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 アスピリン喘息(別名:NSAIDs過敏喘息)の病態生理


とある医学生の雑記帳 (2014-05-20 配信)
アスピリン喘息の病態生理     から引用改編



概要:

アスピリンを始めとしたCOX1阻害作用をもつNSAIDsの服用によって誘発される喘息のこと。
好発者としては非アトピー型の難治性喘息患者。
症状としては鎮痛薬や感冒薬服用後に、呼吸困難、喘息、咳などの症状が出る。


病態生理:

シクロオキシゲナーゼ(COX)は下の図のようにアラキドン酸から
プロスタグランジンやトロンボキサンを合成する酵素であるが、
NSAIDsはこの酵素の働きを抑制
する。

すると、

アラキドン酸はロイコトリエン産生経路に傾くことになり、
ロイコトリエンの作用で気管の浮腫、平滑筋収縮、好酸球増加
などが起こり、

その結果喘息として症状が現れるのである。

cox path
https://www.jspm.ne.jp/guidelines/pain/2010/chapter02/02_04_02_01.php 改編

☆尚、
アスピリン喘息の原因はCOX1阻害であることがわかっているので
COX2選択的阻害剤は安全に使える。

また、アスピリン喘息患者でなくとも、
喘息発作後にNSAIDsを投与すると病気を引き起こしてしまう可能性があるので要注意!


治療法

喘息発作時と同じ。
吸引β2刺激薬が第一選択薬で必要に応じてアミノフィリン投与



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2016/01/23 16:34 呼吸器 TB(-) CM(0)
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