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歯科薬理学:105-107AC(一般問題)

essentials-of-pharmacology-for-dentistry.jpg 
http://www.jphmedical.com/722-essentials-of-pharmacology-for-dentistry.html



105-107回歯科国試:薬理関係問題のうちで、まだupしていない問題です。




1)107A91
経口投与で弱酸性薬物の非イオン体型が最も多くなる部位はどれか。 1 つ選べ。

a 口 腔
b 食 道
c 胃
d 回 腸
e 直 腸


2)107C108
歯の変色・着色の原因となるのはどれか。 2 つ選べ。

a フッ化物
b アスベスト
c ニフェジピン
d マクロライド系抗菌薬
e テトラサイクリン塩酸塩


3)106A57
薬剤とその拮抗薬との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。

a ミダゾラム         フルマゼニル
b プロポフォール       ナロキソン塩酸塩
c ドロペリドール       フェンタニルクエン酸塩
d ベクロニウム臭化物     ネオスチグミン硫酸塩
e チオペンタールナトリウム  アトロピン硫酸塩水和物


4)106A73 (削除)

歯科用リドカイン塩酸塩・アドレナリン配合局所麻酔薬と併用が禁忌の薬剤はどれか。
1つ選べ。

a MAO阻害薬
b 三環系抗うつ薬
c 非選択性β 遮断薬
d フェノチアジン系抗精神病薬
e スルホニル尿酸系血糖降下薬


5)106C87
歯科治療中の偶発症とその治療薬との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。

a 喘息 バルビタール
b 不整脈 リドカイン塩酸塩
c 高血圧 アトロピン硫酸塩水和物
d 全身けいれん ロキソプロフェンナトリウム水和物
e メトヘモグロビン血症 メチレンブルー


6)106C46

副腎皮質ステロイド薬が使用されるのはどれか。2つ選べ。

a 認知症
b 臓器移植
c 脳血管障害
d 自己免疫疾患
e 虚血性心疾患


7)105C105
細菌のタンパク合成阻害薬はどれか。2つ選べ。

a オフロキサシン
b アムホテリシンB
c エリスロマイシン
d バカンピシリン塩酸塩
e ミノサイクリン塩酸塩


8)105A115
感染根管治療開始時に抗菌薬予防投与が必要なのはどれか。2つ選べ。

a 狭心症
b B型肝炎
c 人工弁置換術後
d 心房中隔欠損症
e 感染性心内膜炎の既往


解答:MOREへ

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解答


1)107A91

経口投与で弱酸性薬物の非イオン体型が最も多くなる部位はどれか。 1 つ選べ。

a 口 腔
b 食 道
c 胃
d 回 腸
e 直 腸

解説:
弱酸性薬物は,強酸性下においては非イオン体型が多くなる.
胃では強酸である胃液が分泌されるので,正答は「c」となる.

正答: c


2)107C108
歯の変色・着色の原因となるのはどれか。 2 つ選べ。

a フッ化物
b アスベスト
c ニフェジピン
d マクロライド系抗菌薬
e テトラサイクリン塩酸塩

解説:
歯の変色・着色の原因となる事項として,フッ素の多量摂取による沈着,
テトラサイクリンの服用 (妊娠母体,幼少期),歯髄処置,歯の打撲,加齢,
喫煙,飲食 (コーヒー,紅茶,赤ワイン,カレーなど)が挙げられている.

したがって,正答は「a」および「e」となる.


3)106A57
薬剤とその拮抗薬との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。

a ミダゾラム         フルマゼニル
b プロポフォール       ナロキソン塩酸塩
c ドロペリドール       フェンタニルクエン酸塩
d ベクロニウム臭化物     ネオスチグミン硫酸塩
e チオペンタールナトリウム  アトロピン硫酸塩水和物

解説:
ミダゾラムはベンゾジアゼピン (BZP) 系の麻酔導入薬・鎮静薬,プロポフォールは
GABAA受容体作動作用をもつ鎮静薬,
ドロペリドールはドパミンD2拮抗作用をもつ麻酔薬,
ベクロニウムはニコチン性アセチルコリン受容体を遮断する非脱分極性筋弛緩薬,
チオペンタールはバルビタール酸系の麻酔薬である.
このうち拮抗薬との組み合わせが正しいのは「a」および「d」である。


4)106A73 (削除)

歯科用リドカイン塩酸塩・アドレナリン配合局所麻酔薬と併用が禁忌の薬剤はどれか。
1つ選べ。

a MAO阻害薬
b 三環系抗うつ薬
c 非選択性β 遮断薬
d フェノチアジン系抗精神病薬
e スルホニル尿酸系血糖降下薬

解説:
「c (非選択制遮断薬)」あるいは「d (フェノチアジン系抗精神病薬)」を
併用禁忌と選択させたかったものと思われるが,
「a ~ d」を併用注意としている添付文書もあり,問題として不適切と判断されたと思われる.

≪「c」および「d」を併用禁忌としている添付文書をもとに考慮しても,1つ選ぶという問いそのものが困難…≫


5)106C87
歯科治療中の偶発症とその治療薬との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。

a 喘息 バルビタール
b 不整脈 リドカイン塩酸塩
c 高血圧 アトロピン硫酸塩水和物
d 全身けいれん ロキソプロフェンナトリウム水和物
e メトヘモグロビン血症 メチレンブルー

解説:
バルビタールは抗痙攣薬,催眠薬として用いられる.
抗コリン薬であるアトロピンは消化管の疼痛および尿路の疝痛に対する鎮痙薬,抗胃潰瘍薬,
麻酔前投薬として用いられる.
ロキソプロフェンは非ステロイド性抗炎症薬 (NSAIDs) の一つで消炎・鎮痛薬として用いられている.
したがって,正答は「b」および「e」になる.


6)106C46
副腎皮質ステロイド薬が使用されるのはどれか。2つ選べ。

a 認知症
b 臓器移植
c 脳血管障害
d 自己免疫疾患
e 虚血性心疾患

解説:
免疫抑制薬と同様に,副腎皮質ステロイドの主な臨床適用は,
(1) 臓器移植の際の拒絶反応の抑制,(2) 自己免疫疾患の治療,ならびに(3) アレルギー疾患の治療である.

正解 bd

7)105C105
細菌のタンパク合成阻害薬はどれか。2つ選べ。

a オフロキサシン
b アムホテリシンB
c エリスロマイシン
d バカンピシリン塩酸塩
e ミノサイクリン塩酸塩

正答: c,e

a: DNA複製阻害 (ニューキノロン系)
b: 細胞膜機能障害 (ポリエン系)
d: 細胞壁合成阻害 (β-ラクタム系)

解説:
タンパク合成阻害を作用機序とする主な抗感染症薬は,

アミノグリコシド系 (ストレプトマイシン,カナマイシン,ゲンタマイシン 他),
マクロライド系 (エリスロマイシン,クラリスロマイシン 他),
テトラサイクリン系 (オキシテトラサイクリン,ドキシサイクリン,ミノサイクリン 他)
およびクロラムフェニコールである.


8)105A115
感染根管治療開始時に抗菌薬予防投与が必要なのはどれか。2つ選べ。

a 狭心症
b B型肝炎
c 人工弁置換術後
d 心房中隔欠損症
e 感染性心内膜炎の既往

解説:
【第106回 A-35と同様】人工弁は生体弁に比べて感染に弱いと言われており,
人工心臓弁を移植した場合,感染性心内膜炎の発症リスクが高くなる(特に術後最初の1年間).
人工心臓弁置換術を受けた患者ならびに感染性心内膜炎の既往患者では,
抜歯などの歯科処置の際,抗生物質や抗菌薬を投与して心内膜炎を予防する.
したがって,正答は「c」および「e」となる.


解説は、

 web.dent.osaka-u.ac.jp/.../150526Rinsyoukisoshikagaku01.pd...

http://web.dent.osaka-u.ac.jp/~pharm/150526Rinsyoukisoshikagaku01.pdf#search='%E3%83%AF%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0%E3%82%92%E6%9C%8D%E7%94%A8%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E6%82%A3%E8%80%85%E3%81%B8%E3%81%AE%E4%BD%B5%E7%94%A8%E3%81%A7%E3%80%81%E5%87%BA%E8%A1%80%E5%82%BE%E5%90%91%E3%82%92%E5%A2%97%E5%BC%B7

より

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