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歯科国試で役立つホルモン関係の問題(管理栄養士国試から)

hormones.png 
http://admin.blog.fc2.com/control.php?mode=editor&process=new


管理栄養士国試問題から、歯科国試にも出そうなホルモン関係のものを抽出しました。
管理栄養士国家試験徹底解説
から)

1)29-36 管理栄養士国試
消化管ホルモンとその作用の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)セクレチン - 胃酸分泌の促進
(2)ガストリン - 胃酸分泌の抑制
(3)インクレチン - インスリン分泌の促進
(4)コレシストキニン - 膵酵素分泌の抑制
(5)グレリン - 摂食抑制



2)29-33 管理栄養士国試
脂肪細胞から分泌されるアデイボサイトカインである。誤っているのはどれか。1つ選べ。

(1)GLP-1(グル力ゴン様ペプチド1)
(2)TNF-α(腫瘍壊死因子α)
(3)アデイポネクチン
(4)レプチン
(5)PAI-1(プラスミノーゲン活性化抑制因子1)


3)28-40 管理栄養士国試
内分泌器官と分泌ホルモンの組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)下垂体前葉 - パソプレシン
(2)下垂体後葉 - 成長ホルモン(GH)
(3)甲状腺 - チロキシン
(4)副腎皮質 - アドレナリン
(5)副腎髄質 - コルチゾール


4)25-42 管理栄養士国試
ホルモンに関する記述である。正しいのはどれか。

(1)原発性甲状腺機能低下症では、血中甲状腺刺激ホルモン(TSH)が低下している。
(2)バソプレシンは、下垂体の前葉から分泌される。
(3)甲状腺ホルモンは、血清コレステロール値を上昇させる。
(4)アルドステロンは、尿へのカリウム排泄を増加させる。
(5)副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)は、カテコールアミン分泌を促進する。



5)25-36 管理栄養士国試
消化管ホルモンに関する記述である。正しいのはどれか。

(1)セクレチンは、胃酸分泌を促進する。
(2)ソマトスタチンは、胆のう収縮を促進する。
(3)コレシストキニンは、膵酵素の分泌を促進する。
(4)ガストリンは、空腸のS細胞から分泌される。
(5)インクレチンは、インスリン分泌を抑制する。


6)25(追加)-35 管理栄養士国試
胃腺の壁細胞から分泌される物質である。正しいのはどれか。

(1)内因子(キャッスル因子)
(2)ガストリン
(3)セクレチン
(4)ペプシノーゲン
(5)粘液



7)25‐35 管理栄養士国試
体脂肪量を増加させるホルモン・サイトカインである。正しいのはどれか。

(1)レプチン
(2)インスリン
(3)カテコールアミン
(4)アディポネクチン
(5)トリヨードチロニン(T3)


8)29-28 管理栄養士国試
情報伝達に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)副交感神経終末の伝達物質は、ノルアドレナリンである。
(2)インスリン受容体は、細胞膜を7回貫通する構造をもつ。
(3)グル力ゴン受容体刺激は、肝細胞内でcGMP(サイクリックGMP)を生成する。
(4)細胞内カルシウムイオン濃度の低下は、筋細胞を収縮させる。
(5)ステロイドホルモンは、遺伝子の転写を調節する。


解答:MOREへ

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解答


1)29-36 管理栄養士国試
消化管ホルモンとその作用の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)セクレチン - 胃酸分泌の促進
(2)ガストリン - 胃酸分泌の抑制
(3)インクレチン - インスリン分泌の促進
(4)コレシストキニン - 膵酵素分泌の抑制
(5)グレリン - 摂食抑制

(1)× セクレチン - 胃酸分泌の抑制
セクレチンは、胃酸の刺激により、十二指腸にあるS細胞からセクレチンが分泌される。
セクレチンは、膵臓の外分泌腺(腺房中心細胞、介在部導管細胞)に働いて重炭酸イオンの分泌を促進することにより胃酸を中和する。
また、セクレチンは、胃の壁細胞に働いて、胃酸分泌を抑制する。
03441.jpg


03416.jpg 

http://physiology1.org/doc/chapter.php?Id=2104 を参照のこと。


(2)×ガストリン - 胃酸分泌の促進
ガストリンは、食物、特に肉汁の刺激により、胃の前庭部にあるG細胞からガストリンが分泌される。
迷走神経(副交感神経)は、G細胞に働いてガストリンの分泌を促進する。ガストリンは、
胃の壁細胞に働いて胃酸の分泌を促進する。

(3)○
インクレチン - インスリン分泌の促進
インクレチンは、グルコースによるインスリン分泌を増強する消化管ホルモンの総称である。
インクレチンには、GLP-1(glucagon-like peptide-1)とGIP(glucose-dependent insulinotropic polypeptide)がある。
食物が十二指腸に入ってくることが刺激となって、十二指腸からインクレチンが分泌される。
インクレチンは、ランゲルハンス島に働いて、グルコース刺激によるインスリン分泌を促進する。


インクレチン 
http://www.msd.co.jp/healthcare/lifestyle-diseases/diabetes/incretin/index.xhtml



(4)×
コレシストキニン - 膵酵素分泌の促進
コレシストキニン(CCK)は、食物、特に脂肪の刺激により、十二指腸のI細胞(M細胞ともいう)からCCKが分泌される。
CCKは、膵臓の外分泌腺(腺房細胞)に働いて消化酵素の分泌を促進する。
CCKは、胆嚢に働いて胆嚢の収縮を起こし、胆汁を十二指腸に分泌させる。CCKは、胃に働いて胃酸分泌を抑制する。

20150711204119.jpg 

消化管ホルモンの一つで、十二指腸から分泌されます。

 作用としては、

・胆嚢収縮

・膵酵素分泌

などがあります。

 コレシストキニンはCCK、パンレクレオザイミンはPZと略されることも多いです。

  コレシストキニンとパンクレオザイミンは、別々に発見されたため別の名前が付けられましたが、
その後に同一の物質と判明したため今回紹介したように2つの名称を併記して紹介されることが多いです。
同じ物質なのに、2つの名称というのは勉強する上では面倒なことですが、
試験対策としてはしっかり2つの名称を記憶しておきましょう。

http://www.sibakiyokango.net/entry/2015/07/11/213437


(5)×グレリン - 摂食促進
グレリンは、胃から分泌されるペプチドホルモンであり、絶食により分泌が増加する。
グレリンは、下垂体に働いて成長ホルモン(GH)の分泌を促進する。
また、グレリンは、視床下部に働いて食欲を増進させる。

正解(3)


2)29-33 管理栄養士国試
脂肪細胞から分泌されるアデイボサイトカインである。誤っているのはどれか。1つ選べ。

(1)GLP-1(グル力ゴン様ペプチド1)
(2)TNF-α(腫瘍壊死因子α)
(3)アデイポネクチン
(4)レプチン
(5)PAI-1(プラスミノーゲン活性化抑制因子1)

(1)× GLP-1は、十二指腸の上皮細胞から分泌されるインクレチンの一種である。
インクレチン(incretin)は、グルコースによるインスリン分泌を増強する消化管ホルモンの総称である。
インクレチンには、GLP-1(glucagon-like peptide-1)とGIP(glucose-dependent insulinotropic polypeptide)がある。
食物が十二指腸に入ってくることが刺激となって、十二指腸からインクレチンが分泌される。
インクレチンは、ランゲルハンス島のB細胞に作用して、グルコース刺激によるインスリン分泌を促進する。

(2)○ TNF-αは、脂肪細胞から分泌される。
TNF-α(tumor necrosis factor-α)は、肥満になると分泌が増加し、インスリン抵抗性を引き起こす。

(3)○ アデイポネクチンは、脂肪細胞から分泌される。
アディポネクチン(adiponectin)には、動脈硬化抑制作用、インスリン抵抗性改善作用があるが、肥満になると分泌が減少する。

(4)○ レプチンは、脂肪細胞から分泌される。
レプチン(Leptin、Leptos=やせている、ギリシャ語)は、肥満になると分泌が増加し、
視床下部の食欲中枢に作用して、食欲を抑制する。
その他、交感神経の緊張亢進、代謝促進などの作用がある。
レプチンの欠損による肥満はまれであるが、
レプチン抵抗性(レプチンの分泌が増えても食欲が抑制されない)による肥満はよく見られる。

(5)○ PAI-1は、脂肪細胞から分泌される。
PAI-1(plasminogen activator inhibitor-1)は、プラスミノーゲンを活性化する因子を抑制する因子である。
つまり、プラスミノーゲンからプラスミンを産生できなくするということである。
プラスミン(plasmin)は、たんぱく質分解酵素の一種で、フィブリンを分解する。
フィブリンは、線維状のたんぱく質で、血管が破れたときは血小板とともに重合して血栓を形成する。
PAI-1は、肥満になると分泌が増加する。PAI-1が増加すると、血栓溶解が抑制されるので、血管内に血栓ができやすくなる。

正解(1)


3)28-40 管理栄養士国試
内分泌器官と分泌ホルモンの組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)下垂体前葉 - パソプレシン
(2)下垂体後葉 - 成長ホルモン(GH)
(3)甲状腺 - チロキシン
(4)副腎皮質 - アドレナリン
(5)副腎髄質 - コルチゾール

(1)× 下垂体後葉 - パソプレシン
バソプレシンは、下垂体後葉から分泌されるホルモンである。
①血漿浸透圧の上昇、②体液量の減少、③痛みや精神的なストレス、④外傷などが刺激となって分泌される。
バソプレシンは、腎臓の集合管の水の透過性を亢進させることにより、
水の再吸収を促進して尿量を減少させる。
抗利尿ホルモン(antidiuretic hormone, ADH)ともいう。

(2)× 下垂体前葉 - 成長ホルモン(GH)
成長ホルモンGH(growth hormone)は、下垂体前葉から分泌されるホルモンである。
骨端軟骨の増殖促進作用、体内のたんぱく質同化促進作用などがあり、体の成長を促進する。
また、肝臓のグリコーゲン分解とグルコース放出を増加させることにより、血糖値を上昇させる。

(3)〇 甲状腺 - チロキシン
チロキシンは、甲状腺から分泌されるホルモンである。

甲状腺ホルモンの主な作用は、
①代謝亢進による熱産生量増加、
②身体の成長や知能の発育促進、
③腸管の糖吸収促進による血糖値上昇、
④肝臓でのLDL受容体発現増加によるコレステロール取り込み促進、血清コレステロール低下、
⑤交感神経活動の亢進、
⑥筋肉たんぱく質の分解促進である。

下垂体前葉から分泌される甲状腺刺激ホルモンは、チロキシンの分泌を促進する。
チロキシンは、甲状腺刺激ホルモンの分泌を抑制するフィードバック調節を行う。

(4)× 副腎髄質 - アドレナリン
アドレナリンは、副腎髄質から分泌されるホルモンである。
副腎髄質は、交感神経の節後神経細胞から発生(外胚葉由来)したもので、
交感神経の緊張により分泌が促進される。
副腎髄質から分泌されるホルモンは、アドレナリンが85%を占め、残りの15%はノルアドレナリンである。

(5)× 副腎皮質 - コルチゾール
コルチゾールは、副腎皮質から分泌されるホルモンである。
下垂体前葉から分泌される副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)の作用により、束状帯細胞から分泌される。
副腎皮質では、他に、球状帯からアルドステロンが、網状帯から副腎アンドロゲンが分泌される。

正解(3)


4)25-42 管理栄養士国試
ホルモンに関する記述である。正しいのはどれか。

(1)原発性甲状腺機能低下症では、血中甲状腺刺激ホルモン(TSH)が低下している。
(2)バソプレシンは、下垂体の前葉から分泌される。
(3)甲状腺ホルモンは、血清コレステロール値を上昇させる。
(4)アルドステロンは、尿へのカリウム排泄を増加させる。
(5)副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)は、カテコールアミン分泌を促進する。

(1)× 
甲状腺機能低下症とは、血液中の甲状腺ホルモンが不足して、いろいろな症状が出現する病気のことである。
原発性とは、甲状腺ホルモンが不足する原因が甲状腺にあることを示している。
つまり、甲状腺の病気のために十分な甲状腺ホルモンを分泌できない状態である。
その結果、下垂体、視床下部へのフィードバック調節が不足するので、
下垂体は体内の甲状腺ホルモンが足りないと考えて、甲状腺刺激ホルモンをたくさん分泌するようになる。

(2)× 
下垂体後葉から分泌されるホルモンとして、バソプレシンとオキシトシンの2つを覚えておこう。

(3)× 
甲状腺ホルモンには、肝臓のLDL受容体発現を増やす作用がある。
この作用により、血中LDLが取り除かれるので、血中コレステロール濃度は低下する。

(4)〇 
アルドステロンは、集合管上皮細胞の基底膜側にある細胞膜のNa-Kポンプの発現を増やす作用がある。
その結果、集合管管腔側からのNa吸収が増加する。
一方、集合管上皮細胞内のK濃度は上昇し、集合管管腔側の細胞膜から尿中へのK排泄が増加する。

(5)× 
下垂体前葉から分泌される副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)は、
副腎皮質に働いて、コルチゾル(糖質コルチコイド)の分泌を促進する。
カテコールアミン(アドレナリンやノルアドレナリン)は、交感神経の作用により、副腎髄質から分泌される。

正解(4)


5)25-36 管理栄養士国試
消化管ホルモンに関する記述である。正しいのはどれか。

(1)セクレチンは、胃酸分泌を促進する。
(2)ソマトスタチンは、胆のう収縮を促進する。
(3)コレシストキニンは、膵酵素の分泌を促進する。
(4)ガストリンは、空腸のS細胞から分泌される。
(5)インクレチンは、インスリン分泌を抑制する。

(1)× 
セクレチンは、十二指腸にあるS細胞から分泌される。
分泌刺激は、胃酸が十二指腸に入ってくることである。
セクレチンは、膵臓の外分泌腺(腺房中心細胞、介在部導管細胞)に働いて、
重炭酸イオンの分泌を促進して胃酸を中和する。
また、胃に対しては、胃酸分泌を抑制する作用がある。
つまり、胃酸がむやみに十二指腸に入ってこないようにフィードバック調節を行っていると思えばよい。

(2)× 
ソマトスタチンは、視床下部、膵ランゲルハンス島、消化管などから分泌されるホルモンである。
インスリン、グルカゴン、ガストリン、セクレチンなど他の消化管ホルモンの分泌を抑制する作用がある。
消化吸収に対しては、抑制する方向に働き、胆のうも弛緩させる。

(3)〇 
コレシストキニンは、十二指腸のM細胞から分泌される。
分泌刺激は、食物、特に脂肪が十二指腸に入ってくることである。
コレシストキニンは、膵臓の外分泌腺(腺房細胞)に働いて、
消化酵素の分泌を促進(パンクレオザイミン、PZ)するとともに、
胆嚢の収縮(コレシストキニン、CCK)を起こして、胆汁を十二指腸に分泌させる。
また、セクレチンと同様に胃酸分泌を抑制する。
CCKとPZは、別々に発見されたが、後に同一のホルモンであることがわかった。

(4)× 
ガストリンは、胃の前庭部にあるG細胞から分泌される。
分泌刺激は、食物、特に肉汁が胃の中に入ってくることである。
また、迷走神経(副交感神経)による刺激も、ガストリンの分泌を促進する。
ガストリンは、胃腺の壁細胞に働いて、胃酸の分泌を促進する。

(5)× 
インクレチンは、十二指腸から分泌される。
分泌刺激は、食物が十二指腸に入ってくることである。
インクレチンは、ランゲルハンス島に働いて、グルコース刺激によるインスリン分泌を促進する。
最近インクレチン関連の薬が、糖尿病治療薬として発売されている。

正解(3)


6)25(追加)-35 管理栄養士国試
胃腺の壁細胞から分泌される物質である。正しいのはどれか。

(1)内因子(キャッスル因子)
(2)ガストリン
(3)セクレチン
(4)ペプシノーゲン
(5)粘液

(1)〇 
胃腺の壁細胞からは、胃酸(塩酸)と内因子が分泌される。

胃液を分泌する胃腺には、3種類の細胞がある。
主細胞、副細胞、壁細胞である。壁細胞は、胃酸(塩酸)と内因子を分泌する。

内因子は、ビタミンB12と結合して回腸でのビタミンB12の吸収を助ける。

(2)× 
ガストリンは、胃幽門前庭部に存在する幽門腺上皮に散在するG細胞から分泌される。
ガストリンは、食物に含まれるたんぱく質、特に肉汁の刺激により分泌が増加する。
ガストリンは、胃腺の壁細胞に働いて、胃酸の分泌を増加させる。

(3)× 
セクレチンは、十二指腸上皮のS細胞から分泌される。
セクレチンは、胃液(胃酸)が十二指腸に流入することによって分泌が増加する。
セクレチンは、膵臓の腺房中心細胞と介在部導管細胞に働いて、水と重炭酸イオンの分泌を増加させる。
そうして、胃酸を中和する。また、セクレチンは、胃に働いて胃酸の分泌を抑制する。

(4)× 
ペプシノーゲンは、胃腺の主細胞から分泌される。
ペプシノーゲンは、胃腺の主細胞から分泌されるたんぱく質分解酵素である。
ペプシノーゲンは、塩酸により活性型のペプシンになる。

(5)×
粘液は、胃腺の副細胞から分泌される。
粘液は、塩酸とペプシンによる胃粘膜の自己消化を防いでいる。

正解(1)



7)25‐35 管理栄養士国試
体脂肪量を増加させるホルモン・サイトカインである。正しいのはどれか。

(1)レプチン
(2)インスリン
(3)カテコールアミン
(4)アディポネクチン
(5)トリヨードチロニン(T3)

ホルモンとサイトカインの違いを明確に説明するのは、難しい。

一般に、ホルモンはある特定の分泌細胞から分泌され、血流によって運ばれ、別の場所にある標的細胞に作用する。

サイトカインも同じように、ある細胞から分泌され、他の細胞に作用する。
サイトカインは、免疫システムの細胞から分泌されるタンパク質で、
特定の細胞に情報伝達をするものをいうことが多いが、その概念は免疫細胞以外にも広がっている。

例えば、脂肪細胞から分泌されるレプチンやアディポネクチンは、アディポサイトカインと呼ばれる。
インスリン、カテコールアミン、トリヨードチロシンは、それぞれ膵臓B細胞、副腎髄質、甲状腺から分泌されるホルモンである。

一般に、ホルモンは小分子であることが多く、サイトカインは分子量1万以上のペプチドであることが多い。

(1)×
レプチンは、肥大した脂肪細胞から分泌されるサイトカインで、視床下部に働いて摂食量を減らす作用がある。
また、消費エネルギーを増加させる作用もあるので、体脂肪量は減少する。

(2)〇 
インスリンは、脂肪細胞において、リポタンパク質リパーゼを活性化し、ホルモン感受性リパーゼ活性を抑制する。
その結果、体脂肪量が増加する。

(3)× 
カテコールアミンは、ドパミン、アドレナリン、ノルアドレナリンの総称である。
これらカテコールアミンは、脂肪細胞のホルモン感受性リパーゼを活性化し、体脂肪量を減少させる。

(4)× 
脂肪細胞から分泌されるアディポサイトカインには、TNF-αやPAI-1など悪玉が多いが、
アディポネクチンは善玉で、動脈硬化抑制作用やインスリン感受性改善作用がある。
残念なことに、脂肪細胞が肥大すると分泌は減少する。
インスリン感受性が良くなると体脂肪量が増えそうだが、
筋肉に対しては脂肪の燃焼を促進する作用があるので、全体としては、体脂肪量を減少させる。

(5)× 
甲状腺ホルモンであるトリヨウドチロシンは基礎代謝を亢進させるので、
脂肪細胞からの脂肪酸の動員が増加し、体脂肪量は減少する。

正解(2)


8)29-28 管理栄養士国試
情報伝達に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)副交感神経終末の伝達物質は、ノルアドレナリンである。
(2)インスリン受容体は、細胞膜を7回貫通する構造をもつ。
(3)グル力ゴン受容体刺激は、肝細胞内でcGMP(サイクリックGMP)を生成する。
(4)細胞内カルシウムイオン濃度の低下は、筋細胞を収縮させる。
(5)ステロイドホルモンは、遺伝子の転写を調節する。

(1)× 
副交感神経終末の伝達物質は、アセチルコリンである。

自律神経の構成は単純で、たった2つのニューロンからなる。
まず、中枢神経内に神経細胞体があり、その軸索が中枢神経外にでているものを節前線維という。

次に、節前線維とシナプスを形成し、効果器官に軸索を延ばすものを節後線維という。

節前線維と節後線維のシナプスの神経伝達物質は、すべてアセチルコリンである。

交感神経の節後線維と効果器官とのシナプスの神経伝達物質はノルアドレナリンであるが、
副交感神経の節後線維と効果器官とのシナプスの神経伝達物質はアセチルコリンである。

交感神経の節後線維の神経伝達物質の例外は、汗腺のアセチルコリンである。
これは、交感神経の興奮により汗の分泌が促進するが、
ノルアドレナリンの分泌により汗腺周囲の血流が減少して汗の分泌を抑制することを防ぐためである。
ちなみに、交感神経の節後線維のニューロンが内分泌細胞に分化したものが副腎髄質である。

(2)× 
インスリン受容体は、細胞膜を1回貫通する構造をもつ。

インスリン受容体は、2つのαサブユニットと2つのβサブユニットがS-S結合でつながった分子である。

2つのαサブユニットは、それぞれインスリンと結合する部位を持ち、完全に細胞外に露出している。

αサブユニットとS-S結合でつながっているβサブユニットは、
細胞膜を1回貫通して、細胞内にチロシンキナーゼ活性を持つ部分がある。

βサブユニットは2つあるので、1つのインスリン受容体は、2か所で細胞膜を貫通している。
インスリンが、細胞外のαサブユニットに結合すると、インスリン受容体の立体構造が変化し、
細胞内のβサブユニットのチロシンキナーゼが活性化し、情報が細胞内に伝達される。
細胞膜を7回貫通している受容体の代表例は、グルカゴン受容体である。

(3)× 
グルカゴン受容体刺激は、肝細胞内でcAMP(サイクリックAMP)を生成する。

グルカゴンが、グルカゴン受容体の細胞外に露出している部分に結合すると、
受容体の細胞内部分に結合しているGたんぱく質を活性化する。
活性化したGたんぱく質は、アデニレートシクラーゼを活性化する。
アデニレートシクラーゼは、ATPを分解してcAMP(サイクリックAMP)を生成する。
cAMPは、cAMP依存性プロテインキナーゼを活性化し、
cAMP依存性プロテインキナーゼは、標的たんぱく質をリン酸化する。
cAMPは、グルカゴン(ファーストメッセンジャー)が持って生きた情報を細胞内伝達するので
「セカンドメッセンジャー」と呼ばれる。
cGMPがセカンドメッセンジャーになる代表例は、視細胞による光の受容である。

(4)× 
細胞内カルシウムイオン濃度の上昇は、筋細胞を収縮させる。
筋細胞内のアクチンとミオシンの結合は、トロポニンにより抑制されている。
細胞質のカルシウム濃度が上昇し、カルシウムがトロポニンに結合すると、
その抑制が取れるために、アクチンとミオシンの突起が連絡橋を形成する。
続いてミオシンの突起に結合しているATPが加水分解してADPになるときに突起が動いて
アクチンがミオシンの上を滑走する。
こうして筋収縮が起こる。

(5)○ 
ステロイドホルモンは、遺伝子の転写を調節する。
ステロイドホルモンは脂溶性のホルモンなので、細胞膜を通過して細胞内に入る。
ステロイドホルモン受容体は、細胞質または核内に存在する。
ステロイドホルモンと結合した受容体は、DNA上に遺伝子のプロモーター領域に結合し、転写因子として働く。

正解(5)


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