テロ事件でひっそりした仏パリですが、
この国ではエキノコッカス症は比較的よく遭遇するようです。
本邦では礼文島など北海道の一部でしか、
お目にかかれない稀なエキノコッカス。
20年ほど前にフランスに留学していた外科の先生が、
留学中にこのエキノコッカスに侵された肝臓を手術した経験があったとのこと。
手術中にのう胞が破れると、shock症状を起こしえるそうですが、
どうやって破れないようにオペするんですか?
と聞いたところ、破れても大丈夫なように特殊な吸引器を使うそうな。
ところで、何故フランスにエキノコッカス症の患者さんがいるのですか?
と、さらに聞いたところ、
北アフリカからの移民や旅行者が、アフリカで感染してフランス入国後に発症するのだそうです。
へー、知らなかったです。
確かに、
http://www.forth.go.jp/destinations/country/sahara_n.html というサイトによれば、
北アフリカは、エキノコックス症の流行地域です。
犬や野生動物の排泄物や河川の水から人に経口感染します。
動物との接触を避けるほか、食事の前には、きちんと手を洗いましょう。
また、河川や湧水の水を飲まないようにしましょう。
と、あります。
みなさん、北アフリカ旅行の際は気をつけましょう。
net上で調べた限りでは、
これがエキノコッカスのオペに用いられる器械でしょうか?
Perforator-Grinder -Aspirator apparatus というそうです。
動画で見られます。
http://datab.us/2dyCWfmOR6A#Perforator-Grinder-Aspirator apparatus for Hydatid Cyst of Liver. Kist aspiratörü
本ブログ内の関係記事 ↓
- 関連記事
-