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組織学の問題:歯、舌、唾液腺
東海大医学部のサイトから引用された ものでしたが、今は削除されたようです。 スポンサーサイト ![]() 問 1 歯に関する次の文のうち、誤っているものはどれか。一つ選べ。 1. 歯髄腔面に分布する象牙芽細胞から細胞質の突起が象牙細管中に伸びる。 2. エナメル質は人体組織で最も硬く、エナメル芽細胞がつくったエナメル小柱からなる。 3. 象牙質は、形成されてすぐには石灰化せず、象牙前質と呼ばれる。 4. エナメル芽細胞は象牙質・エナメル質境界部にあり、エナメル質を再生する。 5. セメント質は、歯根の象牙質を包み、多数のシャーピーの線維が入り込む。 問 2 舌に関する次の文のうち、誤っているものはどれか。一つ選べ。 1. 糸状乳頭は、先がとがった乳頭で舌をざらざらにしており、舌背の全面をおおう。 2. 茸状乳頭は、マッシュルーム形の乳頭で上皮が角化しており、舌背に散在する。 3. 有郭乳頭は、分界溝の前に並ぶ大型の乳頭で、側面に味蕾が多く分布する。 4. 有郭乳頭の溝には漿液性のエブネル腺の導管が開口している。 5. 葉状乳頭は舌後部の側面にあるが、ヒトでは発達が悪い。 問 3 唾液腺に関する次の文のうち、誤っているものはどれか。一つ選べ。 1. 耳下腺は純漿液腺で終末部に漿液性半月が多数見られ、介在部が比較的長い。 2. 顎下腺は粘液細胞と漿液細胞を含む混合腺で、線条部がよく発達している。 3. 舌下腺は混合腺で粘液性の終末部が多く、線条部は発達が悪い。 4. 小唾液腺は、口唇腺、口蓋腺、舌腺などからなり、線条部はない。 5. 線条部の基底部にはミトコンドリアが並び、水を吸収し重炭酸塩を分泌する。 問 4 次の図のうち線条部はどれか。A~Eのなかから一つ選べ。 ![]() 問 5 次の図は発生しつつある歯である。象牙芽細胞はA~Eのどれか。一つ選べ。 ![]() 解答:MOREへ スポンサーサイト ![]() スポンサーリンク 問 1 正解=4 1. 正しい。 象牙芽細胞は、象牙質中の象牙細管のなかにトームスの線維と呼ばれる突起を伸ばしている。 エナメルと異なり、象牙質は、いわば、生きた組織と言える。 2. 正しい。 3. 正しい。 HE標本では、象牙前質は象牙質と比べて薄く染まる。 4. 誤り。 エナメル芽細胞は、歯が生えるころには消失し、エナメルは再生しない。 5. 正しい。 問 2 正解=2 1. 正しい。 糸状乳頭の上皮は角化しており、白っぽく見える。 2. 誤り。 茸状乳頭は、マッシュルーム形の乳頭で上皮が角化しないため、舌背に赤い小さな丸い点に見える。 3. 正しい。 4. 正しい。 これは、エブネル腺の分泌液で舌を洗い、味蕾で常に新しい味が感じられるようにするためだと考えられる。 5. 正しい。 問 3 正解=1 1. 誤り。 耳下腺は純漿液腺で終末部に漿液細胞が並ぶ。 漿液性半月は、混合腺である顎下腺や舌下腺で、粘液腺房のまわりを半月形の漿液細胞が取り囲むように 見えるところから名付けられている。 2. 正しい。 3. 正しい。 4. 正しい。 小唾液腺は、口唇腺、口蓋腺、頬腺、舌腺(エブネル腺を含む)などからなる。 5. 正しい。 線条部の基底部には基底陥入が見られるが、光学顕微鏡では観察できない。 その間にミトコンドリアが並び、水やミネラルを吸収し、重炭酸塩を分泌する。 その意味で、耳下腺や顎下腺は、複合管状胞状腺ということになる。 スポンサーサイト ![]() 問 4 正解=A ![]() A 線条部 B 漿液性腺終末 C 介在部 D 小動脈 E 粘液性腺終末 問 5 正解=C ![]() C:象牙芽細胞、D:エナメル芽細胞 スポンサーサイト ![]() |
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