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各種医療職の資格試験問題に挑戦しつつ、資格を目指す方々を励ますブログです。
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109回歯科AC: 歯科衛生


1)109A54 (設問文不明瞭にて採点除外)
63 歳の女性。下顎前歯の歯間部歯肉の腫脹を主訴として来院した。
口腔内写真(別冊No. 7)を別に示す。
プラークを除去するブラッシング法に加えて、歯肉のマッサージを行う場合に適切なのはどれか。
1つ選べ。

109a54#

a バス法
b ローリング法
c スティルマン法
d チャーターズ法
e スティルマン改良法



2)109A99
83 歳の男性。認知症があり介護老人福祉施設に入居中である。
食形態の決定のために施設職員と食事観察を行っていたところ、
激しくむせこみ、苦悶表情を呈した。
適切な対応はどれか。1つ選べ。

a 経過観察
b 背部叩打
c 血圧測定
d 飲水の指示
e 追加嚥下の指示



3)109C14
化学的プラークコントロールに用いるのはどれか。1つ選べ。

a クロロフィル
b 硝酸カリウム
c 炭酸カルシウム
d デキストラナーゼ
e カルボキシメチルセルロース



4)109C44
口腔由来の口臭症で歯周病罹患の有無にかかわらず高濃度に検出されるのはどれか。
1つ選べ。

a 硫化水素
b アンモニア
c インドール
d トリメチルアミン
e メチルメルカプタン



5)109C90
WHO が社会的・経済的な状態によらず住民の齲蝕予防に有効としているのはどれか。
1つ選べ。

a 予防塡塞
b 甘味制限の指導
c ブラッシング指導
d フッ化物歯面塗布
e 上水道フッ化物濃度調整



6)109C106
齲蝕リスクに反映するのはどれか。すべて選べ。

a 唾液のpH
b 唾液の分泌量
c 唾液の緩衝能
d 唾液中乳酸桿菌数
e 唾液中ブドウ球菌数


解答:MOREへ

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解答


1)109A54
(設問文不明瞭にて採点除外)
63 歳の女性。下顎前歯の歯間部歯肉の腫脹を主訴として来院した。
口腔内写真(別冊No. 7)を別に示す。
プラークを除去するブラッシング法に加えて、歯肉のマッサージを行う場合に適切なのはどれか。
1つ選べ。

109a54#

a バス法
b ローリング法
c スティルマン法
d チャーターズ法
e スティルマン改良法

正解 D?


2)109A99
83 歳の男性。認知症があり介護老人福祉施設に入居中である。
食形態の決定のために施設職員と食事観察を行っていたところ、
激しくむせこみ、苦悶表情を呈した。
適切な対応はどれか。1つ選べ。

a 経過観察
b 背部叩打
c 血圧測定
d 飲水の指示
e 追加嚥下の指示

正解 b


3)109C14
化学的プラークコントロールに用いるのはどれか。1つ選べ。

a クロロフィル
b 硝酸カリウム
c 炭酸カルシウム
d デキストラナーゼ
e カルボキシメチルセルロース

正解 d

■ プラークを除去する(物理的コントロール)      
       ・ ブラッシング                   
       ・ ハミガキ                     
       ・ デンタルフロス、歯間ブラシ            

■ プラークの性質を変える(化学的コントロール)    
       ・ フッ素配合ハミガキ                
       ・ デキストラナーゼ酵素や殺菌剤配合のハミガキ    
       ・ 洗口剤                      

■ プラークの形成を防ぐ(環境コントロール)      
       ・ シュガーコントロール               
       ・ おやつのとり方                  



4)109C44
口腔由来の口臭症で歯周病罹患の有無にかかわらず高濃度に検出されるのはどれか。
1つ選べ。

a 硫化水素
b アンモニア
c インドール
d トリメチルアミン
e メチルメルカプタン

正解 a


口臭の原因  http://www.a-dental.jp/treatment/general/bad_breath.html


口臭の原因は細菌が発生させる揮発性硫黄化合物であり、その 60% が「舌」にある、
「舌苔(ぜったい)」より生産されています。その舌苔は主に舌の後方部に多く付着しています。

よって口臭の除去には、原因である舌苔を舌清掃により、除去するのが最も効果的です。
また揮発性硫黄化合物の存在できる環境 pH はアルカリ性で、酸性下では揮発性硫黄化合物は産生されません。

※揮発性硫黄化合物ってなに?
揮発性硫黄化合物とは、口臭の原因物質で、それぞれに特徴があります。

・硫化水素:口腔内に原因がある時に検出される口臭原因物質
・メチルメルカプタン:歯周病を原因とする口臭の場合に検出される口臭原因物質
・ジメチルサルファイド:歯周病がある場合に検出される口臭原因物質

揮発性硫黄化合物は悪臭物質としてだけでなく強力な生体毒性があり、その毒性は青酸ガスより強力です。
よってその毒性により歯周組織が破壊され、コラーゲンなどの合成を阻害することが知られています。

さらには、歯周病を悪化させる増悪因子でもあることから、
逆にいうと、口臭を抑制することが口腔の健康を維持していくうえでも
重要な意義があることがわかります。


生理的口臭と歯周病口臭による口臭の特徴

揮発性硫黄化合物のうち硫化水素は、口腔内に疾患がなくても、
例えば起床直後など、いわゆる生理的口臭で検出されます。
しかし歯周病に罹患すると、揮発性硫黄化合物のうち、メチルメルカプタンが高濃度に検出されます。
これは硫化水素に比べ、口臭強度が強くなります。歯周病患者に強烈な悪臭を感じるのはそのためです。


歯周病口臭

歯周病原菌が大量に産生するメチルメルカプタンによる口臭が主体です。
この物質は、歯周病ポケットからの浸出液中で増えるため、歯周病が重度化すると、
その量も増えます。また歯周病の進行にともない、舌苔も増加します。
よって、歯周病は進行すると、歯周ポケットからと、舌苔からの双方から揮発性物質を産生されることになります。


その他の口臭

口腔以外の疾患のうち、以下に示すものが重度な場合に口臭を認めるようになります。

代謝性疾患:糖尿病(アセトン臭)

      肝機能障害:アンモニア臭

      腎機能障害:魚の腐ったような臭い

鼻咽喉疾患:副鼻腔炎・副鼻腔癌:タンパク質の壊疸臭

呼吸器疾患:気管支拡張症・肺結核・肺癌

消化器疾患:食道憩室・食道ヘルニア


5)109C90
WHO が社会的・経済的な状態によらず住民の齲蝕予防に有効としているのはどれか。
1つ選べ。

a 予防塡塞
b 甘味制限の指導
c ブラッシング指導
d フッ化物歯面塗布
e 上水道フッ化物濃度調整

正解 e


6)109C106
齲蝕リスクに反映するのはどれか。すべて選べ。

a 唾液のpH
b 唾液の分泌量
c 唾液の緩衝能
d 唾液中乳酸桿菌数
e 唾液中ブドウ球菌数

正解 abcd

e 唾液中連鎖球菌数 なら○?


齲食の原因 (Wikipedia)

口腔内には多くの細菌が存在し、これを口腔常在菌という。
この中には多くの原因菌が存在するが、
う蝕を引き起こす最も重要な菌はストレプトコッカス・ミュータンスであるが、
細菌の量や種類によりう蝕の進行速度が変わる。

う蝕原性菌、食物残渣、唾液は結合し、歯垢(プラーク)となって歯に結合する。
歯垢の付着は、臼歯の咬合面の溝や、
全ての歯の歯肉縁、歯科修復材料と歯の境において最も顕著である。

う蝕原性菌は、食品の特に糖質から乳酸などの酸を産生する。
歯垢の中に酸が大量に産生されると、口腔内のpH(水素イオン指数)が酸性に傾き、
歯の表面のエナメル質を溶かしはじめる
。これを脱灰と言う。

唾液の作用によって数十分すると、今度はアルカリ性に戻り溶けた歯が補修される。
これを再石灰化と呼ぶ。

酸性に傾き、アルカリ性に戻る状態をグラフ上の曲線で表したものをステファン・カーブと呼ぶ。


stephan-curve.png 

飲食をしたときに口腔内のPHの変化を表したグラフをステファンカーブといいます。

プラーク中に存在する細菌が口腔内の糖を分解し酸を作ります。

その酸により口腔内のPHは急激に低くなります。

これにより歯の脱灰が起こるわけです。
そして唾液の緩衝作用によりゆっくりと中性に戻ってゆきます。
(食事後はすぐに歯を磨かない方がベターかも!?、という根拠はここからきています。)

ですからとにかく気を付けていただきたいのはスナック菓子などのだらだら食べ、清涼飲料水のだらだら飲みです。
お口の中に糖が入るとPHは必ず酸性に傾きますから、
だらだら飲んだり食べたりしてしまうとずっと酸性のままで中性になかなか戻りません。
よって歯はずっと脱灰が繰り返されしまいには虫歯になってしまうわけです。

同じように食事の回数にも注意が必要です。
回数が多いとそれだけ何度も歯が脱灰ゾーンに入ってしまって虫歯のリスクが高くなってしまうわけです。

http://www.dr-sai.com/info-treatment/caries-prv


糖質には砂糖やデンプンなど様々な種類がある。
酸産生能は糖質の種類によって異なり、砂糖の主成分であるスクロースが最も高く、キシリトールは低い。
こうした様々な条件によって歯が脱灰する。この進行の最も重要な因子は、「量」でなく「頻度」である。
一度に大量に摂取することによる脱灰よりも、頻回に脱灰され続けた方が、う蝕が進むとされている。
口腔内のpHが低下すると、約30分間エナメル質は脱灰され続ける。
また、多量の糖質を摂取することでpHの低下の仕方や脱灰される時間の長さが変わることが知られている。
砂糖を溶かした水溶液では砂糖が10%の濃度となるまでこうしたpHや時間が変化する。



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2016/07/07 23:05 歯科衛生 TB(-) CM(0)
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