スポンサーリンク イヌリンとクレアチニンの違い - 医療関係資格試験マニア
fc2ブログ
様々な医療福祉関係の資格試験に挑むブログ
プロフィール

かず

Author:かず
某総合病院で日々、臨床で忙しい医師カズです。
各種医療職の資格試験問題に挑戦しつつ、資格を目指す方々を励ますブログです。
内容は、国内の医師、歯科、薬剤師、看護師国試など、さらには米国医師資格試験(USMLE)、米国歯科医師資格試験(NBDE)あたりの問題にも挑戦する予定です。
応援よろしくお願いいたします。

ブログ使用時の注意点:
PCビューで見ると、答えが隠れています。
解答を見る場合は、”MORE”ボタンをクリックして下さい。
スマホですと、全てが表示されてしまうので演習目的の場合はPCビューがお勧めです。

広告
カテゴリ
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
学校・教育
11位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
その他
1位
アクセスランキングを見る>>
楽天お勧め
google+1
イヌリンとクレアチニンの違い


とある医学生の雑記帳 ( 2014-09-28 配信)を改編
http://tsunepi.hatenablog.com/entry/2014/09/28/101332



イヌリンとは生体に存在しない物質で、
通常は糸球体で濾過され、尿細管で再吸収・分泌されずに排泄される。

よって非常に正確に糸球体濾過量(eGFR)を測定することができる。

イヌリンクリアランスとは 
http://matsuyamaiin.junglekouen.com/e674720.html

480210_21800AMZ10001000_A_01_01_fig03.jpg
 
http://www.info.pmda.go.jp/tgo/pack/21800AMZ10001000_A_01_01/


一方で、
eGFRの測定として用いられるクレアチニン は糸球体で濾過され、
尿細管で再吸収はされないが、分泌が若干ある


また、筋肉量によって尿管排泄量は変動する。


ここまで考えるとクレアチニンよりもイヌリンのほうが優っているように思えるが、
イヌリンは前述のとおり生体内に存在しないのでイヌリンの点滴静注が必要であり、
また測定法が煩雑なので臨床現場で用いられることはほとんどない。


そもそもイヌリンとは何なのかというと、キク科の植物の球根に多く含まれる果糖の重合体である。

栄養学的には食物繊維に分類され、食べてもアミラーゼに分解されず消化管をそのままスルーしてしまう。

イヌリンが腎機能測定の物質として選ばれたのはおそらく人体に存在しない+無害そう、といった所だろうか。





p246_01.png 
http://www.qlife.jp/dictionary/exam/item/i_10300/

無題 
http://minds.jcqhc.or.jp/n/medical_user_main.php


ccr.jpg

http://dm.medimag.jp/column/67_2.html


関連記事

スポンサーリンク

2015/12/10 22:19 腎・泌尿器 TB(-) CM(0)
コメント















 管理者にだけ表示を許可する

アクセス数
検索フォーム
知りたい疾患や用語に関連するブログ記事を探すのに使ってください
広告配信
人気記事
本ブログ内でよく読まれている記事
カレンダー
09 | 2023/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
月別アーカイブ(タブ)
各年のアーカイブ全体はLISTをクリック下さい。 LISTを閉じる際は、SELECTをクリック下さい。
リンク
医歯学などの勉強に有用なサイトを随時増やしていきます。 リンクサイトでアクセス出来ないものあれば、メールフォームで遠慮なく教えて下さい。
ブログランキングなど
ブロとも申請フォーム
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: