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病理ポイント集5:口腔病理 各論2
歯科医師国家試験を突破するために! DCロムニーハウスがお手伝い 15分で学べる国試ポイント集 から引用改編 ●白板症らしきものがあったら、まずどうするか? ![]() http://zetu.d-clinic.net/hakubannsyou.shtml まず、「切除」の前に、生検をする。 生検のプロセスはご存知ですか? 生検⇒固定⇒脱灰⇒切り出し⇒包理⇒薄切り⇒染色⇒観察 仮に、原因が義歯の刺激である場合は、「義歯調整」を行う。 ●扁平苔癬は大丈夫? これは白板症と並んで毎年出題されていますね。 基本特徴は「頬粘膜」「両側」「痛みあり」「リンパ球の帯状浸潤」 ・・・これで白板症との鑑別ができます。 原因には「金属アレルギー」「刺激」 そして、※HCV※も関与していることがある。 ※最近は病理組織を細かく聞く傾向にあるので、次にポイントをまとめます。 ・錯角化層の肥厚 ・上皮下にリンパ球の帯状浸潤 ・上皮突起はギザギザ(鋸歯状)に変化する ・基底細胞付近に「コロイド体」がみられる ・基底細胞の水症性変化 ・基底細胞直下の好酸性帯 参照サイト:http://www.usamimi.info/~ororz/chap5/501-1.htm みて学ぶ口腔病理 治療は「ステロイド」「金属冠除去(アレルギーの場合)」ビタミンA、レーザーなど。 ●前癌状態と前癌病変 仮に本番で、前癌病変と間違えたら泣くに泣けませんね。 意外と知られていないのは『梅毒』『乳頭腫』、『表皮水疱症』など。 定義は「癌の危険性が優位に増加した一般的状態」 前癌病変は「癌化しやすい形態変化を起こしている状態」 なので、違うものです。 次に前癌状態を書きます。 ① Plummer-vinson症 ② 口腔粘膜下線維症 ③ 梅毒 ④ 乳頭腫 ⑤ 表皮水疱症 ⑥ 色素性乾皮症 ⑦ エリテマトーデス ⑧ 扁平苔癬 以下、Oral Studio と みんなの歯学~歯学総合研究所 から 引用改編 ●前癌病変の定義 正常組織よりも癌を発生しやすい形態学的に変化した組織。(WHO 1972年) 「前癌病変と前癌状態の違い」については、簡潔にいうと、 前癌病変では、既に肉眼でも確認できるようなダイナミックな形態的変化が見られます。 それだけに、癌になる一歩手前まで来ていると捉えることができるのです。
●前癌病変と前癌状態に含まれる疾患 ●Gardner症候群 まずは原因から、 『常染色体優先遺伝』 「APC遺伝子」の欠失 家族性の症候群 ともいわれている。 症状は、 とても有名な「多発性大腸ポリポージス」「多発性骨腫」など。 その他、「過剰歯」、「埋伏歯」、「歯牙腫」などの口腔内の異常もみられる。 まあ、簡単にいうと、歯が増えたり、埋まったりしている。歯の形に異常はない。 形に異常を起こすのは、昨年も出題された『口唇口蓋裂』である。 同様に、 ポリポージスを形成するものして、 「Peutz-Jeghers症候群」 (同様に常染色体優先遺伝)がある。 これはメラニン色素の沈着があるため、 しばしば、Gardner症にもメラニン色素があると混合されがちだが、「ない」。 ちなみに、共通するのは、 ともに、『常染色体優先遺伝』で、『ポリポージスが癌化』する可能性があるという点。 ●基底細胞母斑症候群 別名は「Gorlin-Goltz症」 これも原因は、『常染色体優先遺伝』で、家族性の症候群ともいわれている。 症状は 「多発性基底細胞上皮腫」 「多発性顎嚢胞」 「大脳嫌(脳硬膜)の石灰化」 「骨の病変(二分肋骨、側彎など)」 「手掌の点状小窩」「両眼隔離」 最後の2つを忘れている人が多いが、この症候群はとても大切なので、細かく覚えてください。 これもGardner症同様に、 「多発性」の症状を呈する。 同様に、癌化することもある。 口腔外科 予想問題7:遺伝、先天異常、骨系統疾患を参照
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