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貧血、チアノーゼ、黄疸
ロムニー配信34号から引用改編 この3つのうち、いずれか(あるいは2つ)が110 回の国家試験に出ると思います。 もしそれらが必修に出た場合、 できなければ相当な痛手になるのは言うまでもありません。 特に「貧血」と「チアノーゼ」に関しては出題されないほうがおかしいくらい、 ここ最近はずっと出題されています。 次の質問に答えてください。 次のうち、チアノーゼを呈するものに○をつけよ。 ・貧血 ・大量出血 この選択肢の中には今回のキーワード「貧血」も含まれています。 チアノーゼというのは「割合」です。 したがって、 そもそもの赤血球(つまり、Hb)の絶対量が減っている「貧血」「大量出血」では、 チアノーゼは呈さない のです。 よって、共に×です。 チアノーゼというのは 「血中の還元Hb(酸素と結合していないHb)が5g/dl 以上」 になる状態を言います。 その領域の皮膚や粘膜に「チアノーゼ(暗青紫色)」を呈します。 ![]() http://www.slideshare.net/rawanayman/cyanosis-32715992 これに関連して「メトHb」という概念があります。 メトHb とは「酸素と結合できないHb」のことを言います。 これが血中で1%以上ある場合、「メトヘモグロビン血症」と診断されます。 メトヘモグロビン血症は最悪の場合「死」をもたらしますが、 最初の段階では「チアノーゼ」や「悪心、嘔吐」がみられます。 豆知識 ・メトHb 血症:酸素と結合できないHb が血中で1%以上占める状態 ・メトHb 血症への対応:メチレンブルーの静脈注射 さて、今回の本題に入ります。 貧血、チアノーゼ、黄疸の確認のポイント! まず、貧血を疑う時の視診の箇所は『眼』です。 ただし、黄疸を疑う時も『眼』を視診します。 しかし、同じ眼であっても観察する箇所が違います。 貧血の場合は眼瞼結膜 を確認します。 通常ここは「やや赤い」色を呈しますが、貧血の時は白っぽく (pale) なっています。 ![]() http://www.slideshare.net/dsmr/medicine-5th-year-5th-lecture-dr-sabir 一方、 黄疸の場合は「眼球結膜」を見ます。 黄疸になると、眼球結膜が黄色になります。 ![]() http://patient.info/health/jaundice-leaflet 同じ眼でも診る場所が違う。 仮に問題にて、 黄疸の視診確認として「眼瞼」を視診と書かれていたら、 それは不正解となります。 続いて、チアノーゼを確認する時にどこを視診とするかというと、 『口唇粘膜』 『舌下粘膜』 ここが「暗青紫色」になっていたらチアノーゼを疑います。 まとめ 貧血 ➡ 眼瞼結膜 黄疸 ➡ 眼球結膜 チアノーゼ ➡ 口唇、舌下粘膜 |
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