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歯科国試に出そうな内科 腎臓4:腎の構造・機能2
![]() http://legacy.owensboro.kctcs.edu/gcaplan/anat2/notes/APIINotes3%20urinary%20system.htm 今回は管理栄養士国試の問題。 管理栄養士国家試験徹底解説 http://diet2005.exblog.jp/18465062 からの抜粋 1)管理栄養士 26-38 健常成人の腎機能に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。 (1)腎血漿流量は、500~700㎖/分である。 (2)糸球体濾過量(GFR)は、約10㎖/分である。 (3)尿量は、約300㎖/日である。 (4)尿比重は、1,10以上に調節されている。 (5)尿のpHは、7.40±0.05の範囲に調節されている。 2)管理栄養士 21-39 慢性腎不全に関する記述である。正しいのはどれか。 (1)尿中β2-ミクログロブリンが低値を示す。 (2)大球性高色素性貧血が出現する。 (3)代謝性アルカローシスが認められる。 (4)副甲状腺ホルモンの分泌が増加する。 (5)尿濃縮能が高まる。 3)管理栄養士 21-40 腎臓の構造と機能に関する記述である。正しいのはどれか。 (1)血漿浸透圧が上昇すると、バソプレシンの分泌は増加する。 (2)アルドステロンは、カリウムの再吸収を促進する。 (3)クレアチニンの50%以上は、尿細管で再吸収される。 (4)アミノ酸は、糸球体濾過膜を通過しない。 (5)腎小体(マルピギー小体)は、糸球体と尿細管からなる。 4)管理栄養士 21-41 ホルモンに関する記述である。誤っているのはどれか。 (1)プロラクチンは、下垂体の前葉から分泌される。 (2)バソプレシンは、腎臓の糸球体に作用する。 (3)ガストリンは、胃酸分泌を促進する。 (4)レニンは、アンギオテンシノーゲンからアンギオテンシンⅠを生成する。 (5)褐色細胞腫は、カテコールアミンを過剰に分泌する。 解答:MOREへ スポンサーリンク 1)管理栄養士 26-38 健常成人の腎機能に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。 (1)腎血漿流量は、500~700㎖/分である。 (2)糸球体濾過量(GFR)は、約10㎖/分である。 (3)尿量は、約300㎖/日である。 (4)尿比重は、1,10以上に調節されている。 (5)尿のpHは、7.40±0.05の範囲に調節されている。 (1)〇 腎臓に関する数字の覚え方。 まず、1日の尿量は、1,500㎖と覚える。 これを1分あたりに換算すると、1㎖/分になる。これは覚えやすい。 糸球体で濾過された原尿の99%は再吸収され、1%が尿として排泄されるので、糸球体濾過値(GFR)は、尿量の100倍である。 よって、GFRは、100㎖/分または150ℓ/日となる。 腎臓の血流量の10分の1が糸球体で濾過されるので、腎血流量は、GFRの10倍である。 よって、腎血流量は、1,000㎖/分または1,500ℓ/日となる。 腎血漿流量は、ヘマトクリットを40%とすると、血漿は全血の60%になるので、600㎖/分または900㎖/分となる。 (2)× GFRは、約100㎖/分である。 (3)× 尿量は、約1,500㎖/日 (4)× 通常、尿比重は、1.010~1.030の間に調節されている。 1.030以上は高比重尿(濃縮尿)、1.010以下は低比重尿(希釈尿)という。 尿の浸透圧が、血液の浸透圧と等しいときを等張尿といい、比重は1.010になる。 (5)× pHが7.40±0.05の範囲に調節されているのは、血液である。 通常、尿はpH6.0程度の弱酸性であるが、食品の摂取状況により4.5~8.5程度の間で変動する。 正解(1) 2)管理栄養士 21-39 慢性腎不全に関する記述である。正しいのはどれか。 (1)尿中β2-ミクログロブリンが低値を示す。 (2)大球性高色素性貧血が出現する。 (3)代謝性アルカローシスが認められる。 (4)副甲状腺ホルモンの分泌が増加する。 (5)尿濃縮能が高まる。 解説 慢性腎不全は慢性腎炎や糖尿病性腎症によりゆっくりと腎機能が低下することをいいます。 慢性腎不全はネフロンが減少していくため、回復が望めません(不可逆的変化)。 (1)× 尿中β2-ミクログロブリンが高値を示す。 通常、糸球体のザルの穴を血球成分(赤血球、白血球、血小板など)とたんぱく質は大きくてろ過されません。 ただし、低分子たんぱく質であるβ?-ミクログロブリンは、濾過されることができます。 その後、β?-ミクログロブリンなどの体内に必要な電解質は再吸収されるが、 腎機能が低下しているため十分に再吸収をすることができなくなっている。 そのため、尿中排泄量が増加する。 (2)× 正球性正色素性貧血が出現する。 腎臓から分泌される、赤血球の産生を促進する役割を持つエリスロポエチンというホルモンの分泌が低下することによる貧血である。 (3)× 代謝性アシドーシスが認められる。 腎機能が低下したことで、血液のpHのバランス調節異常による代謝性アシドーシスがみられる。 (4)○ 腎機能が低下したことで、電解質のバランスの調節異常による高リン血症、高カリウム血症、 低カルシウム血症などによる副甲状腺ホルモンの分泌増加がみられる。 (5)× 腎機能が低下し、尿を濃縮する機能が低下する。 解答 4 3)管理栄養士 21-40 腎臓の構造と機能に関する記述である。正しいのはどれか。 (1)血漿浸透圧が上昇すると、バソプレシンの分泌は増加する。 (2)アルドステロンは、カリウムの再吸収を促進する。 (3)クレアチニンの50%以上は、尿細管で再吸収される。 (4)アミノ酸は、糸球体濾過膜を通過しない。 (5)腎小体(マルピギー小体)は、糸球体と尿細管からなる。 解説 (1)○ バソブレシンとは、血液浸透圧を正常に戻すためのホルモンであり、結果的に(副作用のように)血圧が上がったり下がったりする。 身体には、血液浸透圧や血糖値や血圧を一定に保とうとする機能(恒常性)があります。 血液浸透圧が上昇すると、細胞内の水が細胞外に移行し、脱水が起こります。 すると、血液浸透圧を一定に保とうとしてバソプレシンが分泌され、腎臓の集合管での水分の再吸収を促進されて尿量が減少し、 体内水分量が増加し、浸透圧を正常値に戻そうとします。 これにより、結果的に血圧が高くなるという仕組みです。血漿浸透圧が高い時(血液が脱水状態の時)にバソプレシンが分泌され、 浸透圧は正常に戻ります。 (2)× アルドステロンは、遠位尿細管におけるナトリウムと水の再吸収を促進し、カリウムの排泄を促進する。 カリウムの排泄が促進され、ナトリウムの再吸収が促進されると血液の浸透圧が上昇し、血液の量が増し、血圧が上昇します (3)× 体内に不要な老廃物であるクレアチニンや薬物は再吸収されることがほとんどありません。 (4)× 血液の血球成分とたんぱく質以外の成分である老廃物(尿素、尿酸、クレアチニン)や、 アミノ酸、水分、ブドウ糖、ナトリウムイオン(Na+)、カリウムイオン(K+)、カルシウムイオン(Ca2+)、 塩化物イオン(Cl-)、重炭酸イオン(HCO3-)などの栄養素は糸球体濾過膜を通過(ろ過)されます。 (5)× 糸球体とボウマン嚢をあわせて腎小体といいます。 腎臓は、腎小体が100~200万個もあつまってできています。 腎小体と尿細管をあわせてネフロンといいます。 解答 1 4)管理栄養士 21-41 ホルモンに関する記述である。誤っているのはどれか。 (1)プロラクチンは、下垂体の前葉から分泌される。 (2)バソプレシンは、腎臓の糸球体に作用する。 (3)ガストリンは、胃酸分泌を促進する。 (4)レニンは、アンギオテンシノーゲンからアンギオテンシンⅠを生成する。 (5)褐色細胞腫は、カテコールアミンを過剰に分泌する。 解説 (1)○ プロラクチンには、乳腺の発育促進、乳汁産生・分泌促進、排卵抑制、子宮内膜の肥厚といった働きがある。 (2)× バソプレシンは、腎臓の集合管・遠位尿細管に作用する。 集合管・遠位尿細管での水の再吸収促進し、尿量を濃縮し、減少させる。 (3)○ ガストリンは、胃、十二指腸のG細胞から分泌される。 (4)○ レニンは、血圧が低下した時や、左心不全において分泌が増加する。 (5)○ 副腎髄質、交感神経節細胞にできる腫瘍です。 褐色細胞腫は、カテコールアミン(アドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミン)を過剰に分泌します。 これにより、代謝亢進(糖新生亢進)、高血圧、頭痛、動悸などの症状が現れます。 正解 1
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