スポンサーリンク 108回歯科国試B:口腔外科(腫瘍) - 医療関係資格試験マニア
fc2ブログ
様々な医療福祉関係の資格試験に挑むブログ
プロフィール

かず

Author:かず
某総合病院で日々、臨床で忙しい医師カズです。
各種医療職の資格試験問題に挑戦しつつ、資格を目指す方々を励ますブログです。
内容は、国内の医師、歯科、薬剤師、看護師国試など、さらには米国医師資格試験(USMLE)、米国歯科医師資格試験(NBDE)あたりの問題にも挑戦する予定です。
応援よろしくお願いいたします。

ブログ使用時の注意点:
PCビューで見ると、答えが隠れています。
解答を見る場合は、”MORE”ボタンをクリックして下さい。
スマホですと、全てが表示されてしまうので演習目的の場合はPCビューがお勧めです。

広告
カテゴリ
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
学校・教育
9位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
その他
2位
アクセスランキングを見る>>
楽天お勧め
google+1
108回歯科国試B:口腔外科(腫瘍)


108B-5  

22 歳の男性。オトガイ下の膨隆を主訴として来院した。
1年前から同部の腫脹に気付いたが疼痛がないため放置していたところ、徐々に増大してきたという。
嚢胞性疾患の診断のもと摘出術を施行した。
初診時の顔貌写真(別冊No. 5A)と摘出物のH-E 染色病理組織像(別冊No. 5B)を別に示す。
診断はどれか。1 つ選べ。

108B-5AB.png 
a ガマ腫
b 類皮嚢胞
c 類表皮嚢胞
d 甲状舌管嚢胞
e リンパ上皮性嚢胞


108B-16 
65 歳の男性。右側上唇部の違和感を主訴として来院した。
1年前から気付いていたが疼痛がないため放置していたという。
右側鼻唇溝は消失し、口腔内から触診すると波動を認める。
エックス線検査では骨には異常所見は認めない。試験穿刺を行った。
初診時の口腔内写真(別冊No. 16A)と試験穿刺時の内容液の写真(別冊No. 16B)
を別に示す。
最も考えられるのはどれか。1 つ選べ。

108B-16.png
a 歯根嚢胞
b 鼻歯槽嚢胞
c 含歯性嚢胞
d エナメル上皮腫
e 角化嚢胞性歯原性腫瘍


108B-35 
60 歳の男性。歯肉の腫脹を主訴として来院した。
3年前に腫脹に気付いていたが放置していた。
その後徐々に増大し、咬み合わせができなくなってきたという。
初診時の口腔内写真(別冊No. 35A)、エックス線写真(別冊No. 35B)、
CT(別冊No. 35C)及び生検時のH-E 染色病理組織像(別冊No. 35D)を別に示す。
診断名はどれか。1つ選べ。


108B-35.png
a 歯原性粘液腫
b 角化囊胞性歯原性腫瘍
c エナメル上皮線維歯牙腫
d 石灰化囊胞性歯原性腫瘍
e 石灰化上皮性歯原性腫瘍



108B-39 
61 歳の女性。下顎右側大臼歯部の腫脹を主訴として来院した。
2か月前から同部の腫脹に気付いていたが放置していたところ、
最近6 5 の動揺が高度になってきたという。
初診時のエックス線写真(別冊No. 39A)、CT(別冊No. 39B)
及び生検時のH-E 染色病理組織像(別冊No. 39C)を別に示す。
;診断名はどれか。1つ選べ。
108B-39.png


a 骨肉腫
b 扁平上皮癌
c エナメル上皮腫
d 線維性異形成症
e 慢性下顎骨骨髄炎


108B-40 
36 歳の男性。口腔粘膜の接触痛を主訴として来院した。
10か月前から口蓋がしみるようになり、次第に口腔内全体がヒリヒリ痛むようになったという。
初診時の口腔内写真(別冊No. 40A)と生検時のH-E 染色病理組織像(別冊No. 40B)を別に示す。
発症と関係するのはどれか。1つ選べ。

108B-40.png

a BP180
b ラミニン
c Ⅶ型コラーゲン
d デスモグレイン3
e MMP〈Matrix metalloproteinase〉



解答:MOREへ

スポンサーリンク


解答

108B-5  

22 歳の男性。オトガイ下の膨隆を主訴として来院した。
1年前から同部の腫脹に気付いたが疼痛がないため放置していたところ、徐々に増大してきたという。
嚢胞性疾患の診断のもと摘出術を施行した。
初診時の顔貌写真(別冊No. 5A)と摘出物のH-E 染色病理組織像(別冊No. 5B)を別に示す。
診断はどれか。1 つ選べ。

108B-5AB.png 
a ガマ腫
b 類皮嚢胞
c 類表皮嚢胞
d 甲状舌管嚢胞
e リンパ上皮性嚢胞

解答 B

表皮に類似した角化型重層扁平上皮で被覆された嚢胞壁には脂腺、末梢神経組織や汗腺
ということで、dermoid cyst?
epidermoid cystとのDDよう分かりませぬ。


108B-16 

65 歳の男性。右側上唇部の違和感を主訴として来院した。
1年前から気付いていたが疼痛がないため放置していたという。
右側鼻唇溝は消失し、口腔内から触診すると波動を認める。
エックス線検査では骨には異常所見は認めない。試験穿刺を行った。
初診時の口腔内写真(別冊No. 16A)と試験穿刺時の内容液の写真(別冊No. 16B)
を別に示す。
最も考えられるのはどれか。1 つ選べ。

108B-16.png
a 歯根嚢胞:?
b 鼻歯槽嚢胞:場所的に合う
c 含歯性嚢胞:親知らず周囲の埋没歯周囲のcystにて違う
d エナメル上皮腫:歯原性腫瘍にて、このようなserous fluidは吸引されない
e 角化嚢胞性歯原性腫瘍:これも、液が溜まる疾患ではないのだろう。

解答 B


108B-35 
60 歳の男性。歯肉の腫脹を主訴として来院した。
3年前に腫脹に気付いていたが放置していた。
その後徐々に増大し、咬み合わせができなくなってきたという。
初診時の口腔内写真(別冊No. 35A)、エックス線写真(別冊No. 35B)、
CT(別冊No. 35C)及び生検時のH-E 染色病理組織像(別冊No. 35D)を別に示す。
診断名はどれか。1つ選べ。


108B-35.png
a 歯原性粘液腫
b 角化囊胞性歯原性腫瘍
c エナメル上皮線維歯牙腫
d 石灰化囊胞性歯原性腫瘍
e 石灰化上皮性歯原性腫瘍

解答 D


108B-39 
61 歳の女性。下顎右側大臼歯部の腫脹を主訴として来院した。
2か月前から同部の腫脹に気付いていたが放置していたところ、
最近6 5 の動揺が高度になってきたという。
初診時のエックス線写真(別冊No. 39A)、CT(別冊No. 39B)
及び生検時のH-E 染色病理組織像(別冊No. 39C)を別に示す。
;診断名はどれか。1つ選べ。

108B-39.png


a 骨肉腫
b 扁平上皮癌
c エナメル上皮腫
d 線維性異形成症
e 慢性下顎骨骨髄炎

解答 B

HE染色で、癌真珠が顕著。
で、b?


癌真珠とは何か

癌真珠とは扁平上皮癌で見られる所見であり、
核を含んだ角質からなる同心円上の構造物である。

扁平上皮癌の組織的特徴として角化があるが、
これはがん細胞の細胞質においてケラチンが蓄積することによる。

ケラチン産生の亢進している扁平上皮細胞が密集して円形の集団となると、
顕微鏡レベルでは真珠の玉の様に見えることから癌真珠と呼ばれるのである
(ケラチンはHE染色で赤く染まる)。

また、扁平上皮癌の他の所見としては細胞間橋形成やシート状配列も代表的。

(*ケラチンとは上皮細胞の中間径フィラメントであり、細胞骨格を構成するタンパク質の1つである。)

http://tsunepi.hatenablog.com/ より


108B-40 
36 歳の男性。口腔粘膜の接触痛を主訴として来院した。
10か月前から口蓋がしみるようになり、次第に口腔内全体がヒリヒリ痛むようになったという。
初診時の口腔内写真(別冊No. 40A)と生検時のH-E 染色病理組織像(別冊No. 40B)を別に示す。
発症と関係するのはどれか。1つ選べ。

108B-40.png 

各選択肢の解説

a BP180
  水疱性類天疱瘡と抗BP180抗体
  http://ivd.mbl.co.jp/autoimmune_bullous/desmoglein.html

b ラミニン
   ラミニンは、IV型コラーゲン、ニドゲン、パールカンとともに基底膜を形成し、
   細胞接着において中心的な役割を果たしている。
   肝細胞がんとの関係

c Ⅶ型コラーゲン
   非線維性コラーゲン。
   基底膜を構成する主成分であり、網目状のネットワークを形成し、基底膜の骨格構造を支えている。
   (Wikipedia)
   
d デスモグレイン3
    尋常性天疱瘡抗原はデスモグレイン3(Dsg3)、
   落葉状天疱瘡抗原はデスモグレイン1(Dsg1)である。
   尋常性天疱瘡は、さらに粘膜優位型と粘膜皮膚型に分類される。
   粘膜優位型尋常性天疱瘡では、Dsg3に対する自己抗体のみを認めるのに対し、
   粘膜皮膚型尋常性天疱瘡ではDsg3およびDsg1に対する自己抗体が検出される。
   http://www.nanbyou.or.jp/entry/300

e MMP〈Matrix metalloproteinase〉
   慢性関節リウマチ(RA)や変形性関節症(OA)の主要病変である関節軟骨の破壊に
   マトリックスメタロプロテアーゼ(MMP)と総称される一連の蛋白分解酵素が重要な役割を果 たしている。
   http://www.okayama-u.ac.jp/user/hos/kensa/jikoab/mmp-3.htm


肉眼像:口腔、口蓋に水疱形成や水疱破裂によると思われるびらん

ミクロ:粘膜上皮内で基底細胞層と棘細胞層間の水疱形成
    水疱内には浮遊細胞(棘融解細胞 Tzanck cell)を認める

ということで、本例は尋常性天疱瘡

したがって、

解答D

この全ての選択肢、歯科大生で理解しているのだろうか???

関連記事
2015/12/09 22:36 口腔外科 TB(-) CM(0)
コメント















 管理者にだけ表示を許可する

アクセス数
検索フォーム
知りたい疾患や用語に関連するブログ記事を探すのに使ってください
広告配信
人気記事
本ブログ内でよく読まれている記事
カレンダー
11 | 2021/12 | 01
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
月別アーカイブ(タブ)
各年のアーカイブ全体はLISTをクリック下さい。 LISTを閉じる際は、SELECTをクリック下さい。
リンク
医歯学などの勉強に有用なサイトを随時増やしていきます。 リンクサイトでアクセス出来ないものあれば、メールフォームで遠慮なく教えて下さい。
ブログランキングなど
ブロとも申請フォーム
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: