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歯科国試に出そうな内科 腎臓9:医師国試の症例問題
![]() http://www.naturopathiccurrents.com/ja/articles/多発性嚢胞腎 病態だけでも把握しておきたい腎臓関係の内科問題を医師国試から集めました。 医師国試独特の腎生検組織像(PAM, PAS染色など)を含む問題を除いた。 主に、医師国家試験過去問データベース からです。 1)108I67 ![]() 2)109I77 ![]() 3)108E27 ![]() 解答:MOREへ スポンサーリンク ![]() 正解 c theme: 糖尿病性腎症 comment: 20年前に糖尿病を指摘されたが治療は受けておらず、空腹時血糖140mg/dl、HbA1c(NGSP)7.2%と確かにコントロールが悪い。 両側の下胸部にcoarse cracklesを聴取するのは肺水腫(左心不全徴候)で、下腿に浮腫を認めるのは右心不全徴候。 両心不全となっている。 クレアチニン5.1mg/dlと腎障害が強く、そのためエリスロポエチン産生が困難になっているのであろう、Hb 8.0g/dlと貧血もみられる。 Ⅱ/Ⅵの収縮期心雑音はその代償である。 動脈血ガス分析ではHCO3-が16.5mEq/lと低下しており、代謝性アシドーシスになっている。 a 肺水腫に対して有効。 b 血圧168/96mmHgと高く、降圧に有効。 c 誤り。腎機能低下例ではスルホニル尿素薬の排泄が滞り、低血糖を惹起しやすい。ゆえに不適切である。 d エリスロポエチン不足による腎性貧血がみられており、有効。 e 代謝性アシドーシスの是正に有効。 2)109I77 ![]() 正解: a,c theme: 溶連菌感染後急性糸球体腎炎〈PSAGN〉 comments: 扁桃炎の前駆(おそらく溶連菌感染)があり、その後潜血メインの腎障害が出現したため、 溶連菌感染後急性糸球体腎炎〈PSAGN〉を考えたい。 a 正しい。補体は低値となる。 b 免疫グロブリンは変化しない。 c 正しい。溶連菌に対する抗体である。 d 抗CCP抗体は関節リウマチで陽性となる。 e 抗リン脂質抗体は抗リン脂質抗体症候群で陽性となる。 溶連菌感染と腎炎の組み合わせ問題では、歯科国試には出るようです。 実際の症例として提示しておきました。 ![]() http://www.cocokarada.jp/disease/detail/K4110020/ 3)108E27 ![]() 正解: b theme: 意識清明である可能性が高い血液所見 comment: a・d・e 血漿浸透圧が基準値を上回っても下回っても意識障害は出現する。 b 正しい。 Naが123と低値であるが、これは高血糖を是正するための代償機転である。 血漿浸透圧は正常であり、意識障害はみられない。 c 血漿浸透圧は基準値内であるも、低血糖があるため意識障害をみる。 少し難しいが、知っておいた方がいいかも? |
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