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今回は巨細胞をまとめるのによい問題。

kyosaibou.jpg 
http://www.cuhk.edu.hk/med/paf/slides/chronic/iii-2.htm

108回歯科国試からの出題


108歯A-25

結核結節にみられるマクロファージ由来の細胞はどれか。
1 つ選べ。

a Aschoff 細胞
b 異物型巨細胞
c Touton 型巨細胞
d Langhans 型巨細胞
e Reed-Sternberg 細胞



解答はMOREをクリック


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解説と解答


選択肢を順に説明

巨細胞 (Oral Studioほか)

疾患によって多核巨細胞の形態はそれぞれ異なる特徴を持つ。

a Aschoff 細胞

リウマチ熱において主として心臓の間質に出現する。
腎形、切れ込みのある1-数個の核と好塩基性細胞質を有した巨細胞 = Aschoff 細胞
を認める。
Aschoff 細胞

Anitschkowcellまたは、 caterpillar cellを認める。

http://emedicine.medscape.com/article/1962779-overview#a5



b 異物型巨細胞 foreign body-type giant cell

異物性肉芽腫の際にも巨細胞が出現するが、これは異物型巨細胞と呼ばれ、
核は一般に胞体の中心部に不規則に集合しており、ラングハンス型とは区別される

異物巨細胞#

核が不規則に集まる巨細胞

http://www.pathologystudent.com/?p=6346




c Touton 型巨細胞

コレステロール結晶を異物とする肉芽腫には
細胞質にコレステロールや中性脂肪を多く持ったトゥートン型巨細胞が出現する。
この型では多数の核がリング状に配列し、脂質を含有した淡明な細胞質がその周囲を取り囲んでいる。

220px-Juvenile_xanthogranuloma_-_very_high_mag.jpg

若年性黄色肉芽腫内にTouton巨細胞(胞体内に脂肪を含み泡沫状、核はリング状に配列)

https://en.wikipedia.org/wiki/Touton_giant_cell



d Langhans 型巨細胞

結核結節のラングハンス型巨細胞は大きく、
核は細胞質の周辺に馬蹄形ないし花冠状に配列している。
細胞質は細顆粒状、好酸性でやや空砲状を呈し、四方に突起を出しているものもある。
類上皮細胞結節の中央に肉眼的に「乾酪化」、組織学的には「凝固壊死」が出現。

langujans.jpg

核は細胞質の周辺に馬蹄形ないし花冠状に配列

http://plaza.umin.ac.jp/~web-hist/cell-2.html



サルコイドーシスの巨細胞もこれに似ているが、
細胞質内に封入体を認めることがある。

サルコイドーシスの巨細胞 


中央にラ氏型巨細胞があり、それを取り囲むのがマクロファージ由来の類上皮細胞である。
http://www.jichi.ac.jp/usr/path/atlas/docs/190843.html



e Reed-Sternberg 細胞

ホジキンリンパ腫に認められる細胞。
核がミラーイメージのように二つ並んで見え、「フクロウの目」細胞とも呼ばれる。

ホジキンリンパ腫

成熟リンパ球の数倍以上の核を有し、核小体も大型で小豆色を呈するHodgkin細胞(矢頭)、
Reed-Sternberg (RS) 細胞(矢印)が出現する。
RS細胞では、核の中にある核小体というものが大きく目立ち、核が鏡で映したように二つ並んで、
あたかも「フクロウの目」のように見えます。「フクロウの目」細胞とも呼ばれる。
背景には、非腫瘍性の好酸球、形質細胞などを伴う。
背景のリンパ球に比べるとホジキン細胞が非常に大きいことがわかる。
サイトカインを産生しやすく、多彩な背景病変と関係している。


http://pathology.or.jp/corepictures2010/02/c04/01.html




長々と説明しましたが、
結核結節にみられるマクロファージ由来の細胞は、

d Langhans 型巨細胞 が正解。

今後、組織像が出題されることもあるかもしれないので、
まとめておきました。

各自、確認を!



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2015/06/17 23:57 病理:歯科 TB(-) CM(0)
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