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某総合病院で日々、臨床で忙しい医師カズです。
各種医療職の資格試験問題に挑戦しつつ、資格を目指す方々を励ますブログです。
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STD関係の問題 1

STD risk 
http://www.visualinformation.info/std-risk-factors-infographic/

看護師、医師国試からSTD関連の問題集めました。

出典:

医師国家試験過去問データベース

看護師国家試験 過去問題集|看護roo![カンゴルー]

http://www.osaka-med.ac.jp/~tnakano/nurse92ans.html



1)第102回 看護師
性感染症〈STD〉について正しいのはどれか。

1. 経口避妊薬の内服が予防に有効である。
2. 患者のパートナーは治療の対象ではない。
3. 10代では性器ヘルペスの罹患が最も多い。
4. 性器クラミジア感染症の罹患は不妊症の危険因子である。


2)第100回 看護師
女性の不妊症の原因になる可能性がある性感染症〈STD〉はどれか。2つ選べ。

1. 梅 毒
2. 淋菌感染症
3. 性器ヘルペス
4. 尖圭コンジローマ
5. 性器クラミジア感染症


3)看護師国試
クラミジアによる性感染症に罹患した女性の治療で正しいのはどれか。

1. 抗菌薬を1~2週内服する。
2. クラミジア抗原陰性のパートナーは治療を必要としない。
3. 治癒の確認をするための検査は内服終了時に行う。
4. 一度治癒すれば再感染しない。


4)107医I37

107i37.jpg 



5)102医I72

102i72.jpg 



6)109医A12

109a12.jpg 



7)107医A17

107a17.jpg 



8)105医A55

105a55.jpg 



9)100医B72

100b72.jpg 


解答:MOREへ

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解答



1)第102回 看護師
性感染症〈STD〉について正しいのはどれか。

• 1. 経口避妊薬の内服が予防に有効である。
• 2. 患者のパートナーは治療の対象ではない。
• 3. 10代では性器ヘルペスの罹患が最も多い。
• 4. 性器クラミジア感染症の罹患は不妊症の危険因子である。

解答・解説

×1. 経口避妊薬の内服が予防に有効である。
        性感染症の予防には、コンドームが有効である。

×2. 患者のパートナーは治療の対象ではない。
        水平感染するため、パートナーも治療の対象となる。

×3. 10代では性器ヘルペスの罹患が最も多い。
    10代の性感染症で最も多いのは、性器クラミジア感染症である。

○4. 性器クラミジア感染症の罹患は不妊症の危険因子である。
   不妊の原因となる感染症は、性器クラミジア感染症と淋病がある。
       自覚症状がないうちに進行するため問題が大きい。

正解 4


性行為感染症 STD

1)ウイルスによるもの
• 単純ヘルペスウイルス症(ヘルペス感染症)
• B型肝炎
• ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染(=AIDS)
• 成人T細胞性白血病(HTLV)
• サイトメガロウイルス感染症

2)細菌によるもの
• 梅毒?
• クラミジア感染症(クラミジア感染症)
• 淋菌?感染症

3)真菌によるもの
• 性器カンジダ症
• 口腔カンジダ症
• 白癬菌?感染症

4)寄生虫・原虫によるもの
• 膣トリコモナス原虫感染症
• 赤痢アメーバ感染症
• ケジラミ?症
• 疥癬?


2)第100回 看護師
女性の不妊症の原因になる可能性がある性感染症〈STD〉はどれか。2つ選べ。

• 1. 梅 毒
• 2. 淋菌感染症
• 3. 性器ヘルペス
• 4. 尖圭コンジローマ
• 5. 性器クラミジア感染症

解答・解説

×1. 梅 毒
梅毒は極めて症例が少なく、不妊症となるかどうかの研究がない。

○2. 淋菌感染症
淋病感染は若年者の中ではクラミジアに次いで多い。
子宮頸管炎・尿道炎・バルトリン腺炎などの感染を経て骨盤腹膜炎を起こすため不妊症の原因となる。

×3. 性器ヘルペス
主に外陰部に疼痛を伴う潰瘍を形成する。

×4. 尖圭コンジローマ
外陰部・肛門周囲・腟・子宮頸部などに乳頭腫を形成する。
レーザーメスによる焼灼などを行う。

○5. 性器クラミジア感染症
性器クラミジア感染症は女性では症状が比較的軽いが、
上行性に感染し骨盤内感染を起こし不妊症の原因となりやすい。

正解 2, 5


3)看護師国試
クラミジアによる性感染症に罹患した女性の治療で正しいのはどれか。

1. 抗菌薬を1~2週内服する。
2. クラミジア抗原陰性のパートナーは治療を必要としない。
3. 治癒の確認をするための検査は内服終了時に行う。
4. 一度治癒すれば再感染しない。

(解説と解答)

難問です。
おそらく日本性感染症学会が出しているガイドラインを見て問題を作ったんだと思いますが,
たとえばクスリを飲む期間なんて,ホントに覚える必要があるのかな?

1. ○~△
たしかに現在クラミジア感染症に承認されている抗菌剤はすべて「クラミジア感染症には投与期間原則14日間を目安」と特記されています。
とはいっても,米国CDCのガイドラインでは,たとえばアジスロマイシン(ジスロマック(R))なんかが載っていて
(日本ではクラミジア感染症に適応がない),その場合1日4錠(250 mgの場合)を1回だけでよい,
なんてことになっています。

これでも約2週間有効血中濃度が保たれるからです。
クラミジアは特異な増殖環を持つ細菌で,細胞外にいるときは
感染性はあるが代謝を行わない「基本小体 EB」ですが,
細胞内(というか正確には「食胞の中」)では「網様体 RB」となってさかんに代謝し,
2分裂で増殖します。

kuramijia.png 
http://www.chlamydia-support.com/クラミジア感染症の基礎情報/クラミジアの発育サイクル.html

しかし RB には感染性はありません
細胞外の EB には抗菌剤が無効

すべての EB が一旦細胞に感染して,RB にならないと抗菌剤が効きません(増殖の1サイクルは約3日)。
さらにその RB の居場所がヒト細胞内なので抗菌剤はヒト細胞の中に入らなければならない,
なんてことをすべて考え合わせると,抗菌剤による治療において,
ある程度有効濃度が持続する期間が必要である,という理屈は納得できます。
しかし,そうはいっても,問題の出し方が………。

2.×
STDの治療の基本はセックスパートナーとの同時治療によって「ピンポン感染」を防ぐ,ということです。

3.×
前述の日本性感染症学会のガイドラインでは「治療後3~4週間後,クラミジアの病原体検査を行う」とあります。

これには理由があって,通常行われる病原体検査は,抗原検出 EIA か核酸 DNA を検出する PCR や LCR なのですが,
いずれの場合も治療直後の場合,たとえ治療が成功していても,いわゆる「死菌」といいますか,
感染性のないタンパク質の断片や DNA の破片なんかを検出してしまい,偽陽性に出る場合があるのです。

確実に感染性のある EB を検出しようとするなら「分離培養」ですね。

私,さる検査センターのご協力でクラミジアの分離培養を教わったことがあります
(恥ずかしながらフィリピンで指導するための「付け焼き刃」のため……)。
とっても手間がかかりますが確実に感染性 EB を検出できます。

だったらこの問題は「培養検査」まで考えると「○」か?となりますが,
治療直後では飲んでいた抗菌剤がまだ残っていて試料中に混じることがあり,
感染性 EB があっても混入する抗菌剤のためうまく培養できずに検出できないことが考えられます。

つまり今度は偽陰性の可能性があり,やはり直後はまずいでしょう,という感じかな。
しっかし,ここまで考えて×をつけたヒトが何人いるんでしょうか……。
そもそもクラミジアは耐性菌が事実上問題にならないので,
前述の米国 CDC のガイドラインでは,確実に服薬できていて症状が消失したら治療効果確認のための検査は必要ない,
と断言しています……。だったらいままでの解説はどうなるの??

4.×
確実に治療が成功すれば再発はありません
上述の如く耐性菌は事実上問題になっていません。
しかし免疫は成立せず,再感染はあります。
よってセックスパートナーとの同時治療が必要なのです。
むしろクラミジア感染症といえば,とくに女子で無症候者が多い こと,
合併症(流早産,不妊,新生児感染症など)に留意することなどの方が大事なのになあ……。

正解:1



4)107医I37

107i37.jpg 


正解 c,d

theme: 性器クラミジア感染症

comments:
a 骨盤腹膜炎は女性のクラミジア感染でみる。

b 間質性膀胱炎は感染症ではない。

c・d 正しい。男性の性器クラミジア感染は精巣上体炎や前立腺炎の原因となる。



509a8500.jpg 
http://blog.livedoor.jp/ohtacl/archives/cat_50050587.html


e 亀頭包皮炎はブドウ球菌が原因となることが多い。

包茎のある子供で、恥垢ちこうや包皮にたまった尿などが刺激になって炎症を起こし、
さらに細菌感染を起こすと化膿し、うみが出てきます。多くはブドウ球菌によります。
通常は皮膚(包皮)の炎症にとどまり、尿道炎や膀胱炎ぼうこうえんを引き起こすことはありません。
http://medical.yahoo.co.jp/katei/200317000/?disid=200317000


5)102医I72

102i72.jpg 

正解 e

theme: 性器クラミジア感染症

STDで代表的な淋菌性尿道炎とクラミジア性尿道炎の鑑別である。

以下の説明で、

クラミジア:漿液性のサラサラした分泌物
淋病性:分泌物は膿状の液体、症状やや重い

とのことであるので、本例はクラミジアであろう。

したがって、治療薬マクロライド系抗生物質(アジスロマイシン:Rジスロマック)。


淋菌 クラミジア

淋菌性尿道炎とクラミジア性尿道炎を比べると、

症状自体は、排尿痛、射精時痛、尿道分泌物、亀頭の赤味、膿尿で、似通っています
ですが、全てにおいて淋病性尿道炎の方が症状が重いです

痛みの度合いはもちろん、
尿道分泌物はクラミジアでは漿液性のサラサラした分泌物であることが多いのに対して、
淋病性の場合は分泌物は膿状の液体になります
また、分泌物の量も淋菌の方が多いです

 STD 原因

この画像から分かるのは
淋菌の感染は6割が風俗女性からであるのに対し、
クラミジアは7割が一般女性からであるという明らかな差です。

また、手元にある資料によると9道府県における性感染症の蔓延状況の統計では、
クラミジア感染症と淋菌感染症は10万人当たりの男性罹患者数はほぼ同じでした
(女性はクラミジアが約5倍と圧倒的に多い)。
淋菌が160で、クラミジアが158です。
なので、男性が淋菌に感染する割合とクラミジアに感染する割合はほぼ同じと言うことができます。

感染源によって明らかな差があること、全体として感染する割合は等しいことから、
感染源によって、淋菌かクラミジアか、どちらに感染した可能性が高いかを推測することが可能になります。

決して確実では無いことを強調しておきますが、

症状が重篤で、潜伏期間が数日~1週間以内、
感染の疑いがあるのが風俗女性との性行為
(オーラルセックスのみを含む)である場合は、
淋菌性尿道炎の可能性が高い
推測することができます。


6)109医A12

109a12.jpg 

正解 e

theme: 淋菌感染症

comments:
a 潜伏期は数日。

b グラム陰性球菌。

c 尿道炎が多い。

d クラミジアとの混合感染は30%程度。

e 正しい。
  ゆえに現在はニューキノロン系抗菌薬ではなく、
  セフトリアキソン(セフェム系)やスペクチノマイシン(アミノグリコシド系)が使用されることが多い。


7)107医A17

107a17.jpg 


正解 a,d

theme: 淋菌感染症

comments:
a 正しい。
  男性では尿道炎女性では子宮頸管炎として発症することが多い。

b Gram陰性球菌である。

c 潜伏期間は数日である。

d 正しい。クラミジアと同じく、骨盤腹膜炎〈PID〉に進展する。

e 検査法としてのPCR法の感度はGram染色より高い


8)105医A55

105a55.jpg 


正解 a,e

theme: 淋菌性尿道炎

問題5)とは異なり、膿性分物であることから本例は 淋菌性尿道炎でしょう。
また、クラミジアで見られる前立腺炎を思わせる症候がdigital examで陰性であることからも、
淋菌が原因のようである。

従って、
a 尿培養にてNeisseria gonorrhoeaeの検出、
e 尿道分泌物のgram stain でgram(-) cocciを証明すること。

気をつけよう!

参照


9)100医B72

100b72.jpg 


正解 d

theme: 非淋菌性尿道炎


非淋菌性尿道炎の約半数がクラミジアによる感染で、
そのほか、マイコプラズマ、ウレアプラズマ、トリコモナスなどが原因微生物になります。

クラミジア、マイコプラズマ、一般細菌(大腸菌、ブドウ球菌、レンサ球菌など)には、
テトラサイクリン、マクロライド系の抗生物質が、第1選択の薬

アンピシリン:グラム陽性球菌や陰性桿菌が対象
GM:グラム陰性桿菌が対象
セファゾリン=セフェム系抗生剤
バンコミシン:MRSAが対象

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