> 歯科国試:内科全般 (109AC) - 医療関係資格試験マニア
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109回歯科国試から内科全般関連の特集

IMSign.jpg 
https://www.ttuhsc.edu/amarillo/som/im/


1)109歯A78
疾患と症状の組み合わせで正しいのはどれか。2つ選べ。

A 鉄欠乏性貧血-----------------------平滑舌
B シェーグレン症候群--------------流涎
C 巨赤芽球性貧血------------出血傾向
D Ramsay-Hunt症候群-----------味覚障害
E Stevens-Johnson症候群------電撃痛



2)109歯C49
疾患と検査・治療法の組み合わせで誤っているものはどれか。1つ選べ。

A 嚥下障害-----------------------VF
B 顎関節症-----------------------MRI
C 骨粗鬆症-----------------DXA
D 動静脈奇形---------------------IVR
E 真正三叉神経痛 --------------PET



3)109歯C42
75歳の女性。ある疾患にて服薬加療中であるという。
医療面接中に絶え間なく繰り返し口をすぼめたり、
舌を左右に動かしたりする不随意運動が観察された。
治療薬の長期投与による副作用として、
このような症状が発現しやすい疾患はどれか。2つ選べ。

A 糖尿病
B 高血圧症
C 骨粗鬆症
D 統合失調症
E パーキンソン病



4)109歯C65
眼瞼結膜の所見と関連するのはどれか。1つ選べ。

A 血小板数
B 白血球数
C ヘモグロビン値
D 毛細血管抵抗性試験
E 経皮的動脈酸素飽和度



5)109歯C24
健常成人において体温が最も高い時刻はどれか。1つ選べ。

A 0時
B 6時
C 9時
D 12時
E 15時



6)109歯A11(採点除外)
神経障害性の非歯原性歯痛を生じるのはどれか。1つ選べ。

A 狭心症
B 片頭痛
C 舌痛症
D 筋・筋膜痛
E 三叉神経痛



7)109歯A17
病態の進展が最も早いのはどれか。1つ選べ。

A 癌腫
B 肉腫
C 良性腫瘍
D 急性化膿性炎
E Ⅰ型アレルギー反応



8)109歯A114
唾液腺の組織障害により口腔乾燥症を引き起こすのはどれか。2つ選べ。

A 抗精神薬
B 放射線治療
C 鉄欠乏性貧血
D 精神的ストレス
E 移植片対宿主病


解答:MOREへ



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解答

1)109歯A78
疾患と症状の組み合わせで正しいのはどれか。2つ選べ。

A 鉄欠乏性貧血-----------------------平滑舌
B シェーグレン症候群--------------流涎  むしろ唾液分泌低下で×
C 巨赤芽球性貧血------------出血傾向 再生不良性貧血なら○
D Ramsay-Hunt症候群-----------味覚障害
E Stevens-Johnson症候群------電撃痛 

正解 AD

スティーブンス・ジョンソン症候群(皮膚粘膜眼症候群:SJS)は、
重症型多形滲出性紅斑(erythema exsudativum multiforme major:EEMM)と同義語とされており、
これらの皮膚疾患の中で最も重篤とされているのが中毒性表皮壊死症である。

中毒性表皮壊死症(TEN)は、ライエル症候群(Lyell syndrome)とも呼ばれる。
なお、類似症状を示す疾患としてブドウ球菌性TEN(staphylococcal scalded skin syndrome:SSSS)や
輸血後の移植片対宿主病(graft versus host disease:GVHD)などがある。

SJSは高熱とともに口唇、口腔、眼結膜、外陰部に高度の発赤、びらん、出血などの粘膜病変が、
さらに全身の皮膚に紅斑、水疱、びらんが認められる重篤な全身性疾患である。

その多くは薬剤が原因で発症する最重症型薬疹の一つと考えられるが、
一部はウイルスや肺炎マイコプラズマ感染に伴って発症する。

TENはほぼ全身に及ぶ広範囲な紅斑、水疱、表皮剥離、びらんをきたし、
表皮細胞の全層性壊死性変化を本態とする最重症型薬疹である。
原因はほぼ薬剤が原因とされ、SJSから移行してTENに至ることもある。


2)109歯C49
疾患と検査・治療法の組み合わせで誤っているものはどれか。1つ選べ。

A 嚥下障害-----------------------VF
B 顎関節症-----------------------MRI
C 骨粗鬆症-----------------DXA
D 動静脈奇形---------------------IVR
E 真正三叉神経痛 --------------PET

正解 E



3)109歯C42
75歳の女性。ある疾患にて服薬加療中であるという。
医療面接中に絶え間なく繰り返し口をすぼめたり、
舌を左右に動かしたりする不随意運動が観察された。
治療薬の長期投与による副作用として、
このような症状が発現しやすい疾患はどれか。2つ選べ。

A 糖尿病
B 高血圧症
C 骨粗鬆症
D 統合失調症
E パーキンソン病

正解 DE

口唇ジスキネジアと類縁症状の原因

薬剤性(抗精神病薬が中心)
特発性(加齢により増加する)
金属(マンガン)の蓄積
続発性
 パーキンソン病、多系統萎縮症
 Hallervourden-Spatz症候群などのNBIAtとその周辺疾患
 一次性ジストニー
 レッシュ ナイハン症候群
 ハンチントン舞踏病
 Neuro-acanthocytosis
 ニーマン ピック病C型
 GM1ガングリオシドーシス
構造的疾患
 先天性環シルビウス症候群(Worster-Drought症候群)
 ホイップル病
 進行性顔面半側萎縮症(Parry-Romberg症候群)



4)109歯C65
眼瞼結膜の所見と関連するのはどれか。1つ選べ。

A 血小板数
B 白血球数
C ヘモグロビン値
D 毛細血管抵抗性試験
E 経皮的動脈酸素飽和度

正解 C これしかないでしょう。


5)109歯C24
健常成人において体温が最も高い時刻はどれか。1つ選べ。

A 0時
B 6時
C 9時
D 12時
E 15時

正解 E

下の図のように、昼12時から夜8時ぐらいまでは体温は上昇。
正解はE


activity_img05.gif 
http://www.terumo-taion.jp/health/activity/02.html



6)109歯A11(採点除外)
神経障害性の非歯原性歯痛を生じるのはどれか。1つ選べ。

A 狭心症
B 片頭痛
C 舌痛症
D 筋・筋膜痛
E 三叉神経痛

正解 C or E ?

正解が2つということで、削除なのでしょうか?


以下、非歯原性歯痛についての説明 加えておきます。


非歯原性歯痛の分類

非歯原性歯痛には表1に示すように、その原因により多くの分類がある。
原因が異なれば治療法も異なってきます。
またこれらの非歯原性歯痛は、「歯を治療しても良くならない痛み」、でもあります。
患者さんに、「歯が原因ではない歯痛がある」という知識がないと、
「歯の痛みで歯医者に行ったのに、歯の治療をしてくれない」といった不満が生じることがあります。


表1 非歯原性歯痛の分類

1.筋・筋膜性歯痛

2.神経障害性歯痛

3.神経血管性歯痛

4.上顎洞性歯痛

5.心臓性歯痛

6.精神疾患または心理社会的要因による歯痛

7.特発性歯痛(非定型歯痛を含む)

8.その他さまざまな疾患により生じる歯痛

出典:口腔顔面痛学会編「口腔顔面痛の診断と治療ガイドブック」より


(1)筋・筋膜性歯痛

筋・筋膜性歯痛は顎を動かす筋肉に痛みを生じる場所があるのですが、歯の痛みとして感じることで生じる非歯原性歯痛です。
簡単にいうと「筋肉痛からくる歯痛」です。これには「関連痛」といわれる現象を理解しておくことが重要です。

1)関連痛とは?

関連痛とは、「痛みの原因が生じた部位と異なる神経支配領域に感じられる痛み」と定義されています。
痛みの発生源(疼痛発生源)としては、顎を動かす筋肉(咬筋、側頭筋など)、内臓(心臓など)、
鼻腔(上顎洞など)、関節等があります。そして痛い部位(疼痛感受部位)が歯や歯ぐき等に生じる時に、
歯や歯ぐきに異常がないのに痛む状況になります。そのメカニズムには諸説があり、
いまだに十分に解明されている訳ではありませんが、脊髄のニューロンが関連しているといわれています。

2)筋・筋膜性歯痛の特徴

痛みを生じやすいのは、主に上下の奥歯です。
どちらかというと漠然とした鈍い痛みが多く、1日中痛む方もいれば、痛みが出たり引っ込んだりする方もいます。
最も大きな特徴は筋肉中にトリガーポイントと呼ばれるしこりのようなものがあり、
ここを指等で押すと「うっ」とうめくような痛みが生じます。
そしてこのトリガーポイントを5秒程度押し続けると、歯痛が生じてきます。
主なトリガーポイントの部位と関連痛を生じやすい部位を図にして示します。

3)筋・筋膜性歯痛への対応法

筋・筋膜性歯痛の原因としては顎を動かす筋肉(咀嚼筋)が慢性的に疲労すると、
筋肉の中に“しこり”ができ、痛みの発生源(トリガーポイント)となると言われています。
場合によっては首や肩の筋肉に関連して歯痛が生じることもありますので、
専門家にご相談なさることをお薦めします。


(2)神経障害性歯痛

神経障害性歯痛とは、末梢から中枢に至る神経の何処かに障害が生じて感じる痛みです。
いわゆる神経痛と呼ばれるもので、瞬間的に刺されたような激痛が起こる「発作性神経痛」と、
じりじりと焼けつくような痛みが、24時間絶え間なく続く「持続性神経痛」に分けられます。

1)発作性神経痛

主に頭部の神経を支配している三叉神経や、舌咽神経の神経痛です。
上顎の犬歯や下顎の奥歯付近に痛みを感じることが多く、
「ツーンとする」「瞬間的に電気が走り抜けるよう」(電撃様)な痛みと表現される激痛です。
痛みは瞬間的で長くは続きません。激しい痛みとなる前に「歯がしみる」などの普通の歯痛が感じられることもあり、
鑑別は難しいといえます。

通常50歳以上で発症し、鼻の脇等、痛みを誘発する特定の部位(トリガーゾーン)があることが多く、
洗顔、髭そり、歯磨きに支障をきたすことがあります。
発作と発作の間には、まったく痛みがありません。また「寛解期」といわれる、
全く痛み発作が生じない時期があります。
治療としてはカルバマゼピンというお薬が特効的に効果がありますが、やはり専門家の受診をお薦めします。

2)持続性神経痛

帯状疱疹性歯痛とも呼ばれています。
神経節と呼ばれる部位に潜伏していた帯状疱疹ウィルスの感染症です。
難治性疼痛のひとつと言われています。帯状疱疹関連痛には、
急性期の帯状疱疹と慢性期の帯状疱疹後神経痛があり、病態が異なります。

急性期は神経(主に三叉神経)の走行に一致した部位に水泡形成や知覚鈍麻が生じます。
この時ウィルスの進行に伴い、激しい歯痛が生じます。
痛みは1日中持続し、痛みで夜も眠れない状況になります。

粘膜に生じた水泡や皮膚に生じた皮疹は徐々に治癒していきますが、
慢性期になると神経痛のような痛みが残ることがあり、これを帯状疱疹後神経痛と言います。
この神経痛に対するお薬(プレガバリン)が奏功します。
鑑別診断が重要ですので、専門医の受診をお薦めします。

(3)神経血管性歯痛

片頭痛や、群発頭痛の症状の一つとして歯痛が生じることがわかっています。
頭痛による関連痛といって良いもので、お口やその周囲に生じる最も一般的な神経血管性頭痛は片頭痛です。
痛みは歯の神経の炎症(歯髄炎)と大変似ているため鑑別が難しい歯痛の一つです。

この場合、歯の治療を行っても効果はありません。
まずは頭痛の専門家を受診し、頭痛の治療を行うことが必要です。

(4)心臓性歯痛

狭心症や心筋梗塞などの疾患に関連した歯痛が数多く報告されています。
他の疾患(動脈解離、心膜炎)から歯痛が生じた例もあります。
痛みは発作性に生じ、特に運動(歩行など)により歯痛が生じるといった、
運動との相関関係が認められます。
これらは迅速に心疾患の治療を行う必要があり、心臓の専門家を早急に受診していただくことが重要です。

(5)上顎洞性歯痛

上顎洞とは副鼻腔のひとつで、左右の上あご、主に奥歯の上にある骨の中の空洞です。
この上顎洞の疾患で歯痛を生じることがあり、これを上顎洞性歯痛と言います。
副鼻腔は風邪などにより炎症を起こすことがあり、
鼻からの影響で起きている上顎洞疾患の治療は耳鼻咽喉科が行います。

(6)精神疾患による歯痛

精神疾患のなかの身体表現性障害の場合、特に身体化障害や疼痛性障害で歯痛が生じます。
また、統合失調症、うつ病において身体症状として歯痛が出現することも知られています。
これら精神疾患は精神科の対応が必要な疾患です。

(7)特発性歯痛(非定型歯痛)

明らかな原疾患がはっきりしない歯痛があります。
原因不明の痛み、といえます。歯原性歯痛ではなく、さ
らに非歯原性歯痛のどの分類にも明確に当てはまらない歯痛です。
時間の経過によって症状が変化し、内容が明確になることもあります。

以上;https://www.jda.or.jp/park/trouble/toothache-fromother.html より



7)109歯A17
病態の進展が最も早いのはどれか。1つ選べ。

A 癌腫
B 肉腫
C 良性腫瘍
D 急性化膿性炎
E Ⅰ型アレルギー反応

正解 E これしかない。


8)109歯A114
唾液腺の組織障害により口腔乾燥症を引き起こすのはどれか。2つ選べ。

A 抗精神薬
B 放射線治療
C 鉄欠乏性貧血
D 精神的ストレス
E 移植片対宿主病

正解 BE

ADも口腔乾燥起こすが、組織障害でなく機能的なもの。
C:口腔乾燥症は起こさないであろう。


全身状態に起因する口腔乾燥症の原因

口腔乾燥はさまざまな全身状態の変化や全身疾患に関連しています。
①シェーグレン症候群
 シェーグレン症候群は、唾液腺や涙腺などの外分泌腺が障害を受ける原因不明の全身性自己免疫疾患です。
 30ー60歳の女性に好発します。
 症状として、口腔乾燥症(ドライマウス)、ドライアイ(目の乾燥感、異物感)が特徴的ですが、
 そのほかにも多彩な全身性病変を併発する場合があります。
 病理組織像では、涙腺、唾液腺に代表される外分泌腺においてリンパ球を主体とした細胞浸潤がみられます。
 本症は一次性のものと、関節リウマチ、強皮症、全身性エリテマトーデスなど、
 他の自己免疫疾患に合併する二次性のものに二分されます。
 さらに一次性のものは、涙腺と唾液腺のみに病変が限局する腺型と、
 リンパ節、肺、肝臓、腎臓などに病変が波及する腺外型に分けられます。
 また一部の症例では悪性リンパ腫などの造血系腫瘍を併発するために、リンパ増殖性病変とも考えられています。
 
②シェーグレン症候群以外の唾液腺病変(全身性)
 肉芽腫性病変として、耳下腺にサルコイドーシス、梅毒、結核などがまれにみられます。 
 また全身性アミロイドーシスでは、導管や腺房周囲の間質にアミロイドが広範囲に新着し、
 実質の圧迫萎縮をきたすこともあります。
 それ以外にウイルス性疾患として、ムンプスウイルスによる流行性耳下腺炎(おたふく風邪)、
 サイトメガロウイルスによる巨大細胞封入体症などがあります。

③ホルモン・代謝系の異常
1;糖尿病
 糖尿病では血糖値が高いときに口渇、多飲、多尿などが生じます。
 一般的に血糖値が150~300mg/mlの時期には無症状であることが多く、300mg/mlを超えると症状が現れます。
 口渇は高血糖にともなって尿糖が増え、これによって強制的に尿が多く出ること(浸透圧性利尿)が原因です。
 糖尿病は1型糖尿病、1型糖尿病、その他の特定の機序・疾患によるもの、妊娠糖尿病に分けられます。
 特に1型は激しい自覚症状を伴って突然発症することが多く、放置すると昏睡に至り生命の危険もあります。
 2型は無症状であることが多く、自覚症状が出たときには多くの合併症を生じている可能性があります。

2;尿崩症
 尿崩症は、下垂体後葉から分泌される抗利尿ホルモン不足、
 または腎臓がこのホルモンに反応しないために尿量が以上に多くなる病気です。
 多尿により脱水状態になり、口渇を訴えるようになります。

3;甲状腺機能亢進症、機能低下症
 甲状腺機能亢進症では、代謝が活発化し、心機能亢進、交感神経興奮が高まって動悸、
 多汗、易疲労感などとともに口渇が生ずることがあります。
 逆に甲状腺機能低下症では、新陳代謝が低下し、全身ら浮腫が生じて、口渇が生ずることがあります。

4;その他
 がんや副甲状腺機能亢進などに伴って、高カルシウム血症が生ずると、初期には多尿に伴う口渇があります。
 副腎皮質機能亢進症によるCushing症候群では耐糖能の低下や低カリウム血症を引き起こします。
 原発性アルドステロン症では高血圧、低カリウム血症を生じ、口渇を生ずることがあります。

④体液・電解質異常
 高温、脱水、乾燥などで体内の水分量が減少したときには、恒常性を維持するために外分泌が極力抑制されるようになります。
 そのほかにも、嘔吐、出血、下痢、腎障害などで電解質異常が生じたときにも口渇が生じる可能性があります。

⑤放射線被爆による障害
 がんの治療や骨髄移植患者では、放射線療法が行われますが、腺組織は放射線への感受性が強いため、
 頭頸部への照射によって唾液腺組織が障害を受けることがあります。
 過去においては機能が失われた例も多かったのですが、現在では照射法が工夫されて軽減化が図られています。

⑥神経性要因
 頭頸部の外傷や手術、延髄疾患、脳腫瘍、脳炎、自律神経失調症などにより唾液分泌にかかわる神経が損傷された場合、
 神経の種類および損傷部位によって支配領域での唾液分泌に影響が出ます。
 ストレス、精神的緊張、神経症などで自律神経系に影響を受け、
 体の水分の減少を伴わずに口腔乾燥感を感じやすくなることがあります。
 うつ病患者については、抗うつ剤の副作用だけでなく、
 うつ病自体の身体症状として口腔乾燥が発現することも多く、この場合の口腔乾燥は重症となりやすいようです。

⑦服用薬剤との関連
 高血圧の薬、睡眠薬、抗うつ剤などの服用で口腔乾燥感を自覚する人の割合が高くなります。

⑧加齢
 以前は唾液腺組織が増齢により減少するという病理学的研究から説明されていましたが、
 その後の多くの研究によって否定されてきています。
 唾液腺は巨大な分泌腺で余力があり、増齢による腺実質の減少は口腔乾燥症を引き起こすほど分泌量を減少させないと
 考えられていますが、口蓋腺の唾液分泌は、年齢に伴って減少するとされ、
 これが分泌量の正常な高齢者でも口渇を訴える1つかもしれません。
 また増齢の影響として動物実験などではムチンなどのいくつかの唾液成分が減少すること、
 抗うつ剤により唾液分泌量の減少率が増大したり、初老期での唾液分泌の回復が遅延することが報告されています。
 高齢者の口腔乾燥症は増加しており、これは全身疾患の有無、薬物の服用、生活習慣の問題、
 飲水行動、口腔機能低下などとの関連が深いと考えられます。

http://www.chukai.ne.jp/~myaon80/xerotop1htm.htm から転用

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2016/06/05 16:38 症候学・内科全般:歯科 TB(-) CM(0)
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