スポンサーリンク 敗血症・多臓器機能障害 - 医療関係資格試験マニア
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昨日の記事に関係した問題。

sepsis2.jpg 
https://riordanclinic.org/2014/04/ivc-and-sepsis-a-follow-up/


106回医師国試問題から:医師国家試験過去問データベースより引用


106医G38

106g38.jpg


解答:MOREへ

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解答

106医G38

106g38.jpg

正解 a,b

comments:
a・b 正しい
敗血症ではグラム陰性菌の細胞壁を構成するエンドトキシンが血中へ放出される。
これによりエンドトキシンショックが起こるとともに、マクロファージからの腫瘍壊死因子〈TNF〉の産生が亢進する。
TNFは臓器を構成する細胞のアポトーシスを誘導する。これが多臓器機能障害をきたす。

table_ii_01_01.jpg 

細菌毒素であるエンドトキシンはグラム陰性菌の外膜に存在するリポ多糖体(LPS)であり、
その受容体であるtoll-like receptor (TLR) 4です。
エンドトキシンはマクロファージなどのTLR4に結合し、細胞内シグナル伝達経路を活性化し、
炎症性サイトカイン、フリーラジカルなど多様な炎症性メディエーターを誘導し、細胞傷害、組織傷害を引き起こします。
さらに、全身性反応性症候群(SIRS)、全身性血管内凝固(DIC)を導き、多臓器不全(MOF)へと進みます。
これがエンドトキシンショックの病態です。

http://amu-strategy.org/?page_id=22 から


c ハプトグロビンはヘモグロビンの担体。溶血時に減少する。

d クリオグロブリンは低温により白濁沈殿し、高温により溶解するγグロブリンである。

e von Willebrand因子は血小板の粘着能と第VIII因子の安定化を担う。

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2016/04/09 12:30 感染症・微生物学 TB(-) CM(0)
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