様々な医療福祉関係の資格試験に挑むブログ
プロフィール

かず

Author:かず
某総合病院で日々、臨床で忙しい医師カズです。
各種医療職の資格試験問題に挑戦しつつ、資格を目指す方々を励ますブログです。
内容は、国内の医師、歯科、薬剤師、看護師国試など、さらには米国医師資格試験(USMLE)、米国歯科医師資格試験(NBDE)あたりの問題にも挑戦する予定です。
応援よろしくお願いいたします。

ブログ使用時の注意点:
PCビューで見ると、答えが隠れています。
解答を見る場合は、”MORE”ボタンをクリックして下さい。
スマホですと、全てが表示されてしまうので演習目的の場合はPCビューがお勧めです。

広告
カテゴリ
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
学校・教育
10位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
その他
3位
アクセスランキングを見る>>
楽天お勧め
楽天トラベル
ブロとも申請フォーム
google+1
今回も頻出心電図

ecg_normal_sinus_rhythm.gif 
http://research.vet.upenn.edu/smallanimalcardiology/ECGTutorial/tabid/4930/Default.aspx


109回医師国試からの出題


109A-33

109a33.jpg

109ag14.jpg


解説、解答はMOREをクリック

関連記事(一部広告含む)


解説と解答

循環器が専門ではないので、間違いあればご指摘を!

症状:
5日前に
飲酒後の強い前胸部痛、冷汗
同日の嘔吐
左肩への放散痛
翌日には全身倦怠感、食欲不振

という病歴からは心筋梗塞がもっとも疑われ、
すでに5日経っているので、3日以上過ぎているため亜急性期といえる。

心電図をみると、

V1-V5のST上昇、T波陰性化
I, aVLのST上昇
、T波陰性化
(II, III, aVFの鏡像は不明瞭)
V1-V4のabnormal Q

が認められる。

以上から”広汎前壁の心筋梗塞亜急性期” ということになりますか。

選択肢のa, b, cは共に急性期に上昇はする。

しかし、
一般的な血液検査で異常を来す時間は、
白血球 2〜3時間、
CK 2〜4時間、
AST 6〜12時間 のようであるが、

たとえ上がっていても確定的とは言えない。

トロポニンT と I は非常に特異度が高く、 
発症3時間以上経過した心筋梗塞の診断にも役立つ。


★トロポニンについて http://medical-checkup.info/article/53277043.html

トロポニンとは、心筋細胞の筋原繊維を形成する収縮タンパクで、
トロポニンT、IとCからなります、これら3つのうち、
臨床的に測定されるのはトロポニンTとIの2つ です。

トロポニンは心筋の構成成分であるため、これが血液中に出現するということは、
急性心筋梗塞や不安定狭心症などによって、心筋がダメージを受けていることを意味します。

従来から測定されているクレアチンキナーゼやLDH(乳酸脱水素酵素)などの酵素や
ミオグロビン(筋肉ヘモグロビン)は、心筋の他に骨格筋にも多量に存在するため、
これらが血中に認められた場合には、心筋の傷害ばかりでなく、骨格筋の傷害かを鑑別する必要があります。

一方、トロポニンが認められた場合は、ただちに心筋が傷害されたと判定でき、
特異性が極めて高い検査といえます。
トロポニンは急性心筋梗塞発症後、数時間で血液中に出現し、2週間ほど高値が持続します。
このため、症状がはっきりせずに検査が遅れてしまった場合にも陽性を示し、心筋の障害を診断できます。


ということで、

正解: e (心筋トロポニンT)


歯科国試でも、トロポニンTぐらいのことは出てくるかもしれません。
一応、頭に入れておきましょう。



ECG異常の部位、障害部位、責任血管の対応表
 (Wikipedia)
障害部位ST上昇誘導ST下降誘導(Reciprocal image)責任血管
中隔(Septal)V1, V2(-)左冠動脈前下行枝(LAD)
前壁(Anterior)V3, V4(-)左冠動脈前下行枝(LAD)
前壁中隔(Anteroseptal)V1, V2, V3, V4(-)左冠動脈前下行枝(LAD)
前壁側壁(Anterolateral)V3, V4, V5, V6, I, aVLII, III, aVF左冠動脈前下降枝(LAD)、左冠動脈回旋枝(LCX)、左冠動脈主幹部(LMT)
広汎前壁(Extensive anterior)V1,V2,V3, V4, V5, V6, I, aVLII, III, aVF左冠動脈(LCA)
下壁(Inferior)II, III, aVFI, aVL右冠動脈(RCA)、左冠動脈回旋枝(LCX)
側壁(Lateral)I, aVL, V5, V6II, III, aVF左冠動脈回旋枝(LCX)、左冠動脈主幹部(LMT)
後壁(Posterior)V7, V8, V9V1,V2,V3, V4後下行枝(PDA)
右室梗塞(RV)II, III, aVF, V1, V4RI, aVL右冠動脈(RCA)

pict2.jpg 
心臓の冠動脈 http://miyanosawa-naikajun.com/contents/stenocardia/index.html







関連記事
2015/06/14 21:56 循環器 TB(-) CM(0)
コメント















 管理者にだけ表示を許可する

アクセス数
検索フォーム
知りたい疾患や用語に関連するブログ記事を探すのに使ってください
スポンサーリンク
カレンダー
05 | 2018/06 | 07
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
リンク
医歯学などの勉強に有用なサイトを随時増やしていきます。 リンクサイトでアクセス出来ないものあれば、メールフォームで遠慮なく教えて下さい。
ブログランキングなど
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: