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かず

Author:かず
某総合病院で日々、臨床で忙しい医師カズです。
各種医療職の資格試験問題に挑戦しつつ、資格を目指す方々を励ますブログです。
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小児歯科予想問題 2

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http://www.amazon.co.jp/Pediatric-Dentistry-Infancy-Adolescence-Denistry/dp/0721603122


歯科医師国家試験を突破するために! DCロムニーハウスがお手伝い
November 22, 2014 からの転用



問15 


小児期の歯根水平破折症例で、処置後に良好な臨床経過をたどった場合にみられる変化はどれか。1つ選べ。

A.    歯髄腔狭窄
B.   
歯根膜腔拡大
C.   
歯槽硬腺消失
D.  
歯根内部吸収
E.   
歯髄電気診()



問16 正しい組み合わせはどれか。3つ選べ。(97B-10改変)

A.    上皮真珠-小斑点
B.    Koplik斑-黄白色の小腫瘤
C.    RigaFede病-外傷性潰瘍
D.   カンジダ-乳白色の被苔
E.    萌出嚢胞-歯槽堤の膨隆



問17 外傷で陥入してしまった乳歯への対応で正しいのはどれか。すべて選べ。

A.    2歳3ヶ月:乳中切歯:経過観察
B.    2歳3ヶ月:乳犬歯:経過観察
C.    2歳3ヶ月:第1乳臼歯:整復
D.   3歳3ヶ月:乳犬歯:整復
E.    3歳3ヶ月:第2乳臼歯:整復




問18 次のうち、手足口病について正しいのはどれか。すべて選べ。

A.    夏に生じることが多い
B.    コクサッキーウィルスA16による
C.    エンテロウィルス71による
D.   軟口蓋中心に水泡がみられる
E.    硬口蓋に水泡がみられる




問19 先天性風疹症候群の症状はどれか。全て選べ。

A.    心奇形
B.    歯の形成障害
C.    白内障
D.   小頭症
E.    神経衰弱



問20 Tuner症について正しいのはどれか。全て選べ。

A.    Xモノソミー
B.    2次性徴発育不全
C.    小下顎
D.   不正咬
E.    高口蓋



問21 生活歯髄切断法の術式で3番目にくるのはどれか。

A.    ケミカルサージェリー
B.    水酸化カルシウムの貼付
C.    髄角除去
D.   歯髄切断
E.    歯冠部歯髄除去



問22
26ヶ月の女児。生後10ヶ月に下顎Aが自然脱落し、
最近、上顎
Aも動揺し始めている.
疑われる疾患はどれか。2つ選べ。

A.    外胚葉異形成症
B.    Down症候群
C.    先天性掌蹠角化症
D.   骨形成不全症
E.    低ホスファターゼ症



 問23 細胞内顆粒タンパクの輸送障害を起こすのはどれか。

A.    Down症候群
B.    先天性好中球減少症
C.    低ホスファターゼ症
D.   外胚葉異形成症
E.    Chediak-Higashi症候群



問24 広汎性発達障害に分類されるのはどれか。全て選べ。

A.    自閉症
B.    統合失調症
C.    アスペルガー症候群
D.   レット症候群
E.    知的障害



解答MOREへ

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解答


問15
小児期の歯根水平破折症例で、処置後に良好な臨床経過をたどった場合にみられる変化はどれか。1つ選べ。

A.    歯髄腔狭窄
B.    歯根膜腔拡大
C.    歯槽硬腺消失
D.   歯根内部吸収
E.    歯髄電気診()

解答A

B,Cは炎症時に生じる。

Dになってしまうと抜髄が必要になる。

Eは歯髄壊死であり、感染根管治療が必要。

『石灰化組織』による治癒は起こるため、歯髄腔狭窄はその目安。


 問16 正しい組み合わせはどれか。3つ選べ。(97B-10改変)

A.    上皮真珠-小斑点
B.    Koplik斑-黄白色の小腫瘤
C.    RigaFede病-外傷性潰瘍
D.   カンジダ-乳白色の被苔
E.    萌出嚢胞-歯槽堤の膨隆

解答C,D,E

歯槽堤ときいて、上皮真珠だと思った人もいると思うが、上皮真珠は『小腫瘤』であり、
萌出嚢胞は膨隆
(青を帯びている)である。

Kopik斑は黄色ではなく、白色。尚且つ、「斑点」である。

ちなみに、もし、Aを選択した人は、今すぐに103A―64の写真を見ることをお薦めする
・・・これは歯肉嚢胞の上に上皮真珠ができている。

外傷的(機械的)刺激によって生じるのは『Riga-Fede病』『Bednarアフタ』
『褥瘡性潰瘍』『口内炎』『白板症』など。

意外とこの手の問題は正答率が高くないので、確実に特徴を押さえておくべきだ。


 問17 外傷で陥入してしまった乳歯への対応で正しいのはどれか。すべて選べ。

A.    2歳3ヶ月:乳中切歯:経過観察
B.    2歳3ヶ月:乳犬歯:経過観察
C.    2歳3ヶ月:第1乳臼歯:整復
D.   3歳3ヶ月:乳犬歯:整復
E.    3歳3ヶ月:第2乳臼歯:整復

解答B,D,E

この問題は臨床実地問題で毎年恒例のように出題されるため、必ず理解する必要がある。
108回も出題されることを確実視すべきだ。

この問題のポイントは『歯根完成or未完成』の見極めと、その対応だ。

・歯根が完成⇒整復(萌出の可能性ないため)

・歯根が未完成⇒経過観察(放出の可能性あるため)

これと同時に覚えておくべきことは、『乳歯の歯根完成時期』である。

以前ご紹介した歯胚・石灰化時期に加えて、歯根完成時期を覚えると、かなり有利になる。

A2

B2

C3

D2年半

E3


 問18 次のうち、手足口病について正しいのはどれか。すべて選べ。

A.    夏に生じることが多い
B.    コクサッキーウィルスA16による
C.    エンテロウィルス71による
D.   軟口蓋中心に水泡がみられる
E.    硬口蓋に水泡がみられる

解答A,B.C,E

前回の国試にて、外胚葉異形成症についての臨床実地がでました。
実は、その問題の形式は93回の国家試験を参考にされています。
その観点から言うと、93回のシリーズをマークしておく必要があり、
『手足口病』について出題しました。

しかし、この病気、ヘルパンギーナとほとんど類似所見のため、鑑別するのが難しい。
次に、その違いを簡単に紹介する。

○手足口病

・コクサッキー、エンテロウィルスによる
・夏に多い
・硬口蓋、口峡部、頬粘膜に小水疱⇒アフタ・潰瘍

○ヘルパンギーナ

・コクサッキーウィルスによる
・夏、秋に多い
・前駆症状に咽頭熱
・軟口蓋中心、口峡部に小水疱⇒アフタ・潰瘍

[頬粘膜には存在しない]

 問19 先天性風疹症候群の症状はどれか。全て選べ。

A.    心奇形
B.    歯の形成障害
C.    白内障
D.   小頭症
E.    神経衰弱

解答A,B.C.D,E

とりあえず、
三大症状として
「難聴」「白内障」「心奇形」は必ず覚えておこう。

それに加えて、「歯の形成障害」もとても大事です。
余裕があれば、「小頭症」「神経衰弱」を覚えておこう。

 問20 Tuner症について正しいのはどれか。全て選べ。

A.    Xモノソミー
B.    2次性徴発育不全
C.    小下顎
D.   不正咬
E.    高口蓋

解答A,B,C,D,E

これも定期的に出題されております。この選択肢は全て過去に出題されました。

問21 生活歯髄切断法の術式で3番目にくるのはどれか。

A.    ケミカルサージェリー
B.    水酸化カルシウムの貼付
C.    髄角除去
D.   歯髄切断
E.    歯冠部歯髄除去


解答D

CEDAB

手順としては、局所麻酔⇒ラバーダム⇒罹患歯質除去⇒天蓋除去⇒髄角除去歯冠部歯髄除去
[によって、根管口が明示される]⇒歯髄切断根管口よりも少し大きめのラウンドバーで
切断面を清掃[過酸化水素、次亜塩素酸ナトリウム]、止血[生理食塩水]
水酸化カルシウム貼付⇒離層[
GI]⇒修復

 問22
26ヶ月の女児。生後10ヶ月に下顎Aが自然脱落し、
最近、上顎
Aも動揺し始めている。疑われる疾患はどれか。
2つ選べ。


A.    外胚葉異形成症
B.    Down症候群
C.    先天性掌蹠角化症
D.   骨形成不全症
E.    低ホスファターゼ症

解答C,E

これは絶対にできてほしい問題だ。
乳歯の早期脱落と言われれば、
Papillon-Lefevre症候群(先天性掌蹠角化症)、低ホスファターゼ症。
それぞれ、常染色体劣性遺伝。





 問23 細胞内顆粒タンパクの輸送障害を起こすのはどれか。

A.    Down症候群
B.    先天性好中球減少症
C.    低ホスファターゼ症
D.   外胚葉異形成症
E.    Chediak-Higashi症候群



解答:E

選択肢には出題されている問題なので、もうそろそろ問題として出ても全然おかしくない疾患。

細胞内顆粒タンパクの輸送障害で、異常な巨大顆粒を形成し、
好中球の殺菌能力が低下する。
その結果、易感染性になり、皮膚や呼吸器で化膿性炎を生じる。
常染色体劣性遺伝。



 問24 広汎性発達障害に分類されるのはどれか。全て選べ。

A.    自閉症
B.    統合失調症
C.    アスペルガー症候群
D.   レット症候群
E.    知的障害

解答A,C,D,E

広汎性発達障害とは「社会性の獲得やコミュニケーション能力の獲得といった、
人間の基本的な機能の発達遅滞を特徴とする」


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