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生化学の5問(ロムニーから)

ロムニー配信39号から転用改編



問1 腎機能で正しいのはどれか。すべて選べ。

A レニンを分泌する
B 体内の恒常性を維持する
C 赤血球の成熟に関与する
D カルシウム代謝に関与する
E 活性型ビタミンD を生成する


問2 DNA の複製の過程の中で二重らせん構造をほどくのはどれか。1 つ選べ。

A リガーゼ
B ヘリカーゼ
C 岡崎フラグメント
D DNA ポリメラーゼ
E トポイソメラーゼ


問3 心機能、肝機能の低下に共通して変化する血中酵素はどれか。2 つ選べ。

A AST
B ALT
C LDH
D ALP
E γ‐GTP


問4 細胞膜に存在するプロテオグリカンはどれか。1 つ選べ。

A デコリン
B アグリカン
C パールカン
D シンデカン
E フィブロモデュリン


問5 唾液よりも血漿に多く含まれているのはどれか。1 つ選べ。

A IgM
B ムチン
C ヒスタチン
D 分泌型IgA
E カリクレイン


解答:MOREへ

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解答


問1 腎機能で正しいのはどれか。すべて選べ。

A レニンを分泌する
B 体内の恒常性を維持する
C 赤血球の成熟に関与する
D カルシウム代謝に関与する
E 活性型ビタミンD を生成する



正解 ABCDE


これらは全て正解です。

レニンを分泌することで、アンギオテンシンを活性化します。
その結果、血圧が上昇します。

一方、カリクレインを分泌することで、キニンを活性化します。その結果、血圧が降下します。

その他、赤血球の成熟に関与する理由は「エリスロポエチンの生成」に起因します。

カルシウム代謝に関与する理由は「活性型ビタミンD の生成」に起因します。

まとめ:腎臓の機能

・レニンを分泌➡アンギオテンシンを活性化➡血圧上昇
・カリクレインを分泌➡キニンを活性化➡血圧降下
・「エリスロポエチンの生成」➡赤血球の成熟に関与
・「活性型ビタミンD の生成」➡カルシウム代謝に関与

★腎臓の機能が低下すると「尿酸」が増加します(代謝に異常が生じるため)。
その結果、痛風が起こります(骨、関節などで尿酸が結晶化するため)

せっかく、尿酸と言う言葉が出てきたのでお聞きしますが、
核酸の塩基の中で「尿酸まで分解(尿酸に異化)」されるのはなんですか?と聞かれたら
・・・「プリン塩基」を挙げましょう。アデニンとグアニンです。

★塩基対同士は「水素結合」で結合しています。
ついでに、染色体は「DNA」と「ヒストン(タンパク質)」からなり、M 期(つまり、細胞分裂期)にみられます。
DNA は損傷を受けると修復するメカニズムが備わっています。


問2 DNA の複製の過程の中で二重らせん構造をほどくのはどれか。1 つ選べ。

A リガーゼ
B ヘリカーゼ
C 岡崎フラグメント
D DNA ポリメラーゼ
E トポイソメラーゼ


正解 B

初歩的な複製の過程を問う問題です。
100%の正答率であることが望ましい部分ですが、
実際は8 割前後の人ができ、
1 割を超える人が誤る範囲でもあります。

まず、二重らせん構造を「ほどく」ものと「形成」するものの2つを分けて考える必要があり、
「複製の初め」に、二重らせん構造をほどくのが「ヘリカーゼ」です。

一方、「複製の終わり」に、二重らせん構造にするのが「トポイソメラーゼ」です。
したがって、正解はB です。

また、名前が似ているリガーゼというのは「岡崎フラグメント」と呼ばれるDNA 断片を結合させるものです。

なお、遺伝子関連のポイントとして、近年問われるようになったのが「遺伝子解析技術」です。

「PCR 法」:
この方法で用いるDNA ポリメラーゼを「耐熱性DNA ポリメラーゼ(Taq ポリメラーゼ)」と呼びます。
これは 「DNA」のある一部分だけを選択的に増幅させることができます

その他、
DNA の検出には「サザンブロット法」が、
RNA の検出には「ノーザンブロット法」があります。

似た名前であるのが「ウエスタンブロット法」です。
これは 「タンパク質の検出」 (翻訳の過程)に関与します。


問3 心機能、肝機能の低下に共通して変化する血中酵素はどれか。2 つ選べ。

A AST
B ALT
C LDH
D ALP
E γ‐GTP

正解 BE

心機能低下で変化するのは「AST」「LDH」「γ‐GTP」「CK」など。

一方、肝機能低下で変化するのは「AST」「ALT」「ALP」「γ‐GTP」など。

よって、「AST」「γ‐GTP」が両者に共通する逸脱酵素(増加する)となります。

★AST 関連で・・・アスパラギン酸はAST によって「オキサロ酢酸」に変化します。
★ALT 関連で・・・アラニンはALT によって「ピルビン酸」に変化します。

この変化を脱アミノ反応と呼び、その結果、グルタミン酸が生成されます。


問4 細胞膜に存在するプロテオグリカンはどれか。1 つ選べ。

A デコリン
B アグリカン
C パールカン
D シンデカン
E フィブロモデュリン


正解 D

プロテオグリカンがどこに属するかは確実に押さえておきましょう。

デコリンやビグリカンは「骨」に存在します。

軟骨には「アグリカン」が存在します。
細胞膜には「シンデカン」があり、
基底膜には「パールカン」がありますので、正解はD のシンデカンとなります。

なお、
E のフィブロモデュリンは「軟骨」や「腱」に存在しますが、
軟骨としてはとりわけ重要なのは「アグリカン」や「バーシカン」となります。


問5 唾液よりも血漿に多く含まれているのはどれか。1 つ選べ。

A IgM
B ムチン
C ヒスタチン
D 分泌型IgA
E カリクレイン


正解 A

ここは暗記です。
正解はA の「IgM」となります。

過去問でも既に出題されていますが、その他、血漿に多いのは「IgG」「アルブミン」が重要となります。

唾液成分で忘れがちな覚えてほしいこと

・味覚に関わる(味蕾発育)もの ➡ ガスチン
・歯周組織の破壊を抑制するもの ➡ シスタチン
・抗菌作用のある酵素 ➡ リゾチーム、ペルオキシダーゼ
・唾液腺ホルモン ➡ パロチン
・保護作用、滑らかにする作用、細菌の凝集作用、血液型活性 ➡ ムチン

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