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唾液腺腫瘍関係の問題 です


Recurrent-parotid-tumor.jpg 
http://www.parotidmd.com/revision-parotidectomy/


臨床検査技師国試対策のHPに載っていた問題。
参考まで。
細胞診の細かいところまでは必要ないかも?

知識の泉:問題を解いてみよう!(唾液腺) から
http://www.soarer.hoken.med.yamaguchi-u.ac.jp/Wiki/?%CC%E4%C2%EA%A4%F2%B2%F2%A4%A4%A4%C6%A4%DF%A4%E8%A4%A6%21%28%C2%C3%B1%D5%C1%A3%29


1年用

( )をうめなさい。

唾液腺腫瘍の好発部位とその特徴的な細胞所見
Warthin腫瘍-(     )-(     )
腺房細胞癌-(     )-(      )
粘表皮癌-(     )-(     )

2~3年用(細胞検査士認定試験)

1)唾液腺腫瘍
( )ワルチン(Wirthin)腫瘍から悪性リンパ腫が発生する頻度が高い。
( )腺房細胞癌の細胞診は正常細胞との鑑別がしばしば問題となる。
( )腺様嚢胞癌は末梢神経浸潤による痛みを伴いやすい。
( )低悪性度粘表皮癌は,充実性増殖し粘液細胞が少ない。
( )口腔底では悪性腫瘍が多い。
( )多形腺腫内癌はEBウイルスの関連性が強い。
( )唾液腺腫瘍では腺様嚢胞癌が最も多い。
( )基底細胞腺腫では筋上皮細胞への分化が見られない。
( )オンコサイトーマでは異常ミトコンドリアが増加している。

2)多形腺腫
( )多形腺腫が悪性化することはない。
( )ほとんどが小唾液腺に発生する。
( )急速に増大することが多い。
( )被膜をもつことが多い。
( )形質細胞様細胞の出現もみられる。
( )粘液腫様部分には筋上皮細胞が目立つ。
( )多形腺腫の粘液腫様物質はギムザ染色でメタクロマジーを示す。
( )多形腺腫の粘液は上皮由来である。
( )多形腺腫は耳下腺発生が少ない。

3)ワルチン腫瘍
( )ワルチン腫瘍は多彩なリンパ球が出現する。
( )ワルチン(Warthin)腫瘍は耳下腺に発生することが多い。

4)ワルチン(Warthin)腫瘍の細胞診でみられるものはどれか。
( )リンパ腫細胞
( )好酸性細胞
( )扁平上皮化生細胞
( )泡沫細胞(組織球)
( )筋上皮細胞

5)腺癌
( )多形低悪性度腺癌は多彩な組織像が特徴である。
( )多形低悪性度腺癌は小唾液腺に発生することが多い。

6)腺房細胞癌
( )腺房細胞癌では腫瘍成分として筋上皮細胞がみられる。
( )腺房細胞癌は顆粒状細胞質の漿液腺類似の細胞からなる。
( )腺房細胞癌では空胞化細胞が見られる。

7)粘表皮癌
( )粘表皮癌では基底膜成分からなる硝子球がみられる。
( )腺様嚢胞癌では粘液球がみられる。
( )腺様嚢胞癌は筋上皮細胞が見られる。

8)唾液腺腫瘍の穿刺吸引細胞診で筋上皮細胞が目立つものはどれか。
( )多形腺腫
( )ワルチン(Warthin)腫瘍
( )腺房細胞癌
( )粘表皮癌
( )腺様嚢胞癌

9)唾液腺の穿刺吸引細胞診
( ) 正常唾液腺では導管上皮よりも腺房細胞が多く認められる。
( ) 多形腺腫では粘液腫様間質性粘液が認められる。
( ) 腺様嚢胞癌では粘液球が認められる。
( ) ワルチン(Warthin)腫瘍では壊死性背景が認められることがある。
( ) 粘表皮癌では角化細胞が多く認められる。
( ) 正常唾液腺から採取される細胞量は少ない。
( ) 正常唾液腺では腺房細胞よりも導管上皮が多く認められる。

解答:MOREへ

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解答



1年用


( )をうめなさい。

  • 唾液腺腫瘍の好発部位とその特徴的な細胞所見
    • Warthin腫瘍-(小唾液腺)-(オンコサイト、小リンパ球)
    • 腺房細胞癌-(耳下腺)-(顆粒状~微細空砲状)
    • 粘表皮癌-(耳下腺・小唾液腺)-(粘液細胞、扁平上皮細胞、中間細胞)


2~3年用(細胞検査士認定試験)

  • 唾液腺腫瘍
    (×)ワルチン(Wirthin)腫瘍から悪性リンパ腫が発生する頻度が高い
    ()腺房細胞癌の細胞診は正常細胞との鑑別がしばしば問題となる.
    ()腺様嚢胞癌は末梢神経浸潤による痛みを伴いやすい
    (×)低悪性度粘表皮癌は,充実性増殖し粘液細胞が少ない
    ()口腔底では悪性腫瘍が多い
    (×)多形腺腫内癌はEBウイルスの関連性が強い
    (×)唾液腺腫瘍では腺様嚢胞癌が最も多い→多形腺腫が多い
    (×)基底細胞腺腫では筋上皮細胞への分化が見られない→みられる
    (×)オンコサイトーマでは異常ミトコンドリアが増加している→ミトコンドリアは増加するが、異常ミトコンドリアではない
  • 多形腺腫
    (×)多形腺腫が悪性化することはない→5~10%に悪性が生じる
    (×)ほとんどが小唾液腺に発生する→耳下腺がほとんど
    (×)急速に増大することが多い→緩徐
    () 被膜をもつことが多い
    ()形質細胞様細胞の出現もみられる
    ()粘液腫様部分には筋上皮細胞が目立つ
    ()多形腺腫の粘液腫様物質はギムザ染色でメタクロマジーを示す
    (×)多形腺腫の粘液は上皮由来である→間質由来の粘膜
    (×)多形腺腫は耳下腺発生が少ない→多い
  • ワルチン腫瘍
    (×)ワルチン腫瘍は多彩なリンパ球が出現する→ほとんどが小リンパ球
    ()ワルチン(Warthin)腫瘍は耳下腺に発生することが多い
  • ワルチン(Warthin)腫瘍の細胞診でみられるものはどれか
    (×)リンパ腫細胞→成熟リンパ球
    ()好酸性細胞
    ()扁平上皮化生細胞
    ()泡沫細胞(組織球)
    (×)筋上皮細胞→多形腺腫
  • 腺癌
    ()多形低悪性度腺癌は多彩な組織像が特徴である
    ()多形低悪性度腺癌は小唾液腺に発生することが多い
  • 腺房細胞癌
    (×)腺房細胞癌では腫瘍成分として筋上皮細胞がみられる→腫瘍成分としてではない。
    ()腺房細胞癌は顆粒状細胞質の漿液腺類似の細胞からなる.
    ()腺房細胞癌では空胞化細胞が見られる.
  • 粘表皮癌
    (×)粘表皮癌では基底膜成分からなる硝子球がみられる→腺様嚢胞癌

  • 腺様嚢胞癌
    ()腺様嚢胞癌では粘液球がみられる
    ()腺様嚢胞癌は筋上皮細胞が見られる
  • 唾液腺腫瘍の穿刺吸引細胞診で筋上皮細胞が目立つものはどれか.
    ()多形腺腫
    (×)ワルチン(Warthin)腫瘍
    (×)腺房細胞癌
    (×)粘表皮癌
    ()腺様嚢胞癌
  • 唾液腺の穿刺吸引細胞診
    () 正常唾液腺では導管上皮よりも腺房細胞が多く認められる.
    () 多形腺腫では粘液腫様間質性粘液が認められる
    () 腺様嚢胞癌では粘液球が認められる
    () ワルチン(Warthin)腫瘍では壊死性背景が認められることがある
    (×) 粘表皮癌では角化細胞が多く認められる
    →扁平上皮癌とも腺癌細胞とも区別がつかない中間細胞が多い
    () 正常唾液腺から採取される細胞量は少ない
    (×) 正常唾液腺では腺房細胞よりも導管上皮が多く認められる→腺房細胞

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