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都内の某大学の講師との対談
ロムニ配信 13号に配信された記事から抜粋改編 既にご承知のように、110 回っていうのは103 回からの国家試験スタイル最後の年になります。 医学部の場合は、次回から既に新しいスタイルに変わるようです。 医師国家試験はこれまで3 日かかってましたが、次回以降からは2 日になる予定です。 さらには実技試験も付け加わるっていうんだから、全く新しい試験になるかもしれない。 一方歯学部はまだ実技はないみたいですが、それも時間の問題です。 111 回からはいろいろな意味で、新しい国家試験になります。 合格率はまず確実に下がると思います。 たぶんですが、4 割くらい になると思います。 定員は1500 名 といったところです。 110 回までは1900 名ですから、今年の方がはるかにチャンスは大きい。 卒試が受かればそれでいい。 そんな考え方じゃ、110 回はおろか、111 回も無理です。 今はまだ試験制限はないですが、今後は「何回まで」という縛り がつくかもしれません。 あなたも既にお気づきでしょう。 今の歯学部、歯科医師国家試験の異様な雰囲気を。 一部大学では、過度な卒試での留年が既得権益(ステークホルダー)の怒りをかい、 マスコミやメディアも介入寸前という話も聞きました。 ニュースになるのも時間の問題かもしれません。 ただ、残念なことに、それ以上に多い声が・・・ 「歯科医師を減らして、競争を減らそう」 という功利主義的な声。 それが歯科医師会に圧をかけて、会長もそれに従わざるを得ないという状況が今です。 「大久保」前会長も3 年前にこう言ったの覚えてますか? 「歯科国試の合格率は49.5%になる」 今現在、63%ですが、これは立花先生も繰り返していると思いますが、受験者の母数を無視した計算であって、 実質的には49.5%というのは既に現実化しています。 もっと難しくなると私は読んでいます。 ただし、もうじき、この常態化した異常事態に「待った」の声がかかる予感もあります。 しかし、それはまだ先の話です。 1)111回歯科国試 合格者数 1500名に制限? 今回の受験者数が既卒も合わせて3100名なので、1500名となると約48%。 新卒でも65%ぐらいの合格率になるのでしょうか? まずは、来年の110回に絶対に合格するという決意が大事。 卒試は合格して当然というぐらいの気概が必要でしょう。 最近の歯科国試は単なる資格試験の域を超えて、競争試験という様相を呈しています。 歯科大生の約半数は医学部入試の厳しさを身をもって体験しているのではないでしょうか? この大学入試の厳しさを、もう一度思い出してもらいたい。 セ試験や国公立・私立医学部入試で味わった厳しさを思い出せば、 今の歯科国試における厳しい現実を受け入れることも容易ではないかと思う。 基本を確実にして思考力を養うという入試における王道を貫けば、 大学入試における難しい数学や、英語長文読解よりはましと思えるのではないでしょうか? まずは、絶対に合格してやる!!という気概が大事でしょう。 2)国内の歯科医が多すぎる? 確かに、私が住む首都圏を見る限り歯科開業医が多いことは確か。 また、歯科開業医の御子息たちの多くが、医学部に進学しているという事実からも、 開業歯科医の多くが経営に苦しんでいるのは確かなのでしょう。 希望が持てる解決策としては、 A) 比較的競争の激しくない地区、地方に進出 人口が少ない地域では商売にならないので、 そこそこの人口がいる地区で寡頭競争にならない地区を探すのが 困難という問題は残りますが。 首都圏でも埼玉や千葉地区はまだ開発の余地ありでしょうか? B) 自由診療ができるレベルに技術を上げるなど経営力を養う インプラント技術、矯正歯科、審美歯科、 マイクロ技術を用いた歯内治療などが挙げられるのでしょうか? 施設充実のための初期投資がかなり大変なんでしょうが。 しかしながら、成功を収めた開業歯科医も多いのは事実。 C) もう一つの選択肢は、海外に出てしまう。 ![]() http://dentistry.llu.edu/future-students/international-dentist-program/international-dentist-program-dds 日本の歯科医師免許で、診療することができる諸外国は、 https://www.linksouken.jp/kaigai/kaigai_shika.htmlによれば、 以下の如く。 ![]() この中で富裕層が多い国、地域となると、 中国、シンガポール、ドバイといったところでしょうか。 英語が通じる富裕層がいる国となると、 シンガポール、ドバイということになりますか。 さらに、オーストラリアでも日本国の免許から書き換え可能なようですが、 適性検査、TOEFLなどいくつかのstepが必要なようです。 http://au-ryugaku.com/dentist/を参考に。 最も富裕層が多い国は米国:アメリカンドリーム? アメリカの小児歯科医はプログラムを卒業した直後の年収が、約2000万円。 歯周病専門医は約3000万円、 歯内療法専門医は年収約4000万円とかなり高待遇の所得。 まさに、アメリカンドリーム。 4000万となると、医学部卒業の勤務医では到達できない額。 これからは、我が国では医師過剰となるのは確かであるし、 かつ高齢者医療に追われる医師よりはましかもしれません。 ただし、米国に関してはNBDE part 1 (基礎医学)、part 2 (臨床医学) という試験に加えて、TOEFLも受ける必要があります。 以下のcard式問題集が、1st Aid Q&A NBDE part 1, 2以外に必須のようです。 ![]() ![]() もう一つの問題は、 米国歯科大卒業や編入以外、 つまり国内歯科大卒業後に米国の専門医コースに入る場合は、 NBDEを通過しても、 • テキサス州 • コネチカット州 • イリノイ州 • ミシガン州 • ミシシッピー州 • オレゴン州 • ウィスコンシン州 の7州でしか働けないことでしょう。 まあ、テキサスのダラス、ヒューストンであれば 気候もいい大都市なので住みやすいといえますが。 ![]() ヒューストンhttp://www.emirates.com/jp/japanese/destinations/flights-to-houston.aspx ![]() ダラス https://pixabay.com/ja/ダラス-テキサス州-スカイライン-夕暮れ-アメリカ合衆国-555778/ さらには、犯罪が多いこと。 健康保険や医療訴訟保険加入のためにかなりの出費が必要になるということ。 特に訴訟保険はリスクの高い治療を施すとなると1000万ほどかかるかもしれません。 米国NBDEなどの詳細については、 アメリカ歯科医師ライセンス取得法①【アメリカ歯科留学】 http://tarope.xsrv.jp/2015/10/16/post-1832/ アメリカ歯科医師ライセンス取得法②【NBDE攻略】 http://tarope.xsrv.jp/2015/10/16/post-1839/ に書かれているので、参考にしてください。 と、長々書きましたが、 要は、熱意と希望を持てば、いろいろ道があるということです。 諦めずに頑張りましょう!
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