階段上り
c 片足跳び
d ボール蹴り
e つかまり立ち


解答 b d



105A-40 小児歯科学
自閉症児に歯科治療の手順を説明するのに有効なのはどれか。
2つ選べ。

a TEACCH法
b タイムアウト法
c Tell-Show-Do法
d フラッディング法
e レスポンスコスト法


解答 a c


解説


A  TEACCH:
≪概要≫
自閉症および関連領域のコミュニケーション障害児の治療と教育のこと
≪特徴≫
・早期幼児期の診断と評価から、早期治療教育、学校教育、家族援助、地域社会への対策、
青年期、成人期の訓練、援助など、包括的な視点と視野をもって自閉症児とその家族への支援を継続する
・関連する領域の人々が、一貫性のある理念と方針をもち、協働することが必要である

B  タイムアウト法:
小児が極度に不協力であり、攻撃的行動や破壊的行動をとった場合、
隔離された場所にしばらくの間入れておく方法

C  Tell-Show-Do法:
系統的脱感作法の一つ
問題となっている不安・恐怖の刺激を段階的に見せたり体験させていく方法
1.刺激(音、動き)の弱いものから→強いものへ
2.Tell:これからどのようなことを、どのようにして行うかを話す
Show:用いる器械・器具を見せる
Do:鏡で見せながら実際に行う

D  フラッディング法:
・強迫神経症(不安障害)
・レスポンデント条件づけの消去の原理

クライエントを、不安・恐怖の強い場面の「洪水」にひたらせ、いやおうなしにこれと対決させる方法。
系統的脱感作と対照的な方法である。
イメージを用いる方法、現実の場面を用いる方法、いずれもある。
いわゆる強迫神経症(不安障害)などに多く適用されている。
レスポンデント条件づけの消去の原理に基づいており、
強い恐怖反応を喚起する刺激(条件刺激)に長く何度もクライエントをさらすが、
無条件刺激となる不安・恐怖を引き起こすものは随伴しないため、
条件反応としての不安・恐怖は徐々に消えていく、という考え方である。
今日では、いきなり強い不安・恐怖を喚起する刺激ではなく、
弱いものから強いものへ段階的に呈示する手法の方が効果的とされている。

E  レスポンスコスト法:
望ましくない行動を起こした時に、日常報酬となっているもの、
子供であれば、おやつや、小遣い、テレビを見る時間や
遊びの時間などを減らします。
これは、タイム・アウト法と同じく、軽い罰の効果を利用して...
問題行動を治療していこうとする方法です。

ほかに

オペラント条件づけ法

  適切な行動にのみ強化因子(ほうびや賞賛)を与え、不適応な...
  行動に対しては強化因子を与えない(無視やほうびを取り去る)
  これは嫌悪刺激によって、不適応行動を抑制する、
  嫌悪療法の一つです。

モデリング法

  子供に他人(モデル)の行動やその結果を観察させること
  によって、望ましい行動とはどのようなものかということを
  学習させる技法です。モデルとしては、対象児と同年齢で
  同性であることが好ましいですが、マンガやテレビの主人公.........
  といったものでもかまいません。この技法は模倣や、
  観察学習などを理論的背景としています


105A-25 小児歯科学
日本人の下顎乳中切歯の口腔内萌出開始時期はどれか。
1つ選べ。

a 生後3か月ころ
b 生後8か月ころ
c 1歳0か月ころ
d 1歳6か月ころ
e 2歳0か月ころ


解答 b


105A-16 小児歯科学
哺乳にかかわる原始反射はどれか。
1 つ選べ。

a 探索反射
b 把握反射
c Moro反射
d Babinski反射
e 非対称性緊張性頸反射


解答 a



103A-47 小児歯科学
成人と比較した小児の歯周組織の特徴はどれか。
1つ選べ。

a 歯周溝が深い。
b 辺縁歯肉が薄い。
c 重層扁平上皮が厚い。
d 歯根膜線維の量が多い。
e セメント質の石灰化度が低い。



解答 e



105A-12 小児歯科学
混合歯列期の口呼吸によって生じるのはどれか。
1つ選べ。

a 上顎歯列弓の狭窄
b 上顎前歯の舌側傾斜
c 下顎前歯の舌側傾斜
d 下顎下縁平面の平坦化
e 下顎骨の前方成長の促進



解答 a

http://kompas.hosp.keio.ac.jp/contents/000216.html 参照



104C-35 小児歯科学
10歳児が新生児よりも小さい値を示すのはどれか。
1つ選べ。

a 肺活量
b 心拍数
c 循環血液量
d 1回換気量
e 収縮期血圧


解答 b


103A-32 小児歯科学
乳児型嚥下で正しいのはどれか。1つ選べ。

a 舌が前方に突出する。
b 上下の顎堤が接触する。
c 咬筋の活動が増加する。
d 口輪筋の活動が低下する。
e 歯齢ⅢA期に成熟型嚥下に移行する。

解答 a


乳幼児嚥下について 
http://www.oralstudio.net/stepup/jisho/sakuin/E3838B/04558_01.php


【概要】
乳児が母親の乳を吸綴し嚥下を行うパターンは、成熟型咀嚼・嚥下パターンとは異なっている。

【詳細】
特徴は舌を突き出すとともに下顎を前方に移動させ、
口輪括約筋の活動とともに乳首をつかまえて吸綴し、
吸綴から嚥下までの哺乳動作中下顎を前後方向にピストン運動させる。
その間舌は低位で舌背は凹んだ形をとっている。

歯の萌出前後に乳児型の嚥下パターンが長く残ると、不正咬合の原因の一つとなる
上下顎の歯の間に舌を突出させたり、
口唇を介入させたりする異常嚥下癖が前歯部の開咬を発症させることが考えられ、
逆に開咬患者では嚥下時に口腔内の陰圧を保持するために、
舌の突出や口輪筋の緊張を余儀なくされて症状を悪化させる要因になる。

《参考:成熟型嚥下》
成熟型においては舌や下顎は前方に突出せず、
口輪筋の緊張は減少して下顎挙上筋が顎位をコントロールするようになる


105C-28 小児歯科学
Hellman の歯齢で、すべての第一大臼歯の萌出完了期を示すのはどれか。
1つ選べ。

a ⅠA 期
b ⅡA 期
c ⅢA 期
d ⅣA 期
e ⅤA 期


解答 c

Hellmanの歯齢
(小児歯科および矯正歯科で、最も広く使用される生理的年齢)

Stage

I A

乳歯見萌出期

I C

第二乳臼歯萌出開始期

II A

第二乳臼歯萌出完了、乳歯咬合完成期

II C

第一大臼歯萌出開始期

III A

第一大臼歯萌出完了、前歯交換期

III B

側方歯群交換期

III C

第二大臼歯萌出開始期

IV A

第二大臼歯萌出完了期

IV C

第三大臼歯萌出開始期

V A

第三大臼歯萌出完了期


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2015/04/29 14:44 小児歯科 TB(-) CM(0)
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