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胃切除後合併症で嘔吐が生じる理由 とある医学生の雑記帳 (2015-05-24 配信)を改編 胃を摘出した後に 輸入脚とは十二指腸から胃に至る経路のこと。
輸入脚は捻れているために、そこにファーター乳頭から分泌されている胆汁や膵液がたまり鬱帯してしまう。 岐阜県総合医療センターより引用 胃切除後症候群 胃切除後におきるダンピング症候群 や輸入脚症候群(胆汁や膵液(すいえき)が輸入脚(=胃と空腸の吻合部から口側の空腸や十二指腸)の中にたまり、 内圧の上昇に伴って胆汁性嘔吐(おうと)をきたすもの)をはじめ 貧血、下痢、代謝障害その他の障害を一括して胃切除後症候群という。 ダンピング症候群:食後20~30分以内に起こる早期症状と食後2~3時間で起こる後期症状がある。 早期症状は血管運動性症状(全身倦怠(けんたい)感、めまい、頻脈、発汗、動悸(どうき)、起立不能)と 腹部症状(腸蠕動亢進(ちょうぜんどうこうしん)、腹部の膨満感や不快感、腹痛、悪心(おしん)、嘔吐、下痢)がある。 軽症のものまで含めると胃切除患者の10~20%に発生する。 食事の回数を増やして1回の食事量を減らし、過度に甘いもの、冷たいもの、熱いものの 摂取を控えるなどの食事療法だけで消失するものが多い。 自律神経機能調整剤や抗セロトニン剤も有効である。 後期症状は食後の一過性の高血糖に続く低血糖のために起こる症状で、 急激な高血糖をきたさぬよう食事の摂取法を変えればみられなくなる。 症状出現時には、すみやかに糖類を摂取し、血糖を補えば症状は消失する。 貧血: また胃切除後には鉄の吸収が障害され、鉄欠乏性貧血をきたしやすい。 さらに胃全摘後は、胃体部壁細胞から分泌されるキャッスルCastle内因子 (一定範囲の分子量をもつ糖タンパク)が欠乏してビタミンB12がほとんど吸収されないため、 加療せずにいると5年前後で巨赤芽球性貧血が出現する。 これら胃切除後の貧血は無胃性貧血とよばれ、鉄剤やビタミンB12の投与が有効である。
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