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歯科医師国家試験 臨床問題を熱く語るブログ
【補綴(義歯)】リベースとリラインの区別 (2016年05月22日 配信) から転用改編 第108回C-53 です。 微妙な正答率(約40%)だった問題です。 108歯C53 全部床義歯のリベースの適用要件はどれか。2 つ選べ。 a 人工歯の脱離 b 義歯床の破折 c 軽度の顎堤吸収 d 適切な咬合状態 e 義歯床の著明な変色 関連記事、問題: 義歯「リベース」と「リライン」 108歯B-52解説:MOREへ スポンサーリンク 108歯C53 全部床義歯のリベースの適用要件はどれか。2 つ選べ。 a 人工歯の脱離 b 義歯床の破折 c 軽度の顎堤吸収 d 適切な咬合状態 e 義歯床の著明な変色 正解:de 【コメント】 本問ではリベースの適用について聞かれています。 まず重要なことは。。。 1 リベースとリラインは違う 2 リベース&リラインはどちらも咬合に問題がないことが前提 ちなみにリベースとリラインという言葉には日本補綴歯科学会の定義があります。 参考URL http://www.hotetsu.com/s/doc/reline_rebase_guideline.pdf#search='%E8%A3%9C%E7%B6%B4%E6%AD%AF%E7%A7%91%E5%AD%A6%E4%BC%9A+%E3%83%AA%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B9' 受験生の方が誤解しがちな点ですが、 リベース(リラインでも)では咬合を修正しません! リベース(リラインでも)をする際には咬合には手をつけないのです。 (注)リベース(リライン)後にほんのちょっとの咬合調整を実施することはありますが、 国試的には無視してよいと思われます。 aはインプラントなので関係なし? bはrepairしなければいけないということ? 選択肢c ですが軽度の顎堤吸収はリラインが適用されますので、リベースは関係ありまません。 答え は d e です。 以下は、ロムニー配信35号からの引用 リラインとリベースについての質問 リライン:義歯粘膜面を一層分レジンに置き換える リベース:義歯床すべてをレジンに置き換える(人工歯は残す) ここで重要なのは「リライン」です。 リラインには直接法と間接法があります。
リラインとリベース 分かりにくいです。 学会発表でも混同してるらしい。 もう少し分かりやすくすると、 リベース:人工歯以外の義歯床をすべて新しい床用材料に置換する リライニング:粘膜面を新しい床裏装材で裏装することによって不適合の部分を埋め合わせして、 顎堤との適合をはかる 英語だと、 Rebase と Reline この方が分かりやすい。 re-base:根元から総とっかえ re-line:re-layer, re-surface といってもいいのでしょうか? ![]() http://www.slideshare.net/indiandentalacademy/relining-rebasing |
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