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109回歯科国試AC:口腔外科(腫瘍1)
歯科国試の臨床分野では最も頻出分野です。 まずは、腫瘍関係:一般Aから 1)109A4 顎骨に発生する発育性囊胞はどれか。1つ選べ。 a 歯根囊胞 b 粘液囊胞 c 類皮囊胞 d 含歯性囊胞 e 単純性骨囊胞 2)109A45 頰部腫瘍の患者に行った検査画像(別冊No. 5)を別に示す。 この検査法はどれか。1つ選べ。 ![]() a 造影CT b FDG-PET c 血管造影法 d 超音波検査法 e ダイナミックMRI 3)109A52 70歳の女性。上顎歯肉癌切除後の口腔内写真(別冊No. 6A)と リハビリテーション用装置の写真(別冊No. 6B)を別に示す。 装着後、直ちに改善されるのはどれか。2つ選べ。 ![]() a 開鼻声 b 口唇閉鎖 c 唾液分泌 d 上唇の陥凹 e 鼻咽腔閉鎖 4)109A83 25歳の男性。頰部の腫脹、疼痛および鼻閉感があるという。 CT(別冊No. 13)を別に示す。 画像所見はどれか。2つ選べ。 ![]() a 骨硬化 b 骨膨隆 c 液体貯留 d 歯根迷入 e 洞粘膜肥厚 5)109A103 造影CT横断像と冠状断像(別冊No. 18_を別に示す。 膿瘍の部位はどれか。1つ選べ。 ![]() a 顎下隙 b 舌下隙 c 浅顔面隙 d 翼突下顎隙 e オトガイ下隙 6)109A116 右側舌縁部に最大径3cmの舌癌を認めた。 また同側顎下リンパ節のみに最大径が2cmの転移を1つ認めたが、遠隔転移は認めなかった。 このTNM 分類はどれか。1つ選べ。 a T1N1M0 b T1N1M1 c T2N0M0 d T2N1M0 e T2N1M1 解答:MOREへ スポンサーリンク 1)109A4 顎骨に発生する発育性囊胞はどれか。1つ選べ。 a 歯根囊胞 b 粘液囊胞 c 類皮囊胞 d 含歯性囊胞 e 単純性骨囊胞 正解 D WHOの分類(1992改変)・・・顎骨に発生する嚢胞の分類 (Oral Studioから) I .炎症性嚢胞 1)歯根嚢胞 2)歯周嚢胞 II .発育性嚢胞 1)歯原性嚢胞 (1) 含歯性嚢胞 (2) 歯原性角化嚢胞 (3) 側方性歯周嚢胞 (4) 腺性歯原性嚢胞 2)非歯原性嚢胞 (1) 鼻口蓋管嚢胞 III .その他の嚢胞性疾患 1)顔裂性嚢胞 (1) 正中口蓋嚢胞 (2) 正中歯槽嚢胞 (3) 球状上顎嚢胞 (4) 正中下顎嚢胞 2)術後性上顎嚢胞 3)上顎洞粘液嚢胞 IV .嚢胞性疾患 (1) 単純性骨嚢胞 (2) 静止性骨空洞 (3) 脈瘤性骨嚢胞 問題は解けると思いますが、 以下のアトラスなどで、丁寧に組織像も確認すると、 応用が効くと思います。 口腔病理基本画像アトラス みて学ぶ口腔病理 2)109A45 頰部腫瘍の患者に行った検査画像(別冊No. 5)を別に示す。 この検査法はどれか。1つ選べ。 ![]() a 造影CT b FDG-PET c 血管造影法 d 超音波検査法 e ダイナミックMRI 正解 d どうみても、aceには見えない。 bかdしか残らない。 FDG-PETは以下のような画像で、この問題の写真とは違いますね。 ![]() http://www.hitachi.co.jp/Sp/hitachi/2007_autumn/ PET検査の原理 がん細胞は、正常な細胞に比べて活動が活発なため、3~8倍のブドウ糖を取り込むという特徴があります。 PET検査は、その特徴を利用してたくさんブドウ糖を取り込んでいる細胞を探し、がんを発見します。 検査の方法 PET検査は以下のような手順で行われます。 (1) ブドウ糖に近い成分の検査薬(FDG)を体内に注射します。 (2) しばらく安静にして全身にFDGを行き渡らせます。 (3) がん細胞にFDGが集中します。 (4) PETカメラで全身のFDGの分布を撮影します。 解析されたPET画像から、体のどこにFDGが多く集まっているかがわかり、 がんが疑われる場所、悪性の度合いなどが推測できます。 http://www.pet-net.jp/pet_html/treat/shikumi.html 3)109A52 70歳の女性。上顎歯肉癌切除後の口腔内写真(別冊No. 6A)と リハビリテーション用装置の写真(別冊No. 6B)を別に示す。 装着後、直ちに改善されるのはどれか。2つ選べ。 ![]() a 開鼻声 b 口唇閉鎖 c 唾液分泌 d 上唇の陥凹 e 鼻咽腔閉鎖 正解 ad この組み合わせしか考えにくい。 小生でも、一応 当たった。 4)109A83 25歳の男性。頰部の腫脹、疼痛および鼻閉感があるという。 CT(別冊No. 13)を別に示す。 画像所見はどれか。2つ選べ。 ![]() a 骨硬化:これはどこにも見えない。 b 骨膨隆:これも、見当たらない。 c 液体貯留:これも、同様に見えず。 ということで、消去法でdeしかない。 d 歯根迷入:オレンジ矢印 でしょうか? e 洞粘膜肥厚:黄色矢印 正解 de 5)109A103 造影CT横断像と冠状断像(別冊No. 18_を別に示す。 膿瘍の部位はどれか。1つ選べ。 ![]() a 顎下隙 b 舌下隙 c 浅顔面隙 d 翼突下顎隙 e オトガイ下隙 正解 b 臨床実習などで、日頃から各部位をCTでよく観察すべきでしょう。 6)109A116 右側舌縁部に最大径3cmの舌癌を認めた。 また同側顎下リンパ節のみに最大径が2cmの転移を1つ認めたが、遠隔転移は認めなかった。 このTNM 分類はどれか。1つ選べ。 a T1N1M0 b T1N1M1 c T2N0M0 d T2N1M0 e T2N1M1 正解 d M0 にて、acdまでは絞れる。 N0 ではないので、a かd しかない。 腫瘍の大きさ:3cm ということでT2 T2N1M0 にて 正解 d ![]() http://team.tokyo-med.ac.jp/kouku/info/syuyou.html |
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