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比較的若い女性の腸疾患
 
1st Aid Q&A USMLE Step 1 (3rd edi): GI No.12からの出題。
写真はオリジナルとは違います。

A 35-year-old woman prsents to the ER becuse of abdominal pain
and diarhea mixed with mucus and blood.
She also has ulcerated lesions with violaceous borders of her legs.
Gross blood is present on rectal examination.
A biopsy of her colon reveals inflammation
confined to the mucosa and submucosa, as shown in the image.
Whichi is the following would most likely be used to treat this patient?


35歳、女性。腹痛と粘血便を伴う下痢を主訴にERに来院。
下腿に暗紫色で縁取られた潰瘍病変を認めた。
直腸診で出血あり。
直腸のbiopsyで、下図の如く、粘膜と粘膜下に限局した炎症性病変を認めた。
本患者に対し、以下の治療のうち適当なものはどれか?


GI073.jpg
WebPathから引用

A) Infliximab
B) Nizatidine
C) Omeprazole
D) Ondanestron
E) Sucrafate
F) Sulfasalazine


解答:MOREへ

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解答

正解:F


本患者は潰瘍性大腸炎。
下腿病変は壊疽性膿皮症 pyoderma gangrenosum (図1)で、
本疾患の腸管外病変では初発病変であることが多い。

99G6.jpg

図1:壊疽性膿皮症
http://www8.atwiki.jp/kumedisiketai/pages/987.html

診断の決め手は、粘膜と粘膜下に限局した炎症性病変であることである。
Crohn病では、全層性病変であることに注意


症例提示した、組織像の説明 (WebPathから引用)
Microscopically, the inflammation of ulcerative colitis is confined primarily to the mucosa.
Here, the mucosa is eroded by an inflammatory process with ulceration t
hat undermines surrounding mucosa.
The resulting ulceration often has a flask shape .

http://library.med.utah.edu/WebPath/GIHTML/GI073.html


ちなみに、図2にCrohn病の組織像を示しておきます。
同じくWebPathから引用

GI061.jpg 
図2
Microscopically, Crohn disease is characterized by transmural inflammation.
Here, inflammatory cells (the bluish infiltrates) extend from mucosa
through submucosa and muscularis
and appear as nodular infiltrates
on the serosal surface adjacent to fat. Note the granulomatous inflammation

(From WebPath: http://library.med.utah.edu/WebPath/GIHTML/GI061.html)



F) Sulfasalazine サラゾピリンは、
潰瘍性大腸炎やクローン病等の炎症性腸疾患の治療に用いられる。
関節リウマチにおいても有効。
他の炎症性関節疾患(乾癬性関節炎)への有効性も確認されている。
(Wikipedia)


A) Infliximab ×
インフリキシマブは、抗ヒトTNF-αモノクローナル抗体である。
RA、およびクローン病、潰瘍性大腸炎、ベーチェット病によるぶどう膜炎、
尋常性乾癬、関節症性乾癬、膿疱性乾癬、乾癬性紅皮症、強直性脊椎炎、
腸管型ベーチェット病、神経型ベーチェット病、血管型ベーチェット病が認可されている生物学的製剤。
しかし、本疾患ではSulfasalazineが有効でないときの、2nd choiceなのだそうだ。
ということで ×。
広い意味では、正解でもおかしくはないのだが???


B) Nizatidine ニザチジン ×

ヒスタミンH2(胃酸の分泌を促す物質)のはたらきを強力に抑える作用や止血作用のある薬で、
代表的な消化性潰瘍(かいよう)の攻撃因子抑制剤


C) Omeprazole オメプラゾール ×

プロトンポンプ阻害薬に属する胃酸抑制薬の1つ。
胃の壁細胞に存在するプロトンポンプを直接抑制することによりH+の放出を阻害し、
胃酸の産生を抑制する。消化性潰瘍の治療に使用される。


D) Ondanestron ×

オンダンセトロン (ondansetron) は、5-HT3受容体拮抗薬として
抗がん剤などによる薬物性嘔吐の予防及び治療に用いられる。
ゾフラン (Zofran) という商品名。


E) Sucrafate ×

スクラルファート:粘膜保護薬のひとつ。
ショ糖硫酸エステルアルミニウム塩であり、
胃や十二指腸における潰瘍表面のタンパク質と結合して被膜を形成する。
スクラルファートはH2受容体拮抗薬やプロトンポンプ拮抗薬などの胃酸抑制薬による
治療後の再発防止を目的として使用されるアルミニウム化合物。

各薬物の説明は主にWikipediaからの引用。

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2015/11/26 17:30 消化管・肝胆膵 TB(-) CM(0)
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