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かず

Author:かず
某総合病院で日々、臨床で忙しい医師カズです。
各種医療職の資格試験問題に挑戦しつつ、資格を目指す方々を励ますブログです。
内容は、国内の医師、歯科、薬剤師、看護師国試など、さらには米国医師資格試験(USMLE)、米国歯科医師資格試験(NBDE)あたりの問題にも挑戦する予定です。
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 認知症1

dimentia-brain-problem-medical-and-health-care-concept-symbol-on-a-D76N61.jpg 
http://www.alamy.com/stock-photo-dimentia-brain-problem-medical-and-health-care-concept-symbol-on-a-56082041.html


最近の医師国試問題のうち、認知症関係の問題を集めました。
医師国家試験過去問データベース から)


1)104医G26

104g26.jpg




2)102医G9

102g9.jpg 

3)新作
認知症で最も頻度が高いのはどれか。

a 脳血管性認知症
b アルツハイマー病
c レビー小体型認知症
d 前頭側頭葉型認知症
e 進行性核上性麻痺


4)100医G90

100g90.jpg 


5)102医E20

102e20.jpg 




6)106医I14

106i14.jpg 


7)107医A2

107a2.jpg 



8)100医B6

100b6.jpg 

9)新作
いわゆるtreatable dimentiaに属するものはどれか。
全て選べ。

a アルツハイマー病
b 正常圧水頭症
c 甲状腺機能低下症
d Lewy小体型認知症
e ウェルニッケ脳症
f 前頭側頭葉型認知症

解答:MOREへ


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 解答


1)104医G26

104g26.jpg


正解  e




2)102医G9

102g9.jpg 

正解 e

4大認知症

syojyo28646x51129-thumbnail2.png 



flow.gif


3)新作
認知症で最も頻度が高いのはどれか。

a 脳血管性認知症
b アルツハイマー病
c レビー小体型認知症
d 前頭側頭葉型認知症
e 進行性核上性麻痺

正解 b

dementia-share-e1434545197502.png 
  http://sumartnavi.com/dementia-with-lewy-bodies/



4)100医G90

100g90.jpg 

正解 e

theme: 認知症の評価

STAI:「状態不安」と「特性不安」を測定する

BPRS (Brief Psychiatric Rating Scale)簡易精神症状評価尺度:精神疾患全般

MMPI:性格テストの一つ

a068fa1ee509bac8b268511bdc52f0d5.jpg 


5)102医E20

102e20.jpg 


正解  c

theme: Alzheimer型認知症・せん妄

AD鑑別 
http://funacli.jp/collumn/number/2012/120501.html


6)106医I14

106i14.jpg 

正解 c

theme: Lewy小体型認知症


img_shindan_01.gif 
http://www.aricept.jp/about/lewy/shindan.html



7)107医A2

107a2.jpg 

正解 d


theme: 前頭側頭型認知症(初期)

comments:
人格変化や性格荒廃は病状が進行してからみられる。

a Lewy小体型認知症で幻視をみる。
b・c・e これらはAlzheimer型認知症でみられる。
d 正しい。前頭側頭型認知症では、初期に無関心・自発性の減退がみられる.


各認知症の特徴

1440osusume1_05.gif 
http://www.jpress.co.jp/homeplaza/kiji_1440/osusume_1_1440.html


8)100医B6

100b6.jpg 

正解 c

進行性核上性麻痺(PSP)

中年期以降に発症し、淡蒼球、視床下核、小脳歯状核、赤核、黒質、脳幹 被蓋の神経細胞が脱落し、
異常リン酸化タウ蛋白が神経細胞内およびグリア細胞内に蓄積する疾患であ る。

病理学的にはアストロサイト内の tuft of abnormal fibers(tufted astrocytes)が PSP に特異的な所見とさ れている。

神経学的には
1) 易転倒性
2) 核上性注視麻痺
3) パーキンソニズム
4) 認知症
などを特徴とする。

発症の原因は不明である。

男性に多く発症する。

初発症状はパーキンソン病に似るが、安静時振戦は稀で、歩行時の易転倒性、すくみ足、姿勢反射障害 が目立つ。
進行するにつれて、
頸部の後屈と反り返った姿勢、
垂直性核上性眼球運動障害(初期には眼球 運動の随意的上下方向運動が遅くなり、
ついには下方視ができなくなる)、
構音障害や嚥下障害、想起障害と思考の緩慢を特徴とする認知症や注意力低下が出現する。
徐々に歩行不能、立位保持不能となって、 寝たきりになる。


huming bird sign ハチドリサイン

このサイン有名?

参照
image21_5.jpg 
MRIは、パーキンソン病や多系統萎縮症と進行性核上性麻痺を鑑別する上で重要な検査方法であり、
上の写真に示すように、中脳と呼ばれる場所の被蓋部(背中側)が萎縮して、
ハチドリの頭に類似した形を示すようになります(ハチドリ徴候)。
多系統萎縮症で認める被殻や橋の異常所見は認めません。
http://www.med.nagoya-u.ac.jp/noutokokoro/ippan/index.html


多系統萎縮
2014081001.png 

https://www.roumap.com/info/3658.html


多系統萎縮症のMRI

mri1b.jpg 
赤枠で囲んだ橋の下部が萎縮して、黒くなって全く見えてません。
また、黄枠で囲んだ小脳が萎縮して、穴あきの状態(葉っぱのようにギザギザ)になってます。
以上のことから、OPCAの画像=多系統萎縮症と考えられます。




9)新作
いわゆるtreatable dimentiaに属するものはどれか。
全て選べ。

a アルツハイマー病
b 正常圧水頭症
c 甲状腺機能低下症
d Lewy小体型認知症
e ウェルニッケ脳症
f 前頭側頭葉型認知症

正解 bce

12p15-1.gif

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2016/01/28 01:13 老年医学・認知症 TB(-) CM(0)
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