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カーテン徴候の病態生理

とある医学生の雑記帳 (2014-05-01 配信)
カーテン徴候の病態生理
から引用改編

最後に練習問題あり


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カーテン徴候はどういうメカニズムで起こるのか


舌咽神経と迷走神経は、咽頭の運動を支配しているので
これらの神経に障害が生じると咽頭はうまく運動できなくなってしまう。

患者さんに「あー」っと声を出させることで、軟口蓋の動き、
口蓋垂の偏位、カーテン徴候の有無を観察して麻痺を調べることができる。


口蓋・咽頭の機能には舌咽神経と迷走神経の両者が作用して明確に区別しづらいために両方同時に調べる。
また、舌咽神経と迷走神経の一部は疑核など胸痛の脳神経核から起こり、
近い位置を走行することから、それぞれが単独で障害されることはまれである。

ちなみに、正常の口腔内の解剖図↓

20120209223548.jpg



正常の場合、軟口蓋ごと口蓋垂は挙上する。

しかし、
迷走神経、舌咽神経の障害があると、
障害側の軟口蓋の挙上が消失し、口蓋垂の健側への偏位
が起こる。

そして健側の後咽頭のひだの偏位(=カーテン徴候)が見られる。


カーテン徴候
 http://myogamed.blog.fc2.com/blog-entry-23.html


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練習問題

099D048
組合せで正しいのはどれか。

a. 右三叉神経運動枝障害 - 下顎の左への偏位
b. 右顔面神経障害 - 左口角の下垂
c. 右舌下神経障害 - 舌の挺出時左への偏位
d. 右舌咽神経障害 - 右へ引かれるカーテン徴候
e. 右副神経障害 - 頚の左への回旋筋力の低下


解答:MOREへ


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099D048
組合せで正しいのはどれか。

× a. 右三叉神経運動枝障害 - 下顎の左への偏位

× b. 右顔面神経障害 - 左口角の下垂

× c. 右舌下神経障害 - 舌の挺出時左への偏位

× d. 右舌咽神経障害 - 右へ引かれるカーテン徴候
                 健側の左に引かれる

○ e. 右副神経障害 - 頚の左への回旋筋力の低下

正解 E


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