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高齢者では、NOACよりもワルファリンが適していることを証明した貴重なデータ

CareNet 2015/05/20 配信

NOAC(新規経口抗凝固薬)とワルファリンに関する出血性イベントのレトロスペクティブコホート研究が2つ、
BMJ誌オンライン版2015年4月24日号に掲載された。

ここでは、調査規模の大きい米国からのNeena S. Abraham氏らの論文についてコメントする。

実臨床で、NOACがワルファリンに比べて出血性イベントが多いか否かは重要な問題である。

本論文では米国の民間保険とメディケア加入者のデータベースを基に、
ダビガトラン、リバーロキサバンの新規服用者を対象に、
消化管出血リスクについてワルファリン服用者と比較した。

その結果、傾向スコア適合モデルでの検討では、
ダビガトラン、リバーロキサバンとも消化管出血リスクはワルファリンと有意差がなかった

しかし、
両NOACの消化管出血リスクは、76歳以上では明らかに増加した。

このことはまさに、

出血リスクや腎機能障害を有することの多い高齢者では、
INRをみながら微調整が可能なワルファリンのほうが、
調整マーカーのないNOACよりも適していること

を示した貴重なデータである。

わが国でも、NOACに関する登録追跡研究結果が発表になっているが、本当に医師主導型というのであれば、
本研究のようにNOACすべてを統合して、出血性イベントに的を絞った日本人での実態調査を行うべきである。



 
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http://www.3nai.jp/weblog/entry/69336.html


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2015/12/14 00:26 血液・凝固系 TB(-) CM(0)
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