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医歯国試にも役立つ薬理学問題(管理栄養士国試から)

Pharmacologyprism.jpg 

https://en.wikipedia.org/wiki/Pharmacology


新年早々は、まずは管理栄養士の国試問題から薬理関係の問題。
仕事柄、代謝関係のものが多いようです。


1)29管理栄養士-25 
酵素に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)アポ酵素は、触媒作用を示す。
(2)酵素のアロステリック部位は、基質を結合する。
(3)アイソザイムは、ミカエリス定数(Km)が同じ酵素である。
(4)酵素の反応速度は、至適pHで最大となる。
(5)律速酵素は、代謝経路で最も速い反応に関与する。


2)23管理栄養士-126 
食物と医薬品の関係に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。

a α-グルコシダーゼ阻害薬は、食後に服用する。
b グレープフルーツジュースの摂取は、薬物代謝酵素に影響を与える。
c ビタミンKは、ワーファリン(ワルファリン)と拮抗する作用をもつ。
d 食品中のカルシウムと薬物が結合したキレートは、溶解性である。
(1)aとb (2)aとc (3)aとd (4)bとc (5)cとd


3)28管理栄養士-129 
医薬品とその作用の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)スルホニル尿素(SU)薬 - 骨吸収抑制
(2)DPP-4阻害薬 - 血糖降下
(3)HMG-CoA還元酵素阻害薬(スタチン) - 血圧降下
(4)カルシウム拮抗薬 - コレステロール合成抑制
(5)アロプリノール - 赤血球合成


4)25管理栄養士-129 
薬剤の作用と適応に関する記述である。正しいのはどれか。

(1)ビグアナイド剤は、インスリン分泌促進作用がある。
(2)ステロイド薬は、血糖低下作用がある。
(3)HMG-CoA還元酵素阻害薬は、Ⅴ型高脂血症に適応がある。
(4)α-グルコシダーゼ阻害薬は、食後血糖値の上昇を抑制する。
(5)カルシウム拮抗薬は、高尿酸血症に適応がある。


5)25(管理栄養士 追加)-133 
大量コルチゾール投与による副作用である。誤っているのはどれか。

(1)白内障
(2)骨粗鬆症
(3)糖尿病
(4)高血圧
(5)やせ


解答:MOREへ

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解答


1)29管理栄養士-25 
酵素に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)アポ酵素は、触媒作用を示す。
(2)酵素のアロステリック部位は、基質を結合する。
(3)アイソザイムは、ミカエリス定数(Km)が同じ酵素である。
(4)酵素の反応速度は、至適pHで最大となる。
(5)律速酵素は、代謝経路で最も速い反応に関与する。

(1)× アポ酵素は、触媒作用を示さない。
「アポ(apo-)」とは、「~から離れて」という意味の接頭語である。
多くの酵素は、非たんぱく質成分を補助因子(補酵素や金属イオン)がたんぱく質に結合することによって
触媒作用を示す活性型となる。
これらの補助因子を取り去り、触媒作用を失ったたんぱく質部分をアポ酵素という。
アポ酵素と補助因子が結合して触媒作用を有するものは、ホロ酵素という。
「ほろ(holo-)」とは、「完全」という意味の接頭語である。

(2)× 酵素のアロステリック部位は、基質が結合する部位とは異なる部位である。
 「アロ(allo-)」とは、「異なる」という意味の接頭語である。「ステリック(steric)」とは、立体的な配置のことである。
よって、「アロステリック(allosteric)部位」とは、「酵素の立体構造のうち、基質結合部位とは異なる部位」という意味である。ある代謝経路の生成物が、律速酵素のアロステリック部位に結合し、その酵素の基質に対する親和性に影響を与えて、
酵素活性を調節することをアロステリック調節という。

(3)× アイソザイムは、同一の化学反応を触媒する2種類以上の酵素のことである。
 唾液アミラーゼは、でんぷんの加水分解を触媒する。膵液に含まれる膵アミラーゼも同じ反応を触媒するが、
遺伝子もアミノ酸配列も異なる酵素である。よって、唾液アミラーゼと膵アミラーゼは、アイソザイムである。
「アイソ(iso-)」とは、「同じ」という意味の接頭語である。
「アイソザイム(isozyme)」は「アイソエンザイム(isoenzyme)」の短縮形である。
「エンザイム(enzyme)」は、酵素のことである。
ミカエリス定数(Km)は、酵素反応が最大速度になる基質濃度の2分の1の濃度のことである。

(4)○ 酵素の反応速度は、至適pHで最大となる。酵素活性は、pHと温度に影響される。酵素活性が最大になるpHと温度を、それぞれ至適pH、至適温度という。
多くの酵素の至適pHは7.4程度であるが、胃液に含まれるペプシンの至適pHは2.0付近である。

(5)× 律速酵素は、代謝経路で最も遅い反応に関与する。
いくつかの酵素が次々に基質に働いて生成物を産生する代謝経路では、生成物の産生量は、
その経路を構成する酵素のうち最も反応速度が遅い酵素の活性に依存している。
このような酵素を、その代謝経路が生成物を産生する速度を決めているという意味で、律速酵素と呼ぶ。

正解(4)


2)23管理栄養士-126 
食物と医薬品の関係に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。

a α-グルコシダーゼ阻害薬は、食後に服用する。
b グレープフルーツジュースの摂取は、薬物代謝酵素に影響を与える。
c ビタミンKは、ワーファリン(ワルファリン)と拮抗する作用をもつ。
d 食品中のカルシウムと薬物が結合したキレートは、溶解性である。
(1)aとb (2)aとc (3)aとd (4)bとc (5)cとd

a× α-グルコシダーゼ阻害薬は、食直前に服用する。
α-グルコシダーゼ阻害薬は、腸管粘膜上での二糖類の分解を抑制し、グルコースの吸収を遅らせる。
そのため、食物と薬剤が同時に小腸へ達する必要があるので、食直前に服用する。食後服用では効果がない。
主な副作用には、腹部膨満感、放屁の増加、下痢などがある。
スルホニル尿素薬やインスリンとの併用で低血糖が起こった場合は、ブドウ糖を投与する。
ショ糖は二糖類なので、α-グルコシダーゼ阻害薬を服用していると、吸収されない。

b〇 グレープフルーツジュースの摂取は、薬物代謝酵素に影響を与える。
グレープフルーツジュースに含まれるフラノクマリンが、小腸の薬物代謝酵素(CYP3A4)活性を阻害する。
そのため、CYP3A4によって代謝される薬剤の血中濃度が上昇し、作用が増強する。
CYP3A4によって代謝される薬剤の代表例は、カルシウム拮抗薬(高血圧治療薬)である。


補足:

グレープフルーツの果肉や皮あるいはジュースに含まれている『フラノクマリン』という物質が小腸上皮細胞に存在する酵素『CYP3A4』を
不活性化します。それにより、カルシウム拮抗薬の小腸における代謝が阻害され、バイオアベイラビリティーの増加を招きます。
この結果、血中濃度が高くなり過度の血圧低下、浮腫、頭痛などの副作用が現れると考えられています。
その阻害作用は、不可逆的なCYP3A4 の不活性化によるため、酵素が新たに作られるまで3~4日持続します。

*バイオアベイラビリティとは? 
生体内に摂取された薬物は基本的に生体外異物(xenobiotics)なので、生体はそれを排除しようとする。
実際には、生体内各所にP450と称される薬物代謝酵素が存在し、薬物を代謝、分解して排出する。
特に、薬物を経口投与すると必ず通過する消化管壁には薬物代謝酵素があり、投与した薬物は分解されていく。
従って、投与した薬物が全てそのままくすりとして作用するわけではない。
バイオアベイラビリティとは投与した薬物がどれだけの量で、
どういう速さで生体内に取り込まれるかという薬物の利用率ないし利用能のことをいう。
生物学的利用率ともいう。

代謝されて失活したものを除いてどれだけくすりとして使われるかをいう。

08aeb870-s.jpg 
http://blog.livedoor.jp/shiz0524/archives/1025936310.html


c〇 ビタミンKは、ワーファリン(ワルファリン)と拮抗する作用をもつ。
ワーファリンは、ビタミンKの作用に拮抗して、肝臓での凝固因子(Ⅱ、Ⅶ、Ⅸ、Ⅹ)の合成を抑制する。
そのため、ビタミンKを多く含む食品(ホウレン草、ブロッコリーなど)の摂取により、ワルファリンの作用は減弱する。
納豆に含まれる納豆菌はビタミンK合成能が高く、ワルファリンの作用を抑制する。

d× 食品中のカルシウムと薬物が結合したキレートは、溶解性である。
キレートとは、複数の配位座を持つ配位子(多座配位子)に、金属イオンが2つ以上の配位座を占めて結合(配位)することを
キレート(chelate)という。
配位子とは、金属イオンと配位結合することができる原子、原子団、イオンのことで、配位結合が起こる部位を配位座という。
配位結合とは、配位結合とは、結合を形成する二つの原子のうち、一方からのみ2個の結合電子が供給される化学結合のこと
である。カルシウムイオンが薬物とキレート化合物を形成すると、カルシウムの電荷がなくなるので、水に溶解しにくくなる。

正解(4)


3)28管理栄養士-129 
医薬品とその作用の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)スルホニル尿素(SU)薬 - 骨吸収抑制
(2)DPP-4阻害薬 - 血糖降下
(3)HMG-CoA還元酵素阻害薬(スタチン) - 血圧降下
(4)カルシウム拮抗薬 - コレステロール合成抑制
(5)アロプリノール - 赤血球合成

(1)× スルホニル尿素(SU)薬 - 血糖降下
SU薬は、膵ランゲルハンス島β細胞の細胞膜上にあるSU受容体(実態はATP感受性Kチャネル)に結合してインスリン
を分泌させることにより、血糖値を低下させる。第3世代のSU薬は、インスリン分泌作用以外に、膵外作用を併せ持っている。
そのため、低血糖の副作用が少ない、食後の血糖低下作用が強いなどの特徴がある。
SU薬の作用時間は、6~24時間と長い。
副作用として、低血糖、肝・腎障害などがある。
β細胞を疲弊させる可能性があり、投与中に効果がなくなることがある。
これを二次無効という。

f0174087_23444597.jpg 
http://wellfrog2.exblog.jp/i5/


(2)〇 DPP-4阻害薬 - 血糖降下
DPP-4は、GLP-1とGIPを分解し、不活性化する酵素である。
GLP-1(glucagon-like peptide-1)とGIP(glucose-dependent insulinotropic polypeptide)は、
小腸から分泌されるホルモンで、総称してインクレチン(incretin)と呼ばれる。
DPP-4阻害薬は、GLP-1とGIPの分解を抑制するので、グルコースによるインスリン分泌が増強される。
その結果、血糖値は低下する。インスリン分泌作用は、血糖値に依存するので、低血糖を起こしにくい
副作用として、SU薬との併用で重症の低血糖を起こす可能性がある。


ddp4 sogai 
http://kusuri-jouhou.com/medi/diabetes/dpp4.html

(3)× HMG-CoA還元酵素阻害薬(スタチン) - コレステロール合成抑制
HMG-CoA還元酵素阻害薬(3-hydroxy-3-methylglutaryl-CoA reductase inhibitor、スタチンとも呼ばれる)は、
細胞内のコレステロール合成を抑制することにより、LDL受容体による細胞内へのLDL-C取り込みを促進して、
血中LDL-C濃度を低下させる。
副作用として、横紋筋融解症(腎機能低下時にゲムフィブロジルとの併用で出現)、胃腸症状、肝障害、催奇形性などがある。

dyslipidemia-a5.jpg 
http://kusuri-jouhou.com/medi/dyslipidemia/pravastatin.html


(4)× カルシウム拮抗薬 - 血圧降下
カルシウム拮抗薬は、血管平滑筋へのCa流入を抑制して血管を拡張して降圧効果をもたらす。
特徴として、脳、腎臓、冠動脈など臓器血流が保たれる、糖・脂質代謝に悪影響がないことがある。
副作用として、顔面紅潮、頭痛、動悸、上下肢の浮腫、便秘、歯肉増生などがある。
グレープフルーツジュースは、Ca拮抗薬の血中濃度を上昇させ、作用を増強する。

news_kagaku005-6.jpg 
http://fruitsclinic.jp/topics/news_kagaku005.html


(5)× アロプリノール - 尿酸合成抑制
アロプリノールは、キサンチン酸化酵素を阻害して、ヒポキサンチン、キサンチンから尿酸への酸化が抑制することにより、
尿酸合成を抑制する。
ヒポキサンチンとキサンチンが蓄積するが、有害ではなく、フィードバック調節によるプリン体生成抑制効果もある。
尿酸産生亢進型の高尿酸血症で使用する。
副作用として、皮疹、中毒症候群、骨髄抑制などがある。
尿酸排泄低下型で使用すると、アロプリノールの代謝産物であるオキシプリノールの排泄が障害されて、副作用の頻度が高くなる。

00000044.gif 
https://243sageru.com/toranomaki/purine/2_1/index.html



正解(2)


4)25管理栄養士-129 
薬剤の作用と適応に関する記述である。正しいのはどれか。

(1)ビグアナイド剤は、インスリン分泌促進作用がある。
(2)ステロイド薬は、血糖低下作用がある。
(3)HMG-CoA還元酵素阻害薬は、Ⅴ型高脂血症に適応がある。
(4)α-グルコシダーゼ阻害薬は、食後血糖値の上昇を抑制する。
(5)カルシウム拮抗薬は、高尿酸血症に適応がある。

(1)× 2型糖尿病の治療薬である経口血糖降下薬は、1950年代に開発され、利用されるようになった。
その一つは、インスリン分泌促進作用をもつスルホニル尿素薬であり、
もう一つがは、インスリン抵抗性改善作用をもつビグアナイド薬である。
ビグアナイド薬は、肝臓の糖新生を抑制することにより血糖値を低下させると考えられている。
ビグアナイド薬は、乳酸アシドーシスを引き起こす可能性があることから、一時期ほとんど使用されなくなったが、
近年、ビグアナイド薬が乳酸アシドーシスを起こす頻度は高くないこと、低血糖を起こさないこと、肥満を助長しないこと、
などの理由から再評価され、利用が増加している。

(2)× ステロイド薬は、肝臓での糖新生の増加、筋肉でのグルコース取り込み低下、膵臓でのインスリン分泌抑制、
グルカゴン分泌促進などの作用により、血糖値を上昇させる。

(3)× HMG-CoAは、3-ヒドロキシ-3-メチルグルタリルCoA(3-hydroxy-3-methylglutaryl-CoA)の略である。
HMG-CoAは、アセチルCoAから作られる。HMG-CoAは、HMG-CoA還元酵素の作用によりメバロン酸になる。
メバロン酸は、あと何段階か経てコレステロールになる。HMG-CoA還元酵素は、体内のコレステロール合成の律速酵素である。
この酵素阻害薬は、体内のコレステロール合成を抑制するので、高コレステロール血症の治療に使用される。
よって、LDLコレステロールが上昇するⅡa型や、Ⅱb型高脂血症に適応がある。
V型高脂血症は、VLDLとキロミクロンが上昇しているので、HMG-CoA還元酵素は適応にならない。

205_02.jpg 
http://www.ishiyaku.co.jp/magazines/practice/PracticeArticleDetail.aspx?BC=002501&AC=205

(4)〇 α-グルコシダーゼ阻害薬は、小腸粘膜にある二糖類分解酵素の阻害薬である。
二糖類の分解が阻害されるので、食物中の糖質の吸収が遅れる。
よって、食後の血糖値の上昇を抑制することができる。

i06-12_2015.gif 
https://www.takeda.co.jp/sp/patients/diabetes/qa603.html



(5)× カルシウム拮抗薬は、血管平滑筋の収縮を抑制する薬である。血
管平滑筋の収縮が抑制されると血圧が低下する。
高尿酸血症には、尿酸合成を抑制するアロプリノールや、尿酸排泄を促進するベンズマロンを使用する。

正解(4)


5)25(管理栄養士 追加)-133 
大量コルチゾール投与による副作用である。誤っているのはどれか。

(1)白内障
(2)骨粗鬆症
(3)糖尿病
(4)高血圧
(5)やせ

(1)〇 コルチゾール(副腎皮質ホルモン)の副作用として、白内障がある。
 コルチゾールが原因で引き起こされる白内障をステロイド白内障という。
コルチゾールが白内障を起こすメカニズムは不明であるが、コルチゾールが水晶体の抗酸化能が低下させ、
水晶体たんぱく質が酸化的修飾を受けて白濁することが原因であると考えられている。

(2)〇 コルチゾールの副作用として、骨粗鬆症がある。
 コルチゾールは、腸管でのCa吸収を抑制し、腎でのCa再吸収を抑制する。
その結果、低Ca血症になる。
その結果、二次性副甲状腺機能亢進症を引き起こし、副甲状腺ホルモン(パラソルモン)の分泌が亢進する。
副甲状腺ホルモンは、骨からのCaの動員を増加させ、骨粗鬆症を引き起こす。
また、コルチゾールは、直接骨組織に対して作用し、骨芽細胞の活動を抑制し、破骨細胞の活動を亢進させることも、
骨粗鬆症の原因になる。

(3)〇 コルチゾールの副作用として、糖尿病がある。
コルチゾールは、四肢の骨格筋のたんぱく質を分解し、肝臓における糖新生を促進する。その結果、血糖値は上昇する。
また、コルチゾールはインスリン作用に拮抗し、インスリン抵抗性を引き起こすので、糖尿病が出現する。

(4)〇 コルチゾールの副作用として、高血圧がある。
コルチゾールは、糖質コルチコイドであるが、弱いながら電解質コルチコイドの作用がある。
大量のコルチゾールを投与した場合は、電解質コルチコイドの作用であるNa+再吸収とK+排泄が促進し、体液量が増加する。
その結果、心拍出量が増加し、血圧が上昇する。

(5)× コルチゾールの副作用として、中心性肥満がある。
副腎皮質ホルモンは、四肢の脂肪組織の中性脂肪分解と骨格筋タンパク質の分解を促進してエネルギー源の供給を増やす。
このため、四肢は痩せて細くなる。一方、体幹部の皮下脂肪は蓄積するので、中心性肥満となる。
特に、肩から背中にかけての皮下脂肪が過剰に蓄積した状態をBuffalo hump(水牛の背中のこぶ)という。

その他のコルチゾールの副作用として、胃潰瘍、満月様顔貌、多毛症、座瘡、無月経、浮腫、感染症増悪などがある。


正解(5)

img_medi_-a_q01.gif 
http://healthil.jp/21960





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