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下の図で示す口蓋裂形成術について、正しいものを全て選べ。

koushin04.jpg

a 1歳6カ月頃に行う。
b 遊離粘膜移植を行う。
c 口蓋帆挙筋を再建する。
d 鼻咽腔閉鎖機能不全は改善されない。
e 顎発育障害が生じやすい。



解答:MOREへ

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解答

下の図で示す口蓋裂形成術について、正しいものを全て選べ。

koushin04.jpg

https://www.juntendo.ac.jp/hospital/clinic/keisei/about/disease/koushin.html から


a 1歳6カ月頃に行う。
b 遊離粘膜移植を行う。
c 口蓋帆挙筋を再建する。
d 鼻咽腔閉鎖機能不全は改善されない。
e 顎発育障害が生じやすい。



口蓋裂形成手術

裂が広い軟硬口蓋裂に対してはプッシュバック法という方法をおこなっています。
口蓋の粘膜と骨膜を皮弁として挙上し中央に移動することで裂を閉鎖させ、
同時に口腔と鼻腔を閉鎖する(鼻咽頭閉鎖機能)ために、
作用する口蓋帆挙筋という筋肉を左右つなぎ合わせ正しい状態に戻します。

粘膜は後方にずらすように縫合するため、一部粘膜欠損部が生じます。
その部分にはシート状の止血剤を貼り付け、丸めた軟膏ガーゼを固定し創部の保護をします。

裂が狭い軟口蓋裂や粘膜下口蓋裂に対してはファーラー法をおこなっています。
口蓋帆挙筋をつなぎ合わせ、粘膜をZ状に縫い合わせることで裂を閉鎖する方法です。
プッシュバック法と違い粘膜欠損は生じないのですが、適応は裂幅が狭い症例に限定されます。

順天堂大学 形成外科 HPから
https://www.juntendo.ac.jp/hospital/clinic/keisei/about/disease/koushin.html

上記サイトを含めて、口唇口蓋裂の手術法について、
その手技も含めて理解すべきでしょう。


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2016/06/17 22:48 形成外科 TB(-) CM(0)
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