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免疫特集2:ヒト造血幹細胞
![]() http://msmecho.com/2016/03/30/a-new-era-of-ethical-stem-cell-research/ 昨日の続き 医師国家試験過去問データベース から 3)108医B7 ![]() 4)110医G36 ![]() 正解:MOREへ スポンサーリンク 3)108医B7 ![]() 正解 c comment: a・b 多分化能と自己複製能とを有する。 c 誤り。胎生期初期は卵黄嚢に存在する。 d 細胞表面抗原はCD34陽性。 e G-CSFの投与により末梢血中に増加する。この事実を応用し、末梢血造血幹細胞移植に用いられる。 4)110医G36 ![]() 正解 a, b (正答率:96%) 造血幹細胞(hematopoietic stem cell - HSC) Wikipedia 血球系細胞に分化可能な幹細胞である。 ヒト成体では主に骨髄に存在し、 白血球(好中球、好酸球、好塩基球、リンパ球、単球、マクロファージ)、赤血球、血小板、肥満細胞、樹状細胞を生み出す。 血球芽細胞、骨髄幹細胞ともいう。 幹細胞の定義として、一個の細胞が分裂の結果2種類以上の細胞系統に分化 (differentiation) 可能であると同時に 幹細胞自体にも分裂可能であり(self renewal: 自己複製) 結果として幹細胞が絶える事なく生体内の状況に応じて分化、自己複製を調整し必要な細胞を供給している事になる。 血球系の細胞には寿命があり、造血組織より供給されなくなると徐々に減って行く。 この寿命は血球の種類によって異なり、ヒトでは 赤血球(約120日)、 リンパ球(数日から数十年)、 好中球(約1日)、 血小板(3~4日).。 ヒトの造血組織は骨髄内に存在するが、全ての骨の骨髄で造血が行われる訳ではなく、 胸骨、肋骨、脊椎、骨盤など体幹の中心部分にある、扁平骨や短骨で主に行われる。 その他の長管骨の骨髄では出生後しばらくは造血機能を持つが、青年期以降は造血機能を失い、 加齢とともに徐々に辺縁部位が脂肪組織に置き換わって行く。 最長の大腿骨でも25歳前後で造血機能を失う。 なお、発生直後から骨髄で造血されているわけではなく、骨髄造血が始まるのは胎生4ヶ月頃からである。 それ以前は初期は卵黄嚢で、中期は肝臓と脾臓で造血される。 なお、肝臓と脾臓は造血機能を完全に失うわけではなく、血液疾患時には造血が見られることもある。 骨髄には造血細胞だけでなく、脂肪細胞、マクロファージ、間葉幹細胞などが存在し、 造血細胞の中にも、分化した上記血球系細胞およびそれらの前駆細胞が存在している。 多分化能を保った造血幹細胞はこれらの中のごく一部であり、 最新の学説においては、骨組織と骨髄の境界領域に高頻度に存在し、 骨組織内の骨芽細胞(osteoblast)との接触がその維持に重要と考えられている。(造血幹細胞ニッチ) deについて (http://www.keio-hematology.jp/results/01.html ) HSCは骨髄中のnicheとよばれる微小環境に存在し、ここでHSCは細胞周期の静止期(G0期)に保たれ、ゆっくりと自己複製を行っている。 このように静止期にある造血幹細胞は、ひとたび血球産生の需要が高まるとnicheから動員されて細胞周期に入り、各種の血球産生を行う。 |
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