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歯科薬理特集5:NSAIDs

slide13.jpg 
http://www.medscape.org/viewarticle/561822


闘う!歯科医師国家試験
から引用改編


1)105A-56 薬理学
プロドラッグはどれか。1つ選べ。

a アンピシリン水和物
b レボフロキサシン水和物
c ジクロフェナクナトリウム
d ペントバルビタールカルシウム
e ロキソプロフェンナトリウム水和物



2)歯科薬理学
塩基性非ステロイド性抗炎症薬はどれか。全て選べ。

a アスピリン
b インドメタシン
c チアラミド塩酸塩
d ジクロフェナクナトリウム
e メフェナム酸


3)103A-24 歯科薬理学
ピラゾロン系薬過敏症の原因となるものはどれか。1つ選べ。

a アスピリン
b プレドニゾロン
c インドメタシン
d リゾチーム塩酸塩
e イソプロピルアンチピリン


解答:MOREへ

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解答


1)105A-56 薬理学

プロドラッグはどれか。1つ選べ。

a アンピシリン水和物
b レボフロキサシン水和物
c ジクロフェナクナトリウム
d ペントバルビタールカルシウム
e ロキソプロフェンナトリウム水和物

解答 e

解説
ロキソプロフェンナトリウムは吸収部位の消化管では活性を持たないが、
体内に吸収され代謝されて活性化するため、胃腸障害を生じにくい→「副作用•毒性」の軽減



プロドラッグ化によって副作用を軽減した医薬品の例としては、解熱鎮痛剤ロキソプロフェンがある。

 ロキソプロフェン(ロキソニン)のプロドラッグ化

 なお、解熱鎮痛剤などの医薬品は血液中にのって全身を巡ることで作用を表す。
このとき、各臓器に薬が分布することで痛みを抑えることができる。つまり、
このように全身を巡る薬は胃に分布することも当然ながら予想される。

 そのため、全身を巡った後に胃に分布することによる副作用(胃潰瘍などの胃腸障害)は抑えることができない。
この場合は、腸から薬が吸収されるまでの「胃や腸に直接作用することによる胃腸障害」を抑えることができる。

http://kusuri-jouhou.com/chemistry/prodrug.html



2)歯科薬理学
塩基性非ステロイド性抗炎症薬はどれか。全て選べ。

a アスピリン
b インドメタシン
c チアラミド塩酸塩
d ジクロフェナクナトリウム
e メフェナム酸

解答 c

解説

塩基性非ステロイド性抗炎症薬は下記の1つ覚えるだけ。
チアラミド塩酸塩

とあるが、他にも以下の表の如くまだまだあるようです。


NSAIDsには、アラキドン酸からPGの合成を阻害することによって、鎮痛作用、抗炎症作用、解熱作用を現すが、
COXの合成を阻害するもの
┣COXの活性を阻害するもの
┗COX-2の合成を選択的に阻害するもの などがある。

分類一般名商品名COX2選択制
酸性
NSAIDs
サリチル酸サリチル酸コリンサチボン 
アセチルサリチル酸
アスピリン
アスピリン
アスピリン
低い
ジフルニサルドロビッド 
エテンザミド  
フェナム酸系メフェナム酸ボンタール 
フェニル酸系ジクロフェナックボルタレン中等度
スリンダククリニリン中等度
インドメタシンインダシン低い
フェルビナク  
エトドラクハイペン高い
トルメチンNaトレクチン 
ナプトメンレリフェン 
プロピオン酸系イブプロフェンフルフェン低い
フルルビプロフェンロビオン低い
ケトブロフェンメナミン低い
ナプロキセンナイキサン 
フェノブロフェンCaフェノブロン 
オキサブロジンアルボ 
ロキソプロフェンNaロキソニン 
ザルトプロフェンペオン、ソレトン高い
ピロロ-ピロール誘導体ケトロラクケトロラク 
オキシカム系ピロキシカムフェルデン中等度
メロキシカムモービック高い
ロルノキシカムロルカム高い
コキシブ系
C0X-2
セレコキシブセレブレックス選択的
バルデコキシブベクストラ選択的
パレコキシブナトリウム 選択的
ルミラコキシブ  選択的
塩基性NSAIDs塩酸チアラミドソランタール 
塩酸チノリジンノンフラミン 
エピリゾールメブロン 
エモルファゾンペントイル 
解熱鎮痛薬アセトアミノフェンタイレノール 
 →ピリン系薬剤

解熱鎮痛薬には、抗炎症作用はない。

http://www.shiga-med.ac.jp/~koyama/analgesia/analg-nsaids.html
このサイトはNSAIDsについてよくまとまってます。



3)103A-24 歯科薬理学
ピラゾロン系薬過敏症の原因となるものはどれか。1つ選べ。

a アスピリン
b プレドニゾロン
c インドメタシン
d リゾチーム塩酸塩
e イソプロピルアンチピリン


解答 e


以下の記事で復習を!

NSAIDSとその副作用

NSAIDS禁忌 ワンポイントアドバイス



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2015/12/27 23:05 薬理:歯科 TB(-) CM(0)
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