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かず

Author:かず
某総合病院で日々、臨床で忙しい医師カズです。
各種医療職の資格試験問題に挑戦しつつ、資格を目指す方々を励ますブログです。
内容は、国内の医師、歯科、薬剤師、看護師国試など、さらには米国医師資格試験(USMLE)、米国歯科医師資格試験(NBDE)あたりの問題にも挑戦する予定です。
応援よろしくお願いいたします。

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心理学的検査法についての問題を医師国試問題から集めてみました。

mensetu_02.jpg 
http://www.bunkyo-human.jp/html/clinical_kouza.html


医師国家試験過去問データベース から



1)109医G37

109g37.jpg



2)108医E34

108e34.jpg


3)107B25


107b25.jpg



4)106医E36

106e36.jpg



5)105医B11

105b11.jpg



解答:MOREへ

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 解答

1)109医G37

109g37.jpg

正解  a,b

theme: 質問紙法

comments:
a・b 正しい。質問紙法。
c~e 医療者の口頭面接による。

MMPI
質問紙法の心理検査で、質問に対して「あてはまる」、「あてはまらない」、「どちらでもない」を選択する3件法が用いられる。
心気症尺度(Hs)、抑うつ尺度(D)、ヒステリー尺度(Hy)、精神病質的偏奇尺度(Pd)、パラノイア尺度(Pa)、
神経衰弱尺度(Pt)、統合失調症尺度(Sc)、軽躁病尺度(Ma) の8つの臨床尺度からなる。



ベック式抑うつ評価尺度

 最近一週間のあなたの気分に一番良くあてはまる答えの数字に○を付けてください。

 該当するものが複数ある場合は全てに○を付けてください。

 

第1問   0  私は落ち込んでいない

         1  私は落ち込んでいる

         2  私はいつも落ち込んでいるから急に元気にはなれない

         3  私はとてもがまんできないほど落ち込んでいるし不幸だ

 

第2問     0  私の将来について特に失望していない
 1   私の将来について失望している

         2  私の将来について期待するものはない

         3  私の将来には希望も持てないし、物事はよくわからないと思う

 

第3問   0  私は自分が失敗するとは思わない

         1  私は他の人よりは失敗してきたと思う

         2  今までのことを思うと失敗を繰り返してきたと思う

         3  私は人間としてまったくだめだと思う

       

 第4問    0  日常生活では大変満足している  

         1  日常生活の出来事を楽しんではいない

         2  私は何にも本当に満足できない

         3  私はどんなことにも満足できないし退屈だ

 

 第5問    0  私は特に罪悪感を持っていない

         1  時々罪悪感を感じている

         2  私は多くの時間罪悪感を感じている

         3  私はいつも罪悪感を感じている

 

第6問    0  私は罰を受けている(いわば罰が当っている)とは思わない

         1  私は罰せられているかもしれない

         2  私は罰せられているだろうと思う

         3  私はいつも罪悪感を感じている

 

 第7問    0  私は自分自身に失望していない

         1  私は自分自身に失望している

         2  私は自分自身に嫌気がさしている

         3  私は自分自身が嫌いだ

 

 第8問    0  私は自分は他の人よりは良くないと思われる

         1  私は自分の弱さや失敗について自分自身を責めている

         2  私は自分の欠点をいつも自分のせいにする

         3  嫌なことが起こるとそれを自分自身のせいにする

 

 第9問    0  自殺について考えたことはない

         1  自殺について考えたことはあるが実行したことはない

         2  自殺したいと思う

         3  もし機会があったら自殺するだろう

 

第10問   0  私はいつもより悲しい気持ちではない

         1  私はいつもより悲しい気持ちでいる

         2  私は今は悲しい気持ちでいる

         3  私はいつも泣いていたが、今では泣きたいと思っても泣けない

 

第11問   0  私はこれまでのようにイライラしない

          1  私は今までより簡単に悩んでしまうし、イライラする

          2  私はいつでもイライラを感じる

          3  私はイライラすらも感じなくなった

 

 第12問    0  私は人に対する興味を失っていない

          1  私は以前より他の人に興味を持たなくなった

          2  私は他の人への興味を大部分失った

          3  私は他の人への興味を失った

 

第13問   0  私は自分なりの判断力がある

          1  私は今までのような判断力に乏しい

          2  私は以前よりも物事の判断に困難を感じる

          3  私は何も判断することができない

 

 第14問   0  私は自分の現実よりも悪くは見えない

         1  私は年をとり魅力を失って見えるのではないか気になる

         2  私はだんだん魅力がなくなったように思う

         3  私は自分の見かけが見苦しくなってきたと信じる

 

 第15問   0  私は以前と同様に仕事ができる

         1  何かをしようとするとき前よりも余分な努力をしなければならない

         2  何かを始めるとき、うんと頑張らなくてはならない

         3  私は何もしたくはない

 

 第16問   0  私はいつものように良く眠れる

         1  私はいつものようには良く眠れない

         2  私は以前よりも1~2時間早く目が覚めるしそれからはなかなか眠れない

         3  私は以前より数時間早く目が覚めるし再び眠れない

 

 第17問   0  私はいつもより特に疲れたりはしない

         1  私は以前よりも簡単に疲れる

         2  私は何をやっても疲れる

         3  私は余り疲れるので何もできない

 

 第18問   0  食欲は普通だ

         1  食欲は以前よりは良くない

         2  今は食欲がない

         3  食欲が全くない

 

 第19問   0  最近大きな体重の減少はない

         1  最近2kg以上体重が減った

         2  最近4kg以上体重が減った

         3  最近6kg以上体重が減った

            (食事制限の減量をしていますか?   1.はい    2.いいえ )

 

 第20問   0  私は健康について特に気にしない

         1  私は身体の問題について気にしている

         2  私は身体のことが大変気になるので他の事を考えるゆとりがない

         3  身体の問題について大変悩んでいるので他の事は何も考えられない

 

 第21問   0  性についての興味は特に変わっていない

         1  以前より性に対する興味が減少した

         2  今では性に対する興味が大変減少した

         3  性に対する興味が全くなくなった

 

以上の21項目の点数を合計してください。

  0~ 9:うつ状態とはいえない

10~15:軽度のうつ状態

16~19:軽度~中等度のうつ状態(専門家の治療が必要)

20~29:中等度~重度のうつ状態(  〃  )

30~40:重度のうつ状態(  〃  )

  40超  :極度のうつ状態(  〃  )


FAB

前頭前野が関与するとされている6つの課題から成り立つ。

①概念化課題
 右利きの人の場合、左半球の前頭前野の活動(言語概念の操作)を反映していると考えられています。
但し、左利きの人の場合は、単純に右半球の活動を反映しているということにはならないので注意が必要です。
②知的柔軟性課題
 この課題もまた右利きの人の場合、左半球の前頭前野の活動(自発的に言葉を作り出す)を反映していると考えられています。
③行動プログラム課題
 前頭葉の高次運動野の機能(運動プログラミング)を反映していると考えられています。
④反応の選択課題
 前頭葉の高次運動野の機能、前頭前野内側面、前頭前野の活動(運動プログラミングや短期記憶)を
反映すると考えられています。
⑤抑制課題
 両側半球の前頭前野の活動(行動抑制)を反映すると考えられています。
⑥把握行動課題
 両側半球の前頭前野の機能(行動抑制)を反映すると考えられています。

得点は、6つの課題X3点の合計18点になります。
大体、8歳以上であれば、健康な人の場合、満点が取れるとされます。
ただ、問題によっては難しいものが若干あるので、健康であれば、17点前後って感じです。


簡易精神症状評価尺度
brief psychiatric rating scale, Brief Psychiatric Rating Scale, BPRS

概念
記載された事項について質問を行い(構成的面接)18症状の項目をそれぞれ7段階(1(症状なし)~4(中等度)~7(最重度)
に評価するもの(医師が評価する)。
統合失調症を始めとする精神病に使用される評価尺度である。

評価項目

  • 1. 心気症
  • 7. 衒奇症と不自然な姿勢
  • 13. 運動減退
  • 2. 不安
  • 8. 誇大性
  • 14. 非協調性
  • 3. 情動的引きこもり
  • 9. 抑うつ気分
  • 15. 不自然な思考内容
  • 4. 概念の統合障害
  • 10. 敵意
  • 16. 情動の平板化
  • 5. 罪責感
  • 11. 猜疑心
  • 17. 興奮
  • 6. 緊張
  • 12. 幻覚による行動
  • 18. 失見当識
http://meddic.jp/%E7%B0%A1%E6%98%93%E7%B2%BE%E7%A5%9E%E7%97%87%E7%8A%B6%E8%A9%95%E4%BE%A1%E5%B0%BA%E5%BA%A6


ハミルトンうつ病評価尺度(Hamilton Depression Rating Scale:HDRS)

HAM-Dは質問紙検査であり、質問に対して答えが3~5個用意されており、その中で一番当てはまる状態を選択する形式。
患者さん本人が選ぶのではなく、検査者が患者さんの状態をみて選びます。
検査には15~20分ほどの時間を要します。

HAM-Dは「うつ病の重症度」を点数化します。
例えばHAM-D17はうつ病の諸症状を17項目に分け、
17の質問に回答してもらいそれぞれを点数化する事で重症度を推定します。
点数が高い方が重症度が高いことになります。

http://seseragi-mentalclinic.com/dephamd/



2)108医E34

108e34.jpg

正解 a,c

theme: 口頭で答える形式の心理学的検査

comment:

a ロールシャハ テスト
  正しい。インクのしみが何に見えるかを口頭で問う。

o0400027112827982714.gif 
http://ameblo.jp/mythyjack/entry-11759799556.html

上のような絵を見せて何に見えるか、答えさせる。
解釈が難しい。


b・d・e 質問紙にて該当項目にチェックをつける。


c 正しい。検者の質問に被験者が口頭で答えることによりうつ病の重症度を評価する。


3)107B25

107b25.jpg


正解 b

theme: 言語と認知の発達の遅れ

comments:
a 複数パターンのインクのしみが何に見えるかを問う、投影法による性格検査。

b 正しい。文字通り発達検査であり、0~7歳児に有効。

c 成人の失語症に有効な検査。

d 5~16歳に有効な知能検査。

ウェクスラー式知能検査

いわゆるIQ検査

次の3つのIQを得ることができる:
1.言語性IQ
2.動作性IQ
3.合成得点による全検査IQ

1981年には、16歳から74歳の9年齢群による1,880名のアメリカ人サンプルで、
WAIS-Rが標準化された。この検査は高い信頼性を有しているとみなされている。

IQの平均は100、標準偏差は15(平均より上下に分散)である。
約3分の2程度の成人のIQはこの範囲(85~115)に含まれる。


e 認知症に有効な認知機能検査。

MMSE:
長谷川式と並んでよくもちいられる認知症診断に使われる検査


5f03d377.jpg
http://blog.livedoor.jp/bakusei/archives/38889751.html



4)106医E36

106e36.jpg

正解  b,e

theme: 自記式・心理学的検査

comments:
a 複数パターンのインクの染みが何に見えるか問う、投影法検査。
b 正しい。今感じている不安(状態不安)と、普段感じている不安(特性不安)の2つを質問紙にて問う。
c 検者が口頭で質問する形態をとるうつ病の検査。
d 検者が口頭で質問する形態をとる(主に)統合失調症の検査。
e 正しい。人格を評価すべく、550にも及ぶ質問項目に自記式で回答してもらう検査。


5)105医B11

105b11.jpg


正解 c

theme: 統合失調症の評価
 
comments:
a インクのような複数パターンを提示し、何に見えるかを問う心理検査である。統合失調症に有用。

b 550にも及ぶ項目からなる質問紙に回答してもらい、人格をみる検査である。統合失調症に有用。

c 誤り。認知症の検査であり、統合失調症には不適切である。

d 前頭葉機能の検査である。統合失調症でも遂行機能障害がみられることが多く、使用されることがある。


Wisconsin Card Sorting Test

「抽象的行動(“abstract behavior”)」と「セットの転換(“shift of set”)」に関する検査で、
一般的には前頭葉機能検査法として知られています。

赤、緑、黄、青の1~4個の三角形、星型、十字型、丸からなる図形のカードを示しながら、被験者の反応をみる検査です。
検者は、被験者に対して色・形・数の3つの分類カテゴリーのいずれかに従って、1枚ずつカードを示します。
被験者は、それがどのカテゴリーに属するのかを自分自身で類推し、反応カードを示します。
http://www.phatima.co.jp/product/wcst.html

WisconsinCard2.jpg
http://web2.chubu-gu.ac.jp/web_labo/mikami/brain/40-3/index-40-3.html


e 比較的多くの精神病に有効な精神症状の評価尺度である。統合失調症にもむろん有用。


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