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小児歯科『極めて国試的なポイント』1
![]() http://www.mexicodental.co/pediatric-dentistry 歯科医師国家試験を突破するために! DCロムニーハウスがお手伝い November 09, 2014 からの転用 -小児の外科- 最初のポイントは『抜歯』 1)次のうち、抜歯の適応症はいくつあるだろうか。 ●歯冠崩壊が著しい ●根尖が露出している ●歯根吸収が1/2以上進行した感染根管 ●交換期にある動揺した乳歯 ●晩期残存乳歯 ●授乳困難のきたす先天性乳歯 正解は『6個全て』である。 2)次のうち、抜歯が禁忌なのはいくつあるだろうか。 ●白血病 ●血友病 ●紫斑病 ●高度の貧血 ●心疾患 ●1型糖尿病 ●腎疾患 ●拡張器血圧が80を超える ●バセドウ病、アジソン病などの内分泌疾患 正解は『8個』である。 拡張器血圧が80を超えても問題ない。 だが、それ以外の所見は全て禁忌である。 3)抜歯のプロセスの問題 ○×で答えよ。 ① 複数歯を抜くときは『遠心歯』から。 ② 乳前歯は回転力で、乳臼歯は頬舌的に動かして抜く。 ③ 抜歯窩に小さな骨片が残った。無理に取り除く必要はない。 ④ 抜歯窩に大きな骨片が残った。取り除く必要がある。 ⑤ 抜歯後、1時間くらいガーゼを噛ませる。 ⑥ 帰宅時に、患側の口唇にシールを貼る。 答えは、 ① ○ ② ○ ③ ○ ④ ○ ⑤ × ⑥ ○ ・出血で術野が見えなくなるのを防ぐために遠心歯から! ・小さな骨片は、取り除くときに抜歯窩を傷つけるおそれがある! ・1時間は長すぎる。15分で大丈夫。 ・シールを貼ることで、麻酔後の誤咬を防ぐ! 4)『正中埋伏過剰歯』について、○×で答えよ。 ① 逆性過剰歯が萌出することはない ② 頬舌的位置の確認には咬合法がよい ③ 頬舌的位置の確認には偏心投影法がよい。 ④ 麻酔は、範囲を術野よりも広くとる ⑤ 抜去後は、粘膜を十分に圧接する 答えは ① ○ ② ○ ③ ○ ④ ○ ⑤ ○ ・逆性過剰歯は萌出することはない(順正過剰歯は萌出することもある)。 ・空気を排除するために、粘膜は十分に圧接・密着させる。 5)『小帯異常』のポイント 通常、乳歯列期での小帯切除は推薦されないが、永久歯の萌出を阻害するときは切除する。 ここで「上唇小帯の切除」のポイントとして『Blanchテスト』がある。 これは上唇を持ち上げ、小帯を引っ張ることで、『歯間乳頭』の貧血状態を判定するもの。 白く貧血した時に、小帯切除の対象になる。 次に、舌小帯の異常についてだが、これはすなわち『舌小帯が短縮』しているということだ 舌で口蓋を触れることができない、前方にだせないなど。 また、舌を前方に出すと、『ハート型』にくぼむこともポイントである。 また、構音障害も生じ、発音障害も生じる。そういう時に『舌伸展手術』を行う。 次のうち、正しいものに○を、間違っているものに×をつけよ。 ① 小帯切除術では、表面麻酔と浸潤麻酔の両方を使う。 ② 切開線はV字状におこなう。 ③ メスで切除後、縫合をする。 正解は ① ○ ② ○ ③ ○ ・たしかに、舌小帯を切除したあとに、縫合するとき、 舌下部にある唾液腺の開口部を縫合してはならないが、 言うまでもなく、切除部は縫合する。 6)「含歯性嚢胞」について! あまりにも有名なので、皆さんご存知だと思いますが、一応、治療法について・・・ もちろんケースバイケースだが、国試的には、 まず、『開窓術』or『牽引法』 次に、『摘出術』 多くの場合、乳歯を抜去して、その後に、嚢胞の開窓を行う。 (経過観察し、抜去したことにより隣接歯が傾斜することを防止するために、 リンガルアーチの補助線などで傾斜を防止する) -乳歯の外傷- これも毎年恒例の範囲といえるが、ポイントをおさえることが大切。 次の問題に○×で答えよ。 ① 乳歯の外傷は1~3歳が最も多い。 ② 原因は転倒が50%を占める。 ③ 歯冠(エナメル)破折にて、破折が小さいときは、辺縁を研磨する。 ④ 歯冠(エナメル)破折にて、破折が大きいときは、残った片をCRでくっつける。 ⑤ 歯冠(エナメル)破折にて、破折が大きいが、残った片がないときは、歯冠修復する。 ⑥ 歯冠(象牙質)破折では、間覆をし、歯冠修復する。 ⑦ 露髄を認めるが、数時間以内かつ生活歯の場合は、直覆or生切後、歯冠修復する。 ⑧ ⑦は局所麻酔下で行う。 ⑨ 露髄面が大きく、長時間経過し、失活歯の場合は、保存できない。 ⑩ ⑨は局所麻酔下で行う。 正解:全て○ ちなみに、永久歯の外傷は7~8歳。同様に転倒が多い。 ここからは、問題形式よりも、解説したほうが理解しやすいと想うため、次に解説を行う。 歯根破折について 3つの種類がある。 ① 根尖側1/3の場合・・・経過観察(動揺してるときは固定) ② 根中央部の場合・・・確実に動揺しているため2ヶ月は固定する。その後決める。 ③ 歯頸部1/3の場合・・・局所麻酔下で「抜歯」 ちなみに、108回の国家試験には、小児の『永久歯』の抜歯について問われるかもしれない。 その時のポイントとして、 ☆覆髄について! ・露髄面が小さく、受傷後早期の場合は、直覆の適応。 ・露髄面が2mm以上で、生活反応あるときは、生切の適応。 生切では、断髄後に水酸化カルシウム製剤を貼付し、GIで裏層後、CRで歯冠修復。 もし、生切が良好に出来た時は、「デンティンブリッジの形成」かつ「歯根の発育」が見られる(アペキソゲネ-シス)。 ☆抜歯を選択した場合、その後は放置ではなく、 『テンポラリー(暫間的)な義歯』を装着させることを忘れずに!! これは107回に出ましたね。 -筋機能療法- 最近の国試では、極めて臨床的な問題、言い方を変えると、 臨床医がときやすい問題が増えている傾向にあると思う。 そのため、まだ国試には出題されたことはないが、 いつでてもおかしくないものを織り交ぜて、今回は紹介する。 次の問題に○×で答えてみてほしい。 ① 吸指癖の対応として、フィンガーガード、指サックなどを用いる。 ② 吸指癖の対応として、オーラルスクリーンを用いる。 ③ ブラキシズムの対応として、ナイトガードを用いる。 ④ ブラキシズムの多くは睡眠中にみられる。 ⑤ 小児のブラキシズムではまずは、経過観察をする。 ⑥ 口輪筋の機能訓練として、紐のついたボタンを口唇にはさみ引っ張る。 ⑦ 温水を口いっぱいに含ませる。 ⑧ 管楽器を練習させる。 正解:全て正しい。
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