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病理ポイント集6:免疫、アレルギー、膠原病


歯科医師国家試験を突破するために! DCロムニーハウスがお手伝い

15分で学べる国試ポイント集 から引用改編




●四型アレルギー

抗体関与なし。
接触性皮膚炎や金属アレルギー


allergy4.jpg 
http://spider.art.coocan.jp/biology2/allergy2012.htm



●膠原病・・・自己免疫疾患のうち、フィブリノイド変性を生じるもの

・SLE(全身性エリテマトーデス)
・PSS(強皮症)
・RA(関節リウマチ)
・PM、DM(多発性筋炎、皮膚筋炎)
・PN(多発性動脈炎=結節性動脈周囲炎)

☆ちなみに、自己免疫疾患は「女性」に多い が、
唯一、「Behcet病」「多発性動脈炎=結節性動脈周囲炎」は男性に多い


●リウマチ性顎関節炎

膠原病のリウマチの部分症。
フィブリンの沈着、パンヌス形成の進行がみられ、陳旧化により癒着を起こす。

RA因子だけでなく、抗CCP抗体がRAに特異度が高いようです。
この辺も歯科国試に出るかどうか?

panus 

http://www.ops.dti.ne.jp/~nfukuma/RA/RA%20FAQ/about%20RA/default.htm


RAの診断基準
e0156318_2130123.jpg 
http://heart-clinic.jp/index.php?:関節リウマチ

全身性疾患における口腔内病変


参照

●唾液腺疾患のポイント4つ

①Mikulicz病
唾液腺と涙腺が対称性に腫脹
治療は「ステロイド」

病理学:頭頸部疾患1


参照

②Frey症候群・・・難治性
耳下腺のオペにて、耳介側頭神経の障害が生じ、発汗、皮膚の発赤

以下、Oral studio から

別名、耳介側頭症候群、味覚性発汗症候群。
・耳下腺手術の後遺症
・食事の際に味覚刺激により耳下腺部の発赤と発汗を見る現象

《原因》
手術の際に切断された副交感神経と交感神経がミスマッチ

【ワンポイント】
手術や外傷で損傷された耳介側頭神経の唾液分泌神経(副交感神経)が再生する際、耳前皮膚に迷入し、
汗腺との誤連絡が生じることにより起こるとされる。

食物摂取時に耳前部(耳介側頭神経領域)に発汗、発赤が出現する。
でんぷんを耳前部につけて、食事時の発汗を観察。経過観察。

③Kuttner症候群(慢性硬化性唾液腺炎)
顎下腺内が線維化することで、顎下線が硬化する。
導管周囲にリンパ球浸潤がみられる。
腺房細胞の萎縮、消失、導管の拡張をきたす。
治療は「異物除去」「顎下腺摘出術」

Heerfordt症候群:
耳下腺の腫脹、ぶどう膜炎、口腔乾燥、顔面神経麻痺
治療は「ステロイド」

☆Mikulicz病、Heerfordt症候群は「ステロイド」
☆Heerfodt症候群は耳下腺腫脹、口腔乾燥、顔面神経麻痺


●再生不良性貧血(自己免疫疾患) aplastic anemia
・血清鉄増加する
・先天性のものを「Fanconi貧血」という。

再生不良性貧血では,全能性幹細胞の分裂・分化能の低下により,造血が低下する.

再生不良性貧血の赤血球は,正球性正色素性です.

再生不良性貧血では,2次的な変化として,鉄の消費が減少し,
貯蔵鉄(フェリチン)と血清鉄とが増大
します.

また,(フェリチンが増大するため)血清フェリチンが増大,
(フェリチンが増大するため,逆相関で)総鉄結合能:total iron-binding capacity (TIBC)は減少,
(TIBCが減少し,血清鉄が増加するため)
不飽和鉄結合能:unbound iron-binding capacity (UIBC)は減少します.
これらの変化は細い矢印で図示してあります.

aplastic.jpg 

http://physiol.umin.jp/blood/rbc/030_080/030_080.html


●溶血性貧血(自己免疫疾患)
・直接クームス試験で陽性
・先天性のものを「サラセミア」という。

直接クームス試験:赤血球表面に結合している抗体あるいは補体を検出するもの

間接クームス試験:血清中の抗赤血球抗体を検出するもの



●分泌型IgAはどこで分泌されるか?
・小腸のリンパ節・パイエル板
・唾液腺
・肺

antibody-Ig.jpg 
http://www.kudan-atopy.com/immnology/immnology.html


●凝集反応

検査名
・RAテスト:関節リウマチ

・Widal反応:サルモネラ、チフス


・Weil-Felix反応:リケッチア

・赤血球凝集反応:ABO式血液型、Rh式血液型

・Coombs試験:溶血性貧血


●沈降反応

・Ouchterlony法 二重免疫拡散法
fuzu36.gif 
http://homepage2.nifty.com/cryomedicine/wdR_Z.htm

・免疫電気泳動法

免疫電気泳動は、アガロース膜で電気泳動した後、
側溝に特定の免疫グロブリンのみと反応する抗血清を入れ、
生じた沈降線がどんな大きさ、位置かをみる検査です。
使う抗血清の種類によっては、M蛋白の種類を判定できます。


●AIDS

ヘルパーT細胞の減少にて「細胞性免疫」「体液性免疫」がともに抑制。

発症後、5年以内に95%が死亡する。

口腔内症状:カンジダ症、口唇ヘルペス、帯状疱疹、乳頭腫、毛様白板症(EBV)、
         Kaposi肉腫(CMV)、壊死性潰瘍性歯肉炎。

治療:多剤併用療法、逆転写酵素阻害薬、プロテアーゼ阻害薬

以下のサイトに参考となる問題あります。
lastにあるAIDS関連の6題は、歯科国試には必要のない問題もあります。
あくまでも、AIDSとをいう病気を知る意味で参照のこと。

同性愛者の頭痛

背中の不気味な皮疹

AIDS関連の6題



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2015/12/05 22:53 病理:歯科 TB(-) CM(0)
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