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脂質代謝、アラキドン酸代謝に関する問題
膜リン脂質 a ア:シクロオキシゲナーゼ イ:ホスホリパーゼA2 ウ:リポキシゲナーゼ
スポンサーリンク 1)正しい組み合わせはどれか。 医師国試予備試験 H22-2 膜リン脂質 ↓ ↓ ア ↓ ↓ アラキドン酸→→ウ→→プロスタグランジン ↓ ↓ イ ↓ ↓ ロイコトリエン a ア:シクロオキシゲナーゼ イ:ホスホリパーゼA2 ウ:リポキシゲナーゼ b ア:ホスホリパーゼA2 イ:シクロオキシゲナーゼ ウ:リポキシゲナーゼ c ア:ホスホリパーゼA2 イ:リポキシゲナーゼ ウ:シクロオキシゲナーゼ d ア:シクロオキシゲナーゼ イ:リポキシゲナーゼ ウ:ホスホリパーゼA2 e ア:リポキシゲナーゼ イ:ホスホリパーゼA2 ウ:シクロオキシゲナーゼ 【解答】c 【解説】 エイコサノイドを合成する酵素に関する問題。 膜リン脂質→アラキドン酸はホスホリパーゼAに触媒される。 アラキドン酸→プロスタグランジンはCOX、アラキドン酸→ロイコトリエンはリポキシゲナーゼ。 今年の歯科国試でも似たような問題が出題 ![]() http://hobab.fc2web.com/sub2-arakidonnsannkasuke-do.htm 上のサイトにアラキドン酸カスケードには詳しく書いてあります。 2)コレステロールの生合成に関係ないのはどれか。医師国試予備試験 H22-10 a スクアレン b グリココール酸 c ゲラニル二リン酸 d ファネシル二リン酸 e イソペンテニル二リン酸 【解答】 b 【解説】 アセチルCoA→メバロン酸→イソペンテネル二リン酸→ゲラニル二リン酸→ファネシル二リン酸→スクアレン→コレステロール。 グリココール酸(Glycocholic acid)は、脂肪を乳化することのできる透明な胆汁酸である。 胆汁酸であるコール酸がグリシンと抱合したものである。哺乳類の胆汁酸で、ナトリウム塩に変化する場合もある。 ![]() http://hobab.fc2web.com/sub6-Statin.htm 3)正しいのはどれか。医師国試予備試験 H18-10 ○ a メタポリックシンドロームは脂肪組織から分泌されるアディポサイトカインの分泌異常が主たる原因である。 特に悪玉アディポサイトカインの上昇が原因 × b アディポネクチンはアミン型ホルモンである。 アミンでなく、善玉アディポサイトカイン × c アディポネクチンの分泌増加はインスリン感受性を弱める。 逆、インスリン感受性を高めてDM予防 × d 内臓脂肪が蓄積するとアディポネクチンの血中濃度が増加する。 これも逆、アディポネクチンの血中濃度が現象 × e 高アディポネクチン血症は高血圧発症の要因となる。 逆に、HT予防 【解答】 a 【解説】 メタボリックシンドロームは善玉アディポサイトカインであるアディポネクチンの減少が主な原因。 アディポサイトカイン(Adipo-cytokine): 脂肪細胞から分泌される生理活性物質の総称であり、 アディポネクチンやレプチン、TNF-αなどが含まれる。 アディポサイトカインはその生理活性から善玉と悪玉に大きく分けられる。 善玉アディポサイトカイン アディポネクチン レプチン 悪玉アディポサイトカイン TNF-α 遊離脂肪酸 インターロイキン-6 MCP-1 アンジオポエチン様タンパク質-2(Angiopoietin-like protein 2、Angptl2) プラスミノゲンアクチベーターインヒビター-1(PAI-1) メタボリックシンドロームに関する研究が進み、脂肪組織は様々な生理活性物質を分泌する内分泌組織であるとの考えが根づいてきた。 健常人の脂肪細胞からは善玉アディポサイトカインが放出されているが、 脂肪の蓄積により脂肪細胞の肥大化が生じると機能異常を引き起こし、悪玉アディポサイトカインを放出するようになる。 アディポサイトカインの中でも血中に最も多く存在するのが善玉アディポサイトカインのアディポネクチンであり、 抗動脈硬化作用などを示すが、内臓脂肪が蓄積した患者ではその分泌量が低下している。 ![]() http://www.zenyaku.co.jp/k-1ban/file/metabo/page04.html 4)必須脂肪酸はどれか。2つ選べ。医師国試予備試験 H17-3 a パルミチン酸 b ステアリン酸 c リノール酸 d α-リノレン酸 e オレイン酸 【解答】c,d 【解説】 必須脂肪酸はリノール酸とα-リノレン酸 ![]() http://www.icelandomega3.jp/hpgen/HPB/entries/13.html (不飽和脂肪酸)を深く掘り下げていくと、実は、「不飽和脂肪酸にも種類があり、 不飽和脂肪酸の中に更に「多価不飽和脂肪酸というものがあり、この中に人間の体でつくることができず、 外部から補給をしないといけない非常に重要な脂肪酸で【必須脂肪酸と呼ばれてる脂質があります。 文字通り「必須」な脂肪酸で、健康を維持する為になくてはならない大切な栄養素です。 別名「不可欠脂肪酸」とも呼ばれています。 よく耳にする 「オメガ脂肪酸」である 【ω3】(オメガ3系脂肪酸) と 【ω6】(オメガ6系脂肪酸)も【必須脂肪酸】 必須脂肪酸は不足すると、疲れ、体力、発育不全、皮膚の病気、頭の働きが鈍くなる等、 様々な健康に影響することがわかっています。 【必須脂肪酸】は食事などできちんと補う必要が「必須」な大切 飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸についてもよく問われますので以下の表を提示しておきます。 ![]() http://www.nissui.co.jp/academy/taste/15/02.html 5)ペプチドでないものはどれか。医師国試予備試験 H16-2 a サブスタンスP b シクロスポリン c プロスタグランジン d エンドセリン e カルシトニン 【解答】 c 【解説】 プロスタグランジンはエイコサノイド。アラキドン酸骨格をもつ。 LT(leukotrien)も同じ。 アミノ酸とアミノ酸がペプチド結合(-CONH-)して、2個以上つながった構造のものを『ペプチド』といいます。 20種類のアミノ酸を使ってアミノ酸2個からなるペプチドを作ると、ペプチドは総計20×20=400種類あることになります。 この中の一つ、チロシンとアルギニンがペプチド結合したペプチドは鎮痛作用があります。 このペプチドは牛の脳から単離・精製され、キョートルフィン(図4)と呼ばれています。 また、アスパラギン酸とフェニルアラニンが結合して端のカルボキシル基がメチルエステルになったものは、 砂糖の約200倍甘いことが偶然発見され、砂糖に代わる人工甘味料アスパルテームとして、 ダイエットコーラやコーヒーの甘味料として広く使われています。 http://www.sci.toho-u.ac.jp/chem/column/amino_acids/amino_acids_3.html ![]() http://topics.foodpeptide.com/?eid=217542 6)グルココルチコイドついて正しいのはどれか。医師国試予備試験 H16-8 a 解糖系を促進する。 b ホスホリパーゼA2の活性を促進する。 c アラキドン酸の遊離を促進する。 d 細胞膜受容体に結合する。 e 免疫抑制作用を示す。 【解答】 e 【解説】 グルココルチコイドは糖、タンパク質、脂肪の代謝を抑制する。
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