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歯科国試にも役立つ医科肝臓関係問題2:発癌因子ほか
![]() http://imunews.imu.edu.my/health/can-more-than-one-risk-factor-be-associated-with-of-cancers/ 最近の医師国試問題のうち、 歯科国試にも役立ちそうな発癌関係、輸血後肝炎の問題を集めました。 (医師国家試験過去問データベース から) 発がんとの関係 1)109医G35 ![]() 2)106G27 ![]() 輸血後肝炎 3)105B39 ![]() 解答:MOREへ スポンサーリンク 1)109医G35 ![]() 正解a,d theme: 糖尿病で発症リスクが高まる癌 comments: a 正しい。 高血糖では肝臓内グリコーゲン貯蔵も増加し、肝への負荷が増加する。 非アルコール性脂肪性肝炎〈NASH〉由来の肝細胞癌の多くで糖尿病の背景が指摘されている。 b・c・e 特に糖尿病と関係はない。 d 正しい。 肉食や運動不足が大腸癌のリスクとなっており、それらは糖尿病のリスクと同一方向にある。 運動不足が大腸癌のリスクであることは、109F15にも出題あり。 109F15 ![]() 正解:d a ピロリ菌感染などがリスクである。 b・c 喫煙などがリスクである。 d 正しい。 大腸癌のリスクに便秘による宿便がある。運動により便秘が改善される。 むろん運動が他の癌に無効と言い切ることはできないであろうし、 大腸癌に運動が有効な理由も様々あるようだが、試験会場で推測するにはこれで十分。 e 染料などがリスクである。 2)106G27 ![]() 正解 c theme: 発生母地病変と癌 comments: a 胃酸逆流により食道上皮が病理的に円柱上皮化する。 このとき腺癌が発生しやすくなり、それがBarret食道腺癌である。 b Helicobacter pylori感染が萎縮性胃炎のリスクとなる。 この状況は胃癌の発生母地ともなる。 c 誤り。 非アルコール性脂肪性肝炎は肝細胞癌の発生母地となるも、 肝内胆管癌の発生母地とはならない。 d 潰瘍性大腸炎は大腸癌の発生母地となる。 e Crohn病は痔瘻癌の発生母地となる。 3)105B39 ![]() 正解 a,b,e theme: 同種血輸血 comments: a 正しい。 輸血後肝炎がみられる。 b 正しい。 輸血後GVHDがみられる。 ![]() http://www.jrc.or.jp/mr/reaction/non_hemolytic/gvhd/ GVHD(移植片対宿主病) ・4型アレルギー ・皮膚、肝臓、消化管に障害 ・「ステロイド」「免疫抑制薬」を投与する! c・d 特に同種血輸血とは関係がない。 e 正しい。輸血関連急性肺障害〈TRALI〉がみられる。 輸血関連急性肺障害 transfusion-related acute lung injury(TRALI) ![]() |
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