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病理ポイント集3:腫瘍総論
歯科医師国家試験を突破するために! DCロムニーハウスがお手伝い 15分で学べる国試ポイント集 から引用改編 ●発癌のプロセス 近年の国試には、穴埋め形式でプロセスを問うものが多い。 もちろん、組織診、細胞診のプロセスも大切だが、 発癌のプロセスも見ておこう。 ① イニシエーション 「変異細胞」が生まれるフェーズ ② プロモーション 変異細胞が上皮異形成を起こし、「前癌病変」になるフェーズ ③ プログレッション 不可逆的な「癌細胞」になる最終フェーズ そもそも、最初の段階で変異細胞が生まれる経緯は、 癌抑制遺伝子に変異が生じることによる。 ![]() http://www.nissui.co.jp/academy/eating/08/02.html ●発癌遺伝子と癌抑制遺伝子 ![]() 癌抑制遺伝子 重要なものは、黄色枠で囲う
●細胞異型 と構造異型 1 構造異型:異形成、dysplasia たちのよい細胞から悪い細胞の細胞配列異常といえばよいのか? 構造上の異型、分化度。 発生母体の構造に近いほど分化した腫瘍という。 悪性度が高いほど異型度は大きく分化度は低い。 異型度:まっとうな組織と形態的にどれだけグレているか度 分化度:もとの組織に構造的に近いほど分化が高い
2 細胞異型: 細胞そのものが、たちがよいのか、悪いのか? まっとうな細胞からの隔たり 悪性腫瘍は異型度が高い(とーくに来たもんだ)
http://www10.atpages.jp/asunaro99/sinkyuu/2byori/08byori.html 病理:腫瘍総論:問題も含めて参考に!!問題を解きながら確認しましょう。 ●悪性腫瘍 ・上皮性:癌腫(carcinoma) ・非上皮性:肉腫(sarcoma) ・混合性:mixed tumor 2つ以上の組織に由来する腫瘍 例えば、多形腺腫やミュラー管混合腫瘍 (en:Mixed Müllerian tumor) がある。 ![]() 赤:cancer, 青:sarcoma (http://www2.plala.or.jp/oniwa-kokko/saibousin/gangan.html から引用) *********** carcinoma(cancer) と sarcoma の違い 簡単に述べると(あくまでも最低限の目安)、 外界とつながる管腔臓器の上皮性組織が悪性化したもの ⇒ 癌 carcinoma 外界とつながりを持たない非上皮性組織から生じた悪性腫瘍 (閉鎖性空間にある組織:骨・関節、筋肉、脂肪、血管、結合組織など) ⇒ 肉腫 sarcoma *********** ●良性腫瘍 「被膜」はある。 悪性腫瘍は「被膜」は無いor不完全 ●混合腫瘍 ・線維脂肪腫 ・脂肪粘液腫 ・多形腺腫 麻布の模試では×という情報がありました。 基本的には上皮性非上皮性混合腫瘍です。 『混合腫瘍』と『混合性腫瘍』では意味が若干異なりますが、 国試的には『上皮性腫瘍』と分類されている可能性が高いようです。 『歯牙腫』が答えになったとのことですが、確実に言えることは、 次にあげるものは、混合性腫瘍で○ になります。 ・奇形腫 ・線維腺腫 ・癌肉腫 ・歯牙腫 ・石灰化嚢胞性歯原性腫瘍 ・エナメル上皮線維腫
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