スポンサーリンク 臓器移植 - 医療関係資格試験マニア
fc2ブログ
様々な医療福祉関係の資格試験に挑むブログ
プロフィール

かず

Author:かず
某総合病院で日々、臨床で忙しい医師カズです。
各種医療職の資格試験問題に挑戦しつつ、資格を目指す方々を励ますブログです。
内容は、国内の医師、歯科、薬剤師、看護師国試など、さらには米国医師資格試験(USMLE)、米国歯科医師資格試験(NBDE)あたりの問題にも挑戦する予定です。
応援よろしくお願いいたします。

ブログ使用時の注意点:
PCビューで見ると、答えが隠れています。
解答を見る場合は、”MORE”ボタンをクリックして下さい。
スマホですと、全てが表示されてしまうので演習目的の場合はPCビューがお勧めです。

広告
カテゴリ
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
学校・教育
8位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
その他
1位
アクセスランキングを見る>>
楽天お勧め
google+1
最近の医師国試問題から移植関係の問題

transplantation-immunology-2-638.jpg 
http://www.slideshare.net/doctorrao/transplantation-immunology-30176051


医師国家試験過去問データベース から



1)110E1

110E-1.png



2)110E22

110E-22.png 


3)109B26

109b26.jpg 




4)100A39

100a39.jpg 


解答;MOREへ

スポンサーリンク


解答


1)110E1

110E-1.png


正解 b (正答率:38%)

theme: 腎移植の急性拒絶反応

a: pltはむしろ上昇?
b: ○
c: 血流低下は超急性拒絶。
d: 移植後6HRでは超急性拒絶
e: Class IでなくClass II抗原に対するレシピエントの抗体が関与。

超急性拒絶:
レシピエントの既存抗HLA抗体を始めとした種特異的自然抗体による液性免疫による と考えられている。
移植後24時間以内に発症し、血栓形成などが起こり、臓器虚血に至る。
この過程は既存の液性免疫によるものであるため、免疫抑制剤で抑制を行うことができない。
血液型の適合で可能な限り予防を行う。
超急性拒絶が起こった場合は速やかに移植臓器を摘出する。

急性拒絶:
移植後1週間より3ヶ月位で起きる拒絶反応である。
液性免疫、細胞性免疫の両方が存在するが、主に問題となるのは細胞性免疫である。
ドナー臓器の主要組織適合遺伝子複合体(MHC) classII抗原による抗原提示によって細胞性免疫が駆動される。
これを防止する目的で移植後は免疫抑制剤の投与を行う。
腎移植では、この反応が起こると腎腫大が起こる のが目安となる。
予防できなかった場合は免疫抑制剤の増量を行う。
免疫抑制が十分でない場合は急性液性拒絶が起こるといわれている。

慢性拒絶:
移植後3ヶ月後以降に起こってくる。
体液性免疫の影響と考えられているが、病態は不明である。
一般的な免疫抑制剤は無効であり、発症した場合は再移植が検討される。
腎移植の場合は、腎萎縮が起こることが目安とされている。
副刺激の除去といった新しい免疫抑制剤は、慢性拒絶の治療を目標としている。

以上、Wikipediaから

kidney-22.jpg 
http://www.surg1.med.kyushu-u.ac.jp/kanja/isyoku/kidney/index.html


pharm-immuno1415-cancer-transplantpor-36-728.jpg 
http://www.slideshare.net/mmoney1/pharm-immuno1415-cancer-transplantpor


2)110E22

110E-22.png 


正解 c (正答率:46%)
theme: 肝移植の適応でない疾患

page5_2.png 
http://www.tokugeka.com/surg1/group/isyoku/page5/page5.html


3)109B26

109b26.jpg 



正解  d

theme: 異所性移植

comments:
異所性移植:
レシピエント自身の臓器を残したまま、
本来その臓器があるべきでない別の場所にドナーの臓器を移植する。

dの膵島移植や腎臓移植が異所性移植



4)100A39

100a39.jpg 


正解 b
theme: 腎移植・急性拒絶反応

腎臓移植後1W以降に起きた尿量減少で、かつ腎臓腫大を認めることで、急性拒絶。


関連記事
2016/06/24 00:09 外科 TB(-) CM(0)
コメント















 管理者にだけ表示を許可する

アクセス数
検索フォーム
知りたい疾患や用語に関連するブログ記事を探すのに使ってください
広告配信
人気記事
本ブログ内でよく読まれている記事
カレンダー
02 | 2023/03 | 04
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
月別アーカイブ(タブ)
各年のアーカイブ全体はLISTをクリック下さい。 LISTを閉じる際は、SELECTをクリック下さい。
リンク
医歯学などの勉強に有用なサイトを随時増やしていきます。 リンクサイトでアクセス出来ないものあれば、メールフォームで遠慮なく教えて下さい。
ブログランキングなど
ブロとも申請フォーム
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: