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問題:107歯B-25
歯科医師国家試験を突破するために! DCロムニーハウスがお手伝い 口腔外科国試ポイント April 30, 2014からの転用改編 107歯B-25 60歳の男性。 口底の腫脹を主訴として来院した。 1ヶ月前に気づき、徐々に増大してきたという。 腫脹部には波動を触知し、圧痛はない。 初診時の口腔内写真(A)、MRI(B)、 手術中と手術終了時の写真(C, D)を別に示す。 この手術法の選択理由はどれか。2つ選べ。 a.根治性が高い b.低侵襲である c.病変が多房性である d.病変の壁が脆弱である e.オトガイ下隙に増大している A ![]() B ![]() C ![]() D ![]() 解答:MOREへ スポンサーリンク この問題で大事なことは、写真が多いことに惑わされないこと。 必要なのはCの写真のみ。 この写真から何をしているかが読み取れればいいわけだ。 これは『開窓術』だ。 臨床実習や実際の手術写真を見ていないと難しいだろう。 だが、開窓術とわかれば、あとはその特徴を答えればいいだけだ 一つ一つ選択肢を見ていこう。 a. 根治性が高い・・・摘出術のほうが根治性が高い b. 低犯襲である・・・どう考えてもその通り c. 病変が多房性である・・・開窓は単房性に適応 d. 病変の壁が脆弱である・・・開窓とは嚢胞壁にメスをいれること。当然。 e. オトガイ下隙に増大している・・・関係なし この中から選ぶとしたらbとdとなる。 ポイントノート この問題は写真から『開窓術』と読み取ることが必要だが、実はこれが意外と難しかったのではないだろうか。 というのも、一度でも術式を見たことがある人なら即答できるが、見たことのない人は資料に頼らざるを得ない。 しかし、私が調べた限り、教科書、過去の歯科医師国家試験の写真集、 麻生デンタルアカデミーのNEWTEXTなどにも、開窓の図は載っていない。 唯一、サクシンクト口腔外科学にて図が載っていたのみだった。 おそらく、誰もこのような形で出題されるとは思っていなかったのだと分かる。 よって、開窓や摘出などのスタンダードな手術はネットをはじめ、 多くの資料から自分なりに映像化できるようにすることが大切だと思う。 開窓術(副腔形成術) 目的 嚢胞壁の一部を切除して口腔や鼻腔に副腔を形成する手術。 嚢胞腔を減圧することで病変の縮小をはかる。 適応症 ●大きな単房性の顎骨嚢胞 ●含歯性嚢胞の原因歯の誘導を試みる場合 ●術後性上顎嚢胞 ●ガマ腫 手術のポイント ●切開線は、骨の露出を最小限に抑えるため、嚢胞の辺縁に設定する(A) ![]() ●最終的に、抗菌薬含有軟膏ガーゼを副腔に挿入し、創の安静をはかる。 |
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